ハウスメーカーで戸建て注文住宅のSalesとして従事後、IT企業へ転職し、Salesの他、事業企画、新規ビジネスのマーケティング、営業企画等に従事してきました。現在は、社会インフラ系の顧客向けに従来のSIビジネスの他、AI関連サービスの提案をしています。
当時所属していた事業企画部門において、社会課題に関する自由なテーマで8か月近く企画を練っていました。外部有識者、潜在顧客へのインタビューも様々な角度から12~13件は行なったと思います。しかし結果的に社内審査は通りませんでした。審査結果のフィードバックに対し納得が行かなかったこともあり、もう少し探求しようと考え始めていたところBBT大学院への入学が頭に浮かびました。大学院の説明会には7~8回出席したと思います。そうしているうちに入学が徐々に現実味を帯びてきて、BBT大学院で学びを深めることで企画が通るための要諦が身に付けられるという思いに至りました。
勤務している会社で新型コロナ禍を機に一気にテレワークが浸透しました。仕事との相性を考えた際、授業が決められた時間に対面必須であったならば移動時間、スケジュール確保等、時間的にかなりロスが発生することが予想されました。またテレワーク以外の日は職場まで夫婦共、片道1時間半以上かかる通勤距離で休日は子供の面倒を夫婦交代でみている状況下では講義を好きな時間にオンラインで受けられる以上の優位な選択肢は考えられませんでした。BBT大学院では、その他にテキストディスカッションに比重がかなり置かれ、常に緊張感をもって取り組める点が自分に合っていると感じました。先生方も現役でビジネスをされており、且つビジネス経験豊富な方であることが決め手の一つになりました。
財務会計には少し苦手意識がありました。講義は配信日からあまり時間を置かずに視聴しテキストディスカッションもこまめに行うことで後でまとめて視聴ということが無いように心がけました。またスクーリングにはリアルで参加し、質問を受ける逃げられない環境に身を置くことで自分の補強する点を意識するようにしました。それにより最終試験には補強する点を意識し、そこに十分な時間を確保できるようにしました。
インタビューを行う必要がある科目は他にもありますが、この卒業研究は予めテーマが決められているわけではなく自分でテーマ選定から始める点で試行錯誤もあり学びが大きかったです。個別面談後フィードバックを複数回頂く機会があり、先生方からの客観的なアドバイスは中身をどのような観点で補強、ブラッシュアップしていくべきか非常にためになるものでした。卒業研究は2年間の学びの集大成と言われますが、締め切りぎりぎりまでフル稼働で取り組んだ自分にとって最も成長を感じ取れた科目です。
途中うまく行かないことも多々ありましたが、考え続けたことで自分自身の限界を突破できた瞬間を数多く経験しました。そのような経験をすることで、考え続けなければ自分に与えられた有限な時間がもったいないと思うようになりました。
私の大学院入学の2年半後には娘の大学入学が控えていたため、初めから2年で卒業する予定を組みました。仕事は仕事仲間とのコミュニケーションは必須ですが、定時以降や休日はよほどのことが無い限り切り上げることを実行しました。そうすることで大学院に意識が行き、科目受講に集中できた気がします。家族、特に子供には休日あまりかまってやれず、その分妻にも間接的に負担をかけてしまったと思いますが大学院を2年で卒業することを宣言したため結果的に協力を仰げたと思います。
最後まで苦労したことがテキストディスカッションにおいて議論を深める、あるいはあらたな視点を提起することです。途中、途中で意識はしますがいろいろ考えているとあっという間に時間が経ってしまうことが何度かありました。また投稿一つに40分、あるいはそれ以上を要することも何度かありました。ディスカッションでは常にFACTが求められますが、ディスカッションしているうちに自身の思考の癖のようなものがついつい出てしまい、それを軸にFACTで論拠付けするため視野がだんだん狭くなっていると感じることがありました。
IT企業に身を置いていて新たなバズワードを耳にする機会や上司から様々な方法で指示や意見を求められることがあります。以前は初めて聞くワードに関して一から調べて理解しようとしていたため、それにかなり時間を割いていました。今では学び続ける習慣ができたため、上司から聞く前に自身の方が知っていることが増えたように思います。また知らないことに関しても、それ単体ではなく他のこととどう結びついているのか、自分で能動的に理解しようとするため、物事の全体像をつかむことが非常に早くなったと実感しています。
自身の仕事にあまりなじみのない領域に対しても、興味関心の幅が広がり、問いを立て検証する機会が増えました。そうすることで理解が深まり、関連する情報にもアンテナを張ることが増えたように思います。さらに特に文字情報において、以前は読み込むための時間がかかり必然的に読み込む量に限りがありましたが、大学院入学後はそこに何が書かれていて、重要なことは何かを比較的短時間で読み込み、且つ理解するようになったと感じています。
卒業研究のテーマにもしましたが、今後ますます深刻化することが見込まれる障害福祉分野の人材不足課題に寄与するサービス提供者になるため、起業を視野に入れています。現在、地元周辺の障害福祉施設の事業者が集まる協議会に参加させて頂いております。今後、障害児(者)は増える一方、それを支える人が増えていないため取り組む余地は大きいと感じています。
過去に私はBBTで大学院とは別の講座を単発で受講していた時期がありました。それを仕事で活かそうと提案書にまとめて社内メンバーへプレゼンしたことがありましたが、なかなかうまく行きませんでした。そうしているうちに月日が流れ、学んだことを活かす機会も時間と共になくなりました。大学院では一定期間仲間とディスカッションで切磋琢磨し、経営学を体系的、且つ実践的にみっちり学び続けます。そしてやればやった分だけ血肉となり、それが自信となります。卒業後も実践的に学んだことを活かす場が出てきます。在学中は時間のやりくりやお金の工面で大変なことがあると思いますが、人生のある一時それだけの時間とお金を投資した以上のリターンがあると思います。