私は、顧客管理システム(CRM)の導入支援、活用提案をする企業の取締役として経営企画を担当しています。 18年を超える会社員生活では、政府・自治体、農業分野、小売・サービス業のお客様のITプロジェクトに参画してきました。 ITプロジェクトで培った計画・管理と問題解決の経験を活かしながら、経営陣の一人として自社の成長を通じて、お客様・社会に貢献できるよう取り組んでおります。
MBA取得を考えたきっかけは、今後の社会人生活において飛躍できるよう自分自身をバージョンアップしたいと考えていたためです。
私は、新卒でNTTに入社し法人営業部門で技術営業をプリセールSEを経験しました。30歳を超えた頃から日本国内にとどまらず、海外でも活躍できるビジネスパーソンを目指したいと考え、2008年にマイクロソフトに転職いたしました。しかしながら、グローバルに展開する企業の一員として業務を遂行する中で、経営的な思考と英語力が自分の弱みとして強く感じるようになりました。
各種ビジネス書や英会話スクールに通学するなど自学自習に取り組んではおりましたが、ビジネススキルを体系的に学ぶ手段としてMBA取得を検討していました。
大前学長の著書の巻末に記載されていたBBT大学院の案内に興味を持ち、入学説明会に参加させていただいたところ、私が弱みとして感じていた経営的な思考と英語力を学習できるとともに、MBAの学位も取得できることに魅力を感じ、チャレンジしてみたいと考えました。
MBA取得について、経済的な負担と仕事との両立から進学をあきらめておりましたが、BBT大学院では、エアキャンパスという時間と場所にとらわれない通信学習制であり、仕事をつづけながら、リーズナブルな受講料で一流の実務家も講師を務めるカリュラムが受講できることが決め手となりました。
「問題発見思考」です。
経営スキルを学んでいく中での基本となる思考法ですが、入学前にロジカルシンキングに関する書籍などで概要は理解したつもりでしたが、自分自身がいかに過去の経験に頼ったアプローチをしていたことを痛感しました。ようは、自分が経験したことがある範囲でしか問題に対してアプローチしていなかったということです。
講座の中では、演習を通じ、「情報収集」、「分析」、「論理的帰結」の一連の流れを繰り返し練習することで、実践的なスキルを得ることができました。
講義から、本質的な問題を発見し、解決策を考えだす素地を作ることを学ぶのは、もちろん、グループワークでは、自分が経験したことのない業種や役職の視点を学友から共有いただくことで、自分の視野を広げ目線が上がりました。この学びによって、卒業後も環境の変化に対して「事実ベース」で物事を確認していくことが基本動作になったと感じています。
起業論です。
講師の松本先生は、サンマイクロシステムズ、シスコシステムズの日本法人を立ち上げをされた方です。私は、受講当時シスコシステムズに在籍していたことから、スクーリングを通じて自社はもちろん日本におけるインターネットの創世記の話を先生から直接お話しを伺えたこと非常に貴重な経験となり刺激を受けました。講義の中で教えていただいた、成長していく組織に訪れる試練は、松本先生が実際に経験されたことをシェアいただき、もし自分だったらどうするだろうということを受講者全員で徹底的にディスカッションしました。現在私は、IT系企業の経営企画を担当していますが、この講座で得た経験は実務に直結しています。
入学の決め手となったオンラインによる遠隔教育システムAirCampusは、想像以上に強力なプラットフォームでした。通勤や出張などの移動時間など今までは読書をしていた時間に勉強ができるようになりました。また、AirCampusに自分の意見をどんどんアウトプットするだけでも自分自身の思考が整理されていくのですが、論理的ではない投稿に対しては他の受講生の厳しい指摘が待っています。この経験を通じて、素早く自分自身の考えを事実ベースで論理的にまとめる力が向上しました。
大前学長は、「やりたいことは全部やれ!」Don’t wait for tomorrow! という著書があるくらい、仕事も家族も大事にされる方です。入学後、学長のスケジュールや週末の遊びっぷりを拝見し、言い訳ができないなと感じ、仕事と学業はもちろん家族との生活でもやりたいことはどんどんやろうと決めました。
私は、妻との食べ歩き旅行が趣味なのですが、在学期間中、年二回の海外旅行のペースでプライベートを充実させ、妻の満足度を高めながら大学院で学ぶことができました。
唯一留意した点としては、インターネットアクセスと電源の確保です。それさえ確保できればBBTは世界中いつでもどこでも勉強できましたので大変助かりました。
英語です。
グローバリゼーション専攻では、一年次は日本語で経営管理を学び、二年次は講義を英語で学びます。二年次進級時に、TOEIC850点相当の英語力の確認が必要なのですが、私は初年度パスすることができず一年次留年しました。
そもそも、入学時TOEICで700点に満たないレベルであったため、一年次にBBTが提供する「実践ビジネス英語講座」を活用するなど英語に向き合うべきでしたが、経営管理の科目が楽しくて注力しすぎてしまったことを反省しています。
翌年、英語に再度取組み無事に進級条件をクリアし、2回の海外ワークショップを含むこのカリキュラムを終えた現在、入学時の目標であったグローバルで活躍するために必要となる実践的な経営に関する知識と英語力の基礎を習得させていただきました。
自分を取り巻く環境や社会がどのように変化していくのかアンテナを張り、自分はどのように行動するか常に意識するようになりました。
これは、RTOCS(アールトックス)の経験が大きいのですが、「自分が〇〇の経営者だったら、この経営課題に対してどう考え、どう取り組むか?」といった大前学長からのお題に基づきホットな経営者の立場でディスカッションをし自分の結論を導き出すのですが、お題は日本の企業はもちろん海外の企業や、時には政治家がテーマになることがありました。
入学前まで聞き流していた自分の生活に直接影響がないと思っていたニュースも当事者の立場であればどのように考え、取り組むのか常に考えることが習慣になりました。日々新たな視点、気づきをいただきながら自分自身のリアルな行動に反映することができるように努めています。
自分自身の発想を邪魔する、知覚、感情、文化、環境、知性、表現の壁を取り除いてくれました。これは、大前学長が監修・監訳している、メンタル・ブロックバスターで取り上げられている内容ですが、まさにBBT大学院で実践させていただきました。
私が入学する際に立てたキャリアゴールは、世の中の流れがどのように変わろうとも、自分自身で考え世界中どこでも自分自身の力で衣食住を確保しながら、社会的に貢献できる人間になることでした。大学院を修了した現在もそのキャリアゴールは変わっていません。日本国内にとどまらず、世界の動きを視野に入れながら社会に貢献する仕事、活動を創り出すことができればと考えております。
大前学長は、日本人のアンビションを解き放ち、それを実現するための準備をし、スキルを獲得することにおいて、エンパワーしたい。「エンパワーメント」とは、本来、その人が持っている力を発揮させることと言います。BBT大学院は、皆さんの本来持っている力を発揮できる場が整っていますので、ぜひご活用ください。