当初は数理部門で各種料率の作成や、各種交渉を行っていました。その後、企画の配属になり、今までの経験、データ分析を基に、会社方針を検討する部門に移動になりました。大学院に入学する前は、子どもの学校のPTA会長を3年引き受け、新しい世界が見えてきたので、新しい世界には必ず何か得るものがあると考えて行動をしています。
転職を決意して、会社に辞表を提出した時、今までの自分のままでは何も変わらない、何か違ったことを行って変わりたいと考えていました。今までと同じことをしていたら、転職した意味がないと思ったからです。そう考えている時に、知人に転職するのであれば、勉強をしたらいいのではと言われました。そのあと押しもあり、MBA取得を考えました。
紹介してくれた知人が、思考回路がしっかりしていて、その人と一緒に働きたいと思うぐらい、一目置いている人でした。その人が勧める大学院で学べば、その人に近づくことができるのではないかと思い、BBT大学院で学ぶことを決めました。
特に苦手と思う科目はありませんでした。全てが興味深く、新しい発見と学びの連続でした。
科目ではありませんが、RTOCSにて毎週レポートを書き、その振返りをすることが自分を見つめなおす良い機会になったと思います。また、卒業後のスクーリングなど、履修が終わってもその後の学習する機会を与えてくれる状況に感謝しています。2020年の春のスクーリングは新型コロナの影響で中止になってしまい、スクーリングに向けて勉強をしようと思っていたところだったので、残念でした。
在学中は、毎週RTOCSのレポートを作成すること自体が大変で、その本当の重要性は卒業したあとに気が付きました。卒業して、レポートを提出しなくても良いという解放感はありましたが、同じ状況で学ぶクラスメイトと論議をすることが無くなったことが残念です。レポートの提出があるからこそ、それに向かって議論をするということの重要性を認識しました。
毎週RTOCSを行わなくてはならないので、隙間時間をうまく活用しても時間が足りません。ゴールデンウィークなども勉強の時間にある程度は使う必要もあり、家族の協力は必要不可欠です。では、それを利用すればいいと考えましました。私には、中学生と小学生の子どもが二人います。「お父さんが勉強をしているのに、あなたたちはなぜしないの」と、良く話しかけていました。お父さんもやっているから、仕方ないというような形で、子どもも勉強をしていました。妻には、私も子どもも勉強しているのだから、あなたも資格を取ってみては。と言って通信教育をやるようになりました。みんなで勉強をして、勉強を家族の行事にしました。
勉強時間の確保が大変でした。通勤時間が1.5時間程度かかるのですが、勿論座れることはありませんので、通勤中はスマホで授業を聞くようにしていました。しかし、最終レポートの提出が近くなると、パソコンでの作業が必要になります。運が良いことに、グリーン車がある電車を利用していましたので、パソコン作業が必要な時にはグリーン車を活用し、さらなる時間の有効活用をするという工夫もしていました。
実務を行う上で、今まで大学院で学んだ3C分析やPEST分析などを、現状の業界の動向を分析するときに活用しています。そして、RTOCSで学んだ結論を出すときの引用の使い方など。今までは頭で考えるのが当たり前だったことを、まずは問題点を書き出してそれに対してどのようなアプローチがあるかを考え、その根拠を導き出すことです。根拠がないのであれば、自分でアンケートをするなどして、根拠を自ら作るということも、大切な作業であると学び、今でも実践しています。
相手と対面で説明をすることができれば簡単なことも、BBT大学院では対面はほとんどありません。AirCampus上でテキストベースで議論をすることになります。まずは、相手がどんなことを感じているか分からないので、発言をしないと何も考えていないことになります。よって発言して相手の考えを見つけることを更に学びました。行動をしないと何も始まらないということを、学び、失敗したとしても命を取られるのはないのだから、「まず行動をする」と考えるようになりました。
如何に周りの人を巻き込んで一緒に行動をしていくことの重要性を学び、実践していきたいと考えるようになりました。自分一人ではできることは限られますが、2人いれば考え方も2通り出てくる可能性があります。AirCampusでの学びも同様でした。「卒業論文」で、民泊事業拡大を如何にやっていくかをテーマに取り組んだ時も、人では考えることに限界がありますが、人と交流することでその可能性が広がります。人と如何に交流して、将来にできることを大きくしていくかを目標に人と交流していきたいと思っています。
入学を検討しているということは、何かを迷っているのだと思います。まずは行動してみるのが良いと思います。自分が将来なりたい人物像が、この学校の卒業生にいるのか調べてみては如何でしょうか。元日本代表ラガーマンの廣瀬俊朗さんも卒業生で、彼の出演しているドラマをみてBBT大学院の卒業生だと知り、ビックリすると共に、彼の経歴にも驚きました。彼のような生き方もあるのだなと。卒業後の自分の姿を想像し、自分のなりたい人が卒業生にいるかどうかを確認し、選ばれるのも一つの手段だと思います。