私は、今の会社に入り13年になり、大きく経理/財務、人事の2つの仕事を経験してきました。経理/財務では、月次決算や経営分析、人事では人事制度企画、人材育成と経営資源のヒト、カネに関わる仕事に携わってきました。現在は、親会社に出向しており、そこでもう一つの経営資源であるモノに関する企画を考える部署にて仕事をしています。
私がMBA取得を考えたのは、グローバル化とAIの発達により、将来自分の仕事がなくなるのではないかと危機感を感じたことがきっかけです。今の自分を抜本的に変えないと、これからの激動の時代を生き抜いていけないと猛烈な焦りを感じ、BBT大学院の門をたたきました。
BBT大学院に決めた理由は、2つあります。1つ目は大前学長から学べるという点です。入学前に大前学長の本を読み、仕事に関するヒントをたくさん得ていました。大前学長の科目があり、大前学長から実際に学ぶことが出来ることを知り、非常に魅力的だと感じました。2つ目は、サイバーで学習できる為、自分の都合に合わせて学ぶことが出来るという点です。入学と同時に出向で親会社にて勤務することが決まっており、仕事が忙しくなることがわかっていました。そのため、空いた時間で自分の都合に合わせて学べるという点は非常に魅力だと思い、決断しました。
短期間で新しいビジネスアイデアを具体的に考え出す『イノベーション』は苦労しました。無から有を生み出すことをそれまでほとんど経験したことがなく、アイデアを具体化に苦労しました。何回も講義を視聴したり、ACでの様々な角度からの議論を通じて理解できていない点も腹落ちさせることが出来、最終的に克服することが出来ました。
問題発見の科目で課題整理、本質課題の導き出し方を学んだことが仕事で一番役に立ちました。様々な意見や課題が出てくる実務の中で、それを整理し、課題をあぶりだす、その方法について学ぶことができたことで、仕事のやり方が大きく変わり、成果も出せるようになりました。
自分の空いた時間で学ぶことが出来る環境を提供してくれるBBTの教育環境は非常にありがたかったです。仕事で不規則になりがちな時でも、自分の時間に合わせて学ぶことが出来たことは、学びを続けることに役に立ちました。
空いている時間はほぼ学びの時間に使った為、正直バランスはとれていなかったと思います。学びだけではなく、仕事も忙しく、プライベートの時間を犠牲にしたことも多かったと思います。しかし、人生トータルでバランスを取ればよいと割り切り、今は学びに投入する期間だと自分に言い聞かせ、勉強に全力投球しました。
一番苦労したのは『卒業研究』です。新規事業立案をつくることを選択しましたが、テーマ自体を何にするかということだけではなく、事業プラン全体を具体的に描く必要があります。正解のないテーマに対し、インタビューやアンケートを通じて自分で考え解を出しましたが、その解に対し担当教授から様々な角度から指導をしてもらえます。その指導内容が非常に鋭く、その指導内容に対する解を考え、具体的なビジネスプランとして完成させることが非常に難しく、苦労しました。しかし、自分に何が足りないのかを認識することができたので、実りも非常に大きかったです。
仕事のやり方が大きく変わりました。様々なファクトを集め、それを整理し、本質的な課題をあぶりだす、その方法は入学前から知ってはいましたが、実際に実務の中ではなかなか実行出来ずに時間ばかりがかかっていました。しかし、BBTで実戦形式で本気で取り組んだおかげで実務でも実際に使うことが出来るようになり、仕事の質も大きく向上させることが出来るようになりました。
今までは難しい課題が与えられると自分にはできるだろうかと思い悩むことも多々ありました。しかし、BBTでの学びを通じて、どんな難しい課題でも解決できるという自信を身につけることが出来ました。今では、難しい課題があると、積極的に手を挙げ挑戦するようになりました。
今後は様々なことにチャレンジしていきたいと考えています。今までは自分の能力に自信がなく、一歩を踏み出すことが出来なかったことに、BBTの学びを通じて手に入れた問題解決力という武器をもとにチャレンジし、後悔のない人生を歩んでいきたいと思います。
自分の人生をより良いものにしたいと様々なことにチャレンジしてきました。その中で、BBTでの学びは自分の価値観や仕事のやり方を変え、新しい可能性の道を切り開いてくれました。入学前と後では見える景色も変わったと思っています。人が死ぬ時に後悔することは、やったことよりやらなかったことだと聞きます。迷ったら「とりあえずやってみる」、これが自分の可能性を拡げ、後悔しない最良の一歩だと思います