20代で生産管理業務を経験し、30代で商品企画業を担当しました。商品企画では商品戦略の立案、商品損益管理、工場の海外移管の実行などを行いました。工場担当におけるロウアーマネジメント、商品企画におけるミドルマネジメントを経験し、現在はより営業現場に近いところでマーケティングや技術営業の業務を担当しています。
ビジネスを行うために必要不可欠な力とは何かを考えたときに、問題解決力などの実践的な実力養成が必要不可欠であること、そして常に考え答えを自分で出していく力を訓練する場が必要であったこと、これら自分のキャリアパスに必要不可欠なスキルを得るためMBAの取得を考えました。
自分の実力を磨きたいという一心でいろいろな書物を読み漁りました。その中でも大前学長の著書との出会い、そしてその中での切り口の鋭さへの驚きや教えそのものに興味をもちました。最初はBBTの問題解決コースを受講したのですが、その講義で実践的な学びが多かったこともBBT大学院に入学することの後押しになりました。
正直今だに苦手な科目です。大前学長は常々現代の経営資源は「人、ひと、ヒト」と仰っておりますが、会社管理で人ほど難しいものはないと考えています。人の心は管理したくてできるものではないと思っているからです。組織論では過去の経験をベースにエッセンスを学ぶことができますので、一筋縄ではいかないものと考えますが学びをベースに体当たりで実践あるのみと考えております。また大学院での機会がなければ真面目に勉強してみようとも思ってもみませんでした。
もともと起業を夢見てこの大学院を選んだわけではないですが、だからこそ違った視点で起業に対して向き合うことができたのではないかと思います。千本先生他、実際に起業された方々の熱い思いを直接聞くことができ、起業に対する思いや世界観が変わったと思います。未だに自身の起業への思いは立っておりませんが、自分の中にも起業の思いはないのか?と常に自問自答しながら、新しいビジネスの種を探そうとするようになったと思います。
仕事がら海外出張が多いのですが、どこにいても学ぶことができる点が最大の特徴だと思います。また通勤時間を活用してRTOCS(Real Time Online Case Study)のための資料探しや復習など、隙間時間も活用しやすい環境が整っています。ただし、考えて意見を発していく必要がありますので、仕事との両立のなかで時間に追われるところもありました。一方、学友との出会いとその励ましを受けながらかつ、全てが自分の糧になると信じ前向きにとらえることで乗り越えれたのではないかと思います。
何事もコミュニケーションは大事だと思います。自分が今何を考えているのか、これからどうしたいのか、家族とどんな生活をしていきたいのかをしっかりと相談、会話しました。そのため家族の理解もあり、2年間は家族に我慢して頂いたこともあり学びに集中できたと考えます。
基本飲み会等会社の付き合いは極力参加しないようにしていました。時間が勿体ないこともあり、そもそも参加が必要なのかを考えるようになったのもいいきっかけになったと考えます。また、勉強時間を捻出するために私の場合は朝の時間を活用していましたが、この生活リズムを作る、体を慣らすことにも時間がかかりました。
どうしても日々の仕事に追われてしまうと、末端の小さな問題に目がとられてしまいがちです。Factを理解することは大切ですが、そこから本質的な問題が何かまでを整理・把握すること。大学院の学びがあったことで、日々の仕事においても意識するようになったと考えます。
自分が持たない価値観を持つ多くの学友との出会いがまた自分への刺激となりました。例えば起業なんてまったく考えていなかったのに、周りの学友が起業をしている姿を見ることで刺激を受けたり、また違う業界の方もたくさんいらっしゃいますので、自分の業界との違いを学んだりと講義以外からも多くを学ぶことで、人との出会いの大切さも学ぶことができたと思います。
人口問題を含め日本が緩やかに衰退し元気がなくなっていると日々感じています。一方、お隣中国はIT技術も持ち合わせて世界を席巻しようとしています。自ら世界に出て、世界で戦い、世界でどう稼ぐか。大学院で学んだ技術を活用しこの課題に取り組んでいきたいと考えています。そして自分の将来のためだけでなく、家族や未来の日本のために自分のできることをしたいと考えています。
自分が何をして、どんな人間になりたいのか?正直、MBA大学院を検討するまで漠然としか考えていませんでした。きっかけをもって自分の思いの深堀やまた新しい夢を考える多くの機会を大学院の学びから得ることができたのではないかと思います。一度きりの人生を、どう充実させるのかBBT大学院を通して一緒に考えてみませんか。