大手通信キャリアの福岡支店において、金融機関向けの法人営業を13年間担当しています。また、2013年10月に父が福岡県で一番小さい東峰村の村長に就任したため、村長に対するアドバイザーとしても活動しています。
結論としては、体系的に、かつ短期間に経営学を学び直したいと考えたからです。父から、「読め!」と、大前学長の著書「世界が見える、日本が見える」を渡されたのが、小学校5年生の時でした。それ以来、私は大前学長の著書のほとんどを読み、自分なりに経営学の勉強も行ってきました。しかし、自己流の学習に限界を感じ、より体系的に、かつ短期間に、あらためて経営学を学びたいと感じ、MBA取得を決意しました。
結論としては、教授陣の質の高さです。BBT大学院は、様々な分野で高い業績を残されて来られた、プロフェッショナルなビジネス・パーソンの方々が教授を勤められています。そのため、理論だけでなく実績と経験に裏打ちされた実際的、かつ実質的な学びが得られるのではないか、と期待しました。
コーポレート・ファイナンスには若干苦戦しました。理由は、複雑な数式が沢山出てきた為です。私は超文系人間で、算数や数学からは出来るだけ遠ざかるようにしてきたので、講義の最初の部分でかなりの危機感を感じました。しかし、阿竹先生の「理論を教えるのでなく、理論の使い方を教える」という方針に助けられました。具体的には、複雑な数式の計算を、全てエクセルの関数で処理する方法を教えていただいた事です。そのため、エクセルさえ使えれば、数学が超苦手な私でも、かなり高度な財務分析を実施するスキルを身につける事が出来ました。BBT大学院の「実際に使えるスキルを身につける」という方針がまさに具現化された講義だと感じました。
PSA、問題解決思考です。理由は、極めて実戦的な講義であったからです。PSAは、マーケティングリサーチから本質的問題解決の発見、そして解決策の策定という一連のプロセスを、自分一人で考えぬく事が求められます。US12では、携帯電話会社の経営改善が最終課題でした。私がマーケティングリサーチにより得たデータを元に導き出した結論は、「通信料金が安いスマホの市場投入」でした。その半年後、各携帯電話会社が安価なスマホの料金プランを相次いで発表しました。私が導き出した結論は、携帯電話会社各社の打ち手と同じだったのです。そのニュースに触れた時、私はPSAの威力を感じると同時に、自分自身が極めて実践的なスキルを身につけた事を深く実感しました。
BBT大学院で教えられる事は、教育ではなく「生き方」ではないかと私は考えます。BBT大学院では、極めて実践的な問題解決の手法を学びます。しかし、その問題解決のスキルも、「問題を解決しよう!」という強い意志がなければ、実際に活用する事はできません。BBT大学院で学び、問題解決のスキルを身につけると言うことは、今後の人生において、プロブレムソルバーとして、常に主体的に様々な問題の解決に献身する、という生き方を選択する、という事ではないかと私は考えます。実際、BBT大学院で教鞭をとる先生方も、実際のビジネスで大きな問題を解決し続けて来た方々ばかりです。常に実践し、常に問題を解決し、少しでも社会や会社を良い方向に導く。そのような生き方にチャレンジする覚悟が、BBT大学院で学ぶにあたって必要ではないかと、私は考えています。
二人の子供たちには、2年間申し訳ない事をしたと感じています。やはり、時間というリソースの使い方が、勉強優先になってしまったという事実は否めません。今度、それを取り戻していきたいと考えます。一方で、私がBBT大学院で学ぶ事に触発され、私の配偶者も看護専門学校に入学し、新たなキャリア形成にチャレンジする事になりました。自分自身が、仕事と家庭と勉強のバランスを取る事に苦労した経験を活かして、配偶者の勉強とチャレンジをサポートしていく決意です。二人の子供たちは、両親共に勉強に没頭しているという家庭環境で、大変寂しい思いをしたと思います。しかし、人は一生勉強し続けなければならない、という事を両親の背中を見て感じてもらえれば、と思っています。
タイムマネージメントでしょうか。時間というリソースをどう効率よく使い、ワーク・ライフ・スタディバランスを達成するか。それは、人生での一つの大きなチャレンジではないでしょうか。しかし、何とか時間をやりくりしていくうちに、自然とタイムマネージメントのスキルが高まるという効果もあります。もし、BBT大学院での学びへのチャレンジを検討していらっしゃる既婚者の方がいらっしゃれば、入学前にご家族に対して何故BBT大学院で学び、どんな成果を得たいのかについて、しっかりとプレゼンを行い、納得を頂くことを強くお勧めします。
説得力が大幅に向上したと感じています。それは、エアキャンパス上でのディスカッションが、BBT大学院では必須だからです。エアキャンパス上でのディスカッションは、文章のみで行います。それ故、文章で表現できるファクトとロジックのみで、相手を説得する必要があります。ほぼ全ての講義でエアキャンパス上でのディスカッションは必須ですから、数限りなくファクトを調べ、ロジックを組み立て、相手にぶつけ、反応に合わせて更にファクトを調べ、ロジックを組み立てる、という事を繰り返します。この繰り返しが、結果的には「説得力」を大きく向上させる事に繋がります。私は営業職ですから、自社の価値をお客様に認めていただくために「説得」を行う必要があります。その「説得」の質が、大学院入学前の根拠の無いフワフワしたものではなく、ファクトに裏打ちされたガッチリしたものに変わったことを、常に実感しています。
まわりに流されなくなりました。世の中の常識や、マスコミ等の報道内容をそのまま鵜呑みにする事が無くなり、自分で調べて自分で考える、というクセがつきました。結果的に、そのクセは自分自身の人生をマネジメントするために必要なスキルであると、私は考えます。BBT大学院での学びを通じ、会社任せ、人任せの人生ではなく、自分自身は何がしたいのか、それを達成するためには何をどうすればいいのかを深く考え、実践するための力を得たと考えます。
短期的には、東峰村長である父の仕事をサポートすることで、人口減少が続く過疎の村を、何とかターンアラウンドさせる事が目標です。過疎の村は問題だらけですが、その問題解決のために、BBT大学院で学んだスキルをフルに活用できています。また、東峰村のターンアラウンドにあたって、BBT大学院で培った人脈が大きく役立っている事も、併せてご報告いたします。事を成そうと思えば、自分一人では何もできません。共有の問題解決手法を学び、かつ様々な分野で専門的なスキルを持つBBT大学院の卒業生のネットワークは、「村長参謀」を勤める上で、何者にも代えがたい価値があります。
悩んでいるなら、チャレンジしましょう。仮に大学院を修了できなかったとしても、何もしないよりも遥かに価値があります。4年間かかっても、最後まで頑張って修了できたら、非常に大きなベネフィットをあなたの人生にもたらしてくれると思います。そう言える理由は、BBT大学院で学ぶことで、自分の人生を自分でマネジメントするためのスキルを身につける事が出来、自分で自分の人生をマネジメントしたいと強く思っている仲間と出会えるからです。今後、我々が生きていく時代は、会社も国も自分を護ってくれない時代だと私は考えます。そのような時代を生き抜くためには、自分自身で自分の人生をマネジメントしていかなければなりません。そのための第一歩を、BBT大学院入学で踏み出すことは、あなたの人生に決してマイナスにはらないと思います。