現在、製薬会社の営業担当(MR)として、最新の医薬情報や自社医薬品情報の提供活動を行っております。
病院・クリニックの医師等の専門家との面談のため、専門知識の習得は必須となり、多忙かつ地位の高い相手のため、ニーズを的確に把握し、提案をするスキルが要求される仕事となります。
そのスキルを磨くために、日々、「思考する」ことの重要性を肌で感じ、自己研鑽することを意識して活動しています。
新卒から弊社に勤め、8年目となる今、社内でのキャリアビジョンを持ち、挑戦していきます。
MBA取得を考えたきっかけは、「社内のキャリアビジョン達成に近づくため」です。
私は現在、営業担当者として、会社への利益獲得や地域医療貢献を目的に仕事をしています。しかし、業務を通じていくうちに、
会社での業務効率化や地域を越え、国の医療制度への提言を通じて、自分が貢献したいと思うようになりました。
それには、しかるべき本部部署への異動が実現への近道と考え、MBAという体系的な知識取得者という点を社内にアピールできる点やより深い知識を習得した後、再度キャリアビジョンを考えるためです。
BBT大学院でなければならない理由は、「現在の会社を辞めることなく、大学院に通うことができる」という点です。
社会人を辞めることなくMBAを取得できることは、これまでの人生設計を狂うことなく、自分を高めることができます。
こちらが実現できるのは、BBT大学院しかありませんでした。
そして、通常の大学・大学院では、同世代の20代中心の年齢層であるのに対し、現在第一線で社会人をしている年齢も経験も所在地も違う生徒が集まる点も刺激があるのでは?と考えました。
最後に、大前研一氏の講義を直接・タイムリーに受講できる点は一生の宝物になるだろうという期待もあり、決断をしました。
私は、薬学部出身という背景から、経営学全般の知識は非常に少ない状況で、特に不得意な科目は「アカウンティング」の財務分野でした。
しかし、自分のキャリアプランの実現には、絶対に必要な知識であったので、注力して学習をしました。
具体的には、教授・TAが推薦頂いた補助教材(例:簿記3級試験対策問題集)を購入して、学習をしました。
ただ、教授の丁寧な講義に加え、定期的な課題があるため、実際に貸借対照表を読み込んで、計算するなど、自然と知識がついてきました。
一番を決めるのは非常に難しいですが、自分に特に足りなかった能力の補完ができた「問題発見(解決)思考」です。
マッキンゼー出身の一流コンサルティングを経験された教授陣から直接講義を受けることは、通常では経験のできないものでした。
具体的には、マッキンゼーにて使用されていたツールも使用しながら、課題に取り組み、自分のスキルにしていく内容でした。
BBT大学院の教育は、24時間、時間を自由に使えるため、超効率的であることが、最大のメリットでした。
通常の業務では、営業という背景から、毎日業務時間が違うため、固定した時間での受講は厳しいので、自分の空いた時間を活用できました。
しかし、自分への甘えが一番の敵となり、勉強を怠ってしまうと、就学が遅れてしまいます。
そこで、TAや同期の仲間の積極的なディスカッションなど姿勢に流れに乗ることで甘えを乗り越えることができました。
仕事・家族(プライベート)・学びのバランスを保つことは、非常に大変でした。
仕事では、営業先の変更など環境変化や家族では、在学中に子供が産まれる等の変化もあり、学びへの時間確保やモチベーション維持は非常に苦戦しました。特に、単位申請タイミングには拘りました。シラバスが公開されており、試験期間や課題時期も明確に記載があるので、自身の仕事や家族のスケジュールと合わせて申請しました。具体的な科目の内容などは、教務の方やBBT大学院出身の先輩に相談をしたことが、より現実と合った申請ができたと考えております。
BBT大学院で学ぶにあたって一番苦労した点は、Q26でも記載の内容である「仕事・家族とのバランスと時間確保」です。
平日が仕事中心になってしまった週であれば、土日を大学院の時間に当てることや、早めに仕事を終えた日であれば、夜の時間を大学院の時間に当てるなどタイムスケジュールに慣れるまで苦労をしました。
本学での経験をした私は、論理的思考向上によって、業務を体系化することができています。
また、基本的な情報処理能力は格段にスピードが上がりました。
具体的には、自身の営業業務において、市場分析、活動スケジュール管理、行動のPDCAサイクル化等をシステム化することで、自身だけではなく、社内の他の社員にも再現性を持たせることのできる内容としました。このように業務の「可視化」ができております。
BBT大学院での経験から変化したことは、物事を自分で熟考し、その課題を明確にして、具体的な解決策を限りなく近いルートで導き出すことができるようになりました。その背景としては、毎週のケーススタディ(RTOCS)を行っていたことで、「自分なら~」という視点で、期限を決めて結論を出す訓練をしていたからです。
私は、武田薬品工業(株)の海外支社長を目標にしています。
今後の医薬品市場の予測を見ても、海外市場の増加が著しいことは周知の事実です。そこで、自分が第一線で、市場を開拓したり、競合メーカーに負けない戦略を打ち出して、日本発の世界企業を盛り上げていきたいと考えています。
想像以上に大変であることは間違いないです。
しかし、その挑戦を乗り越えた時は、現在や未来に待ち構えている難題にも必ず立ち向かえる力(思考力)を得ていると思います。
また、大学院時代の体系的な知識習得は序章であり、それを基礎に自ら学ぶ力がついていますので、一生勉強の姿勢が身につきます。