【経歴】
2005年からドイツに6年弱、ベルギーに3年間海外事業子会社に出向し、経営企画・構造改革プロジェクトマネージャーを担当。14年に日本に帰国し、グローバルメジャーアカウントの営業担当を担った後、15年10月より現職。東京丸の内オフィス勤務。38歳(16年4月時点)。
【現職】
情報機器事業部門で欧州の営業管理グループに所属し、欧州地域の営業管理&子会社管理全般ならびに買収提案を担当。
当社の事業&組織変革を先頭から牽引するリーダーを志す。
【その他】
高校・大学の7年間はアメリカンフットボールに没頭し、大学では2度の学生日本一に貢献。
サイバーコミニケーションよりお酒を介したリアルの方が力を発揮しやすいタイプ。
趣味は、出勤前にジムで筋トレすること。
1.ドイツ・ベルギーでの海外駐在経験で、自分のキャリアの中でもコアになるような経営に関する知識を積むことができたと考えていましたが、その知識は実務経験や独学で得たものであったため、それらの成否や抜け漏れが分かりませんでした。そのため、MBAコースでの学びを得ることで、経営知識を体系化・深化させ、社内外に通用するレベルに昇華させたいと思っていました。
2.グローバルリーダーシップ養成を意図したグローバリゼーション専攻を受講することで、今まで培ってきた海外での経験をさらにレベルアップして確固たるコアコンピテンツにしたいと思いました。今後、特にグローバルな経営に携わる者にとってMBAはビジネス共通言語と考えていました。
3.異業種、異職種、バックグラウンドの違う受講者の方々と意見をぶつけ合い、議論したいと思っていました。特に、「グローバル化」と「その中で日本人がどうやって活躍するか」というテーマについて考えることは当時の私の興味でした。
海外赴任中であったため、学校選びに際してロケーションと時間の束縛が少ないこと、また実践で活かせるカリキュラムであることの2点を優先条件としていたところ、BBT大学院のカリキュラムはこれらをクリアしており、これらが大きな決め手となりました。さらに、以前より大前学長や楠木教授の本を拝読しており、教授陣の充実度に出願を大きく後押しされました。
業務上買収に携わっていたものの、バリュエーション部分は担当者や外部に任せていたため、『Corporate Finance』の内容は一つひとつの要素の意味をしっかり理解していませんでした。幸い、グループの皆さんが優秀でしたので、グループワークでのメンバーとの議論の中で、うまく消化できました。
組織変革やグローバルリーダーシップについての考えを、非常に明快でわかりやすく体系だった形でまとめ上げられており、目から鱗な内容が多かったです。また、会田教授のGEでの長年のグローバルリーダーシップの実践経験に基づくプログラムのため、一言一言に説得力があり、また自分自身の描くグローバルリーダーシップ像をすでに体現されていたため感銘を受けました。さらに、サイバー上の講義だけではなく、F2Fの講義を数回、最後の受講後に懇親会を開いて頂き、直接的に会田教授とお話をできる機会があり、教授の熱を肌で感じることができたことも大きな財産になりました。
講義の内容は、いわゆるアカデミックなMBAコースに留まらず、非常に実践的かつ最新のビジネス環境を考慮した教育で、日々の業務や日常生活にすぐ活用できる内容が多かったです。経営のトピックに留まらず、社会へのアンテナも高くなり、自身のみならず子供の教育方針まで考えることができたことは大きかったです。また、BBT大学院のサイバー上での運営は、隙間時間の活用と活発な議論を可能にし、忙しいビジネスパーソンにとって非常にフィットした運営であると思います。
私の場合は、どうしても発言を更新する時に考え込むタイプなので、平日の隙間時間は講義視聴と他の学生の発言を読むことにし、熟慮した発言はしっかりまとまった時間が取れる週末にまとめて投稿しましたので、週末を勉強に費やすことがほとんどでした。2年次後半は仕事も多忙を極め、平日の勉強時間がまともにとれない中、グローバリゼーション専攻は毎週のように課題が課せられていたため、週末はたまに子供と半日遊びに出るくらいでそれ以外は勉強に費やしました。家族の理解なしには実現しなかったと振り返ります。
通常業務に単純にオントップでBBT大学院での学びの時間を取っていたので、睡眠不足、PCに長時間向かうことで腰痛や肩のコリ、ストレスからくるアレルギー発症、運動不足による脂肪率アップなど、最後の半年は体調が万全でない中での取り組みとなりました。ジムで運動をするなど、解消法はあるものの時間がなさすぎました。健康があっての学びですので、これからMBAに挑戦される方にはくれぐれもご自愛頂きたいです。
1.問題解決と経営知識を日常業務に活かしています。実際に、業務の中で複雑な問題解決の局面に遭遇しても動じません。
2.上司のリーダーシップを発揮することを期待したり、自分の立場が上がってから発揮するというスタンスをやめ、「今、この時にリーダシップを発揮する」を意識するようになり、周囲への働きかけが増え、いい雰囲気で仕事ができています。
3.世界の情勢や、日本の社会問題について考える機会が多かったため、子供の教育方針をしっかり持つことができました。
経営知識の体系化・昇華、グローバルリーダーシップ研磨を目的にBBT大学院に入学しましたが、ここでの学びはMBA過程に留まらず、世界・国内の情勢から個々人の生きる姿勢への問いかけまでと幅広かったため、人生を豊かに生きる知恵や心構えを学び、その過程で自立した自分の軸が定まりました。業務への影響に関しては、『Global Leadership and Corporate Transformation』の会田教授の「リーダーシップにポジションは関係ない。その場、その時で発揮するもの。」という言葉を胸に、常に当事者意識を忘れずチームを引っ張るという意識変革ができました。
当社のような日の丸メーカー企業を変革のBest Practiceとして紹介されるような会社作りに大きく貢献することが目標。そのために、周囲に大きく影響を与え、多数を巻き込めるほど魅力と能力のある個を磨き続ける。夢は、ハーレーに乗って世界を旅すること。老後は、色気を残す粋なちょい悪ジイサンになること。
答えのない時代を生き抜くためには物事の本質を見抜く洞察力と行動が必要になります。BBT大学院での学びのベースになるサイバー上でのダイナミックな議論は、沢山の角度からの意見から得た集団知を生み、物事の本質に出会うことができます。また、その過程で真剣に議論した仲間は、なぜかF2Fで会っても面白く熱く語れる仲間です。これらは、何物にも変えられない私の一生の財産です。いわゆるMBAの枠を超えて、一周りと言わず、二周り、三周りも成長できる可能性に是非チャレンジしてみて頂きたいです。