私は沖縄県庁の農林水産部に勤務しています。専門は森林・林業職で、木材産業の振興に関する業務に従事しています。家族は妻と男の子が2人の4人です。休日は4歳になる次男坊と可能な限り遊ぶなど一緒に過ごすようにしています。学生時代はプロレス同好会を設立し、毎日プロレスや格闘技ばかりやっていました。その他、音楽もやっていて、ジャズやロックを演奏していました(今はほとんどやっていません)。趣味は音楽鑑賞で朝の出勤時からモーツアルトを中心にジャズやクラシックを聞くのが日課になっています。
自然科学系の専門職なので、問題点の解決については直感で対応することがよくありました。ところが、予算の権限を掌握する財務の事務の方々にはなかなか理解してもらえず、お金をつけてもらえないことが多々ありました。そのため、誰にでも理解してもらえるようなコミュニケーションスキルの獲得が必要だと思い、自己実現などに関するいろいろな書籍や情報を集めていたのですが、そんな折、あるメールマガジンで大前研一の「考える技術」の内容について紹介があり、ビジネスブレークスルーの存在を知りました。理路整然とした文章とともに、事実に基づく時代の先を見抜くその内容は、これまで読んできたどの情報よりも遙かにレベルが高く、自分もこのようなスキルをマスターしたいと迷わず大学院への入学を決意しました。
自然科学系の専門である自分には、経済に関する知識や情報が乏しいことを常に感じていました。そのため、日経新聞などを購読していたのですが、いくら経済に関する記事を読んでも、腑に落ちる内容は一向に見あたりませんでした。そんな中、メールマガジンで知った大前研一の提言はこれまで読んできた経済専門家の意見を遙かにしのぐ内容で、説得力にあふれたものでした。そこで、この人が創設した大学院であればと思い、迷わずBBT大学院を選択しました。
「コーポレート・ファイナンス」です。一度単位保留になりましたが、再度チャレンジし、何とか単位を取得。その際の教訓は、苦手なものは時間をかけて正面から対処するしかないということでした。そのため、証券会社に勤める知人にいろいろ教えてもらい、基本的な知識習得から始めました。
大前学長が担当する科目で取り組む「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。毎週リアルタイムで時事問題を解決する訓練でしたが、とにかく頭を使いました。相手の立場からモノを見る、問題点の本質を探す、解決策を示す。これらの作業を繰り返すことで、自分の感覚では、半年ほどで考え方が180度入れ替わったような手応えがありました。しかし、大前学長の提案には足元にも及ばず、提案パターンが無限で、人間、頭を使えば解決できない問題はないんだと実感した次第です。
一切、先入観は持たない。常に頭の中は真っ白なキャンパスの状態で準備を整えておき、何が入ってきても受け入れ可能な状態にしておく。この心構えは難しいことですが、私の目標でした。また、大学教授というと分析したり評論するのが当たり前だと考えていましたが、実践学を徹底したBBT大学院の方針により、このような先入観は木っ端みじんに吹き飛びました。これからの教育は、社会における実践を前提としたカリキュラムでなければならないと強く感じています。
仕事と学びは、在学中は完全に分けて時間を配分することができました。しかし、家族はそう割り切ってはできません。そのため、休日は学びの時間と家族で過ごす時間を柔軟に分割し、常に時間調整するように配慮しました。例えば、家族旅行に行くときは試験時期を外してもらうとか一月前に決めるとかし、工夫をしました。それでも家族の時間は犠牲になります。現在はその時の失われた時間を取り戻そうということでかなりの時間を子ども達との時間に割いています。
ディスカッションに参加しないと単位がもらえないということで、論理的かつ簡潔に書く文章作成に最も苦しんだと思います。このような思考回路は初めてだったので慣れるまで相当のエネルギーを使いました。また、通勤時間が往復3時間、車での移動でした。そのため、講義を通勤中に受講する場合は、受講ボタンをその都度停車して押すなどしていました。さらに大好きなお酒(ビール)の量が激減したことも苦労というより寂しい思い出としてあります。
問題解決に当たって、情報収集から分析、問題の発見、解決策の提案まで一連の流れで考え行動できるようになりました。同僚と議論していても、その差は歴然と感じるようになり、また周囲もそれを認めています。といっても十分とは全く考えていません。一生かかってもこのようなスキルをマスターできるとは考えていませんが、人生のライフワーク、あるいは到達点として常に意識して精進することを毎日の楽しみに過ごしています。
論理思考、相手の立場になって考える癖等、ものの見方、考え方が劇的に変わりました。それは人間関係にも応用されています。しかし、一番の変化は謙虚にしかし大胆に挑戦することができるようになったということです。大前学長とリアルタイムで同じ時間を過ごし、人間の能力には限界がないということを皮膚感覚で味わったことが、諦めずに限りなく頑張れる自分を確立させてくれました。
沖縄の県民を「頑張れるウチナーンチュ」にすること。そのためには、政治や行政を変える必要があります。現在の目標は2年以内に独立しコンサルティングとコーチングを手がけたいと考えています。
自分というモノは、自ら思い込んでいるほど高い能力を持っているわけではありません。そしてあなた自信も実は無意識にそれを自覚していて、どこかで「どうせ俺はダメだから」と思い込んで挑戦を諦めてはいませんか? 自分の限界を悟りそこから立ち上がっていくドラマチックな経験をしてみたいと思っているあなた、BBT大学院に飛び込んで見てください!あなたの現在の実力の限界を骨の髄まで思い知らされ、どん底まで落ち込んでみる。しかし、後は上っていくだけです。この経験はBBT大学院でしかできません。しかし、落ち込むと言っても心配は無用です。同期がお互いに励まし支え合い、高め合っていきます。世界中にこのような信頼のネットワークができるのです。是非チャレンジを!