在学中にベンチャー企業に転職しました。それまでは外資系IT企業で事業企画のお仕事をしていましたが、もうすこし自分自身が事業立ち上げに関わりたいため、今はデジタルマーケティングを遂行するソフトウェアの企画・営業を中心に活動しています。
前職で接点のあった海外の方で優秀な人はMBAホルダーが多く、素朴に興味を持ったのがきっかけです。あとは、IT業界一筋でキャリアを構築してきたため、同じような意識を持った異業種での人脈を獲得したいという理由もありました。
正直、仕事を辞めてまでMBAを取得する意義は当時も今も感じていません。ビジネスの成果を高めるためにリアルなビジネス活動を止めることは強い抵抗感があります。そこが一番BBTのコンセプトで共鳴した点です。あとは、大前さんの著作が腹落ちすることが多かったという理由もあります。
営業系のお仕事が多いため、ビジネスエシックスのケーススタディにはなかなか取り組みが難しかったのを覚えています。克服というよりは、分からないことは素直に分からない、と質問することで、周囲がうまくフォローしてくれました。
毎週旬なお題を元にクラスメートと議論するリアルタイムケーススタディは、非常に頭の訓練になりました。なにより現在進行形でその結果がトレースできるので、関心の維持も出来るため学習意欲も落ちずに取り組めました。
オンラインの利点は言うまでもないですが、好きな時に参加できること、トレーサビリティが高いことにあります。但し、その利便性と同時に強制性がないとのデメリットがあります。
そこをカバーするのが運営からのフォロー連絡やオフラインでの同期との飲み会など、これもセットでよく考えられた教育の仕組みだなと痛感しています。
丁度子供がうまれた後だったので育児分担は必至でした。従って、家族で話して平日は学校に集中し、土日は育児を手伝うという仕組みにしました。勿論試験は週末が多かったので例外でしたが、家族の協力のおかげでなんとかこなせました。
オンラインとはいえ、想像以上に仕事と育児との両立はつらかったです。講義の視聴は移動時間にこなし、お昼時間・深夜に投稿を行うのですが、まとまった時間がとれないとアウトプットの質も高めるのが難しいのでその時間をどう確保するのかが一番苦労しました。
正直実践となると、学んだ知識は全く使えていないが、元々そこの期待値は低かったので問題とは感じていない。むしろ考える力自体が底上げされ、問題解決にあたる時のスピードと仮説精度、何よりあきらめないしぶとさが役に立っていると感じている。
正直なところ、知識はいくらでも書籍やネットから入手できるので、学んだ用語とかは全く意味がないです。在学中にベンチャーへ転職したのですが、それはやはり志の高い同期の方々との議論とその熱に影響を受けてのことだと思います。それが一番の変化です。
まずは自分自身が、今の会社で事業をより成長ステージに押し上げる原動力となれることが当面の目標です。中長期的には、ITという道具を巧く活用して、新しい価値を世の中に提示出来る活動に携わりたいと思います。
合うかどうかは、正直それぞれの主観的判断によるしかないのですが、結局どの学校でも入らないと分からないことが多いです。つまり、どんなにカタログや人の話を聞いてもどこかでそれ以上聞いても無駄になるので、迷うならさっさっと選んじゃいましょう。合わなければ退学すればいいだけですし。金銭的なリスクをとりたくない人は単科生からでもいいと思います。