2004年に現在の会社に入社し、以来エレクトロニクス部門で、液晶ディスプレイ用部材の営業販売に従事してきました。もともと海外勤務を希望していたこともあり、2008年からは台湾台北市に駐在しています。
プライベートでは、BBT大学院修了直前に第一子が生まれ、育児に勤しんでいます。
「自身の経営に関する能力を伸ばしたい」と前向きな危機感をもったことがきっかけです。
仕事の上では、日々状況変化し他社との競争が激化していました。そのような中で、他社と差別化し競争に勝ち抜くために、経営管理的な考え方や知識を書籍等から学んできましたが、実践で応用していく部分が不足しており、独学での限界を感じていました。
また、台湾で生活する中で、能力が高く独立志向の強い台湾人の生き方を間近で見る機会が増え、ビジネスの最前線に立っている30代前半の今、論理思考力、問題解決力、構想力などをしっかり身につけ新たな価値創造をし現状を打破していかなければ、世界の同世代のビジネスマンに差をつけられてしまうなと感じていました。
理由は2つあります。第一に、講義内容が充実しているためです。スピードが最優先される社会にあって、「過去の成功・失敗体験」的な時代遅れの内容ではなく、大前学長講義のRTOCS(Real Time Online Case Study)に代表されるように、旬のビジネステーマを最前線で活躍されている方から直接講義が受けられ、クラスメイトとの議論を通しより実践的な問題解決力を養えることに魅力を感じました。第二に、時間や場所を選ばずに働きながら世界中どこでも学べるためです。台湾から異動の可能性もある中で、遠隔教育のメリットを最大限に引き出すAircampusにとても利便性を感じました。
アカウンティング・ファイナンスは全く基礎がなかったため、講義の受講と指定図書の読み直しを繰り返し、基礎の強化を徹底しました。また、学んだ内容をすぐにRTOCSで実践することで、考え方・知識の定着に努めました。その甲斐もあり、2年間で理解度を大幅に向上し、仕事の面でもお客様の財務分析をする際に、学んだことを活用することが出来ています。
大前学長のRTOCS(Real Time Online Case Study)です。毎週、「あなたが〇〇社長だったら、△△の課題をどのように解決するか」というテーマが与えられ、大学院で学ぶ知識を総動員し、2年間で約100のケースに取り組みます。クラスメイトとの議論で学びを深め、自身の考え方を発展させることが出来ました。また、大前学長と自身の回答とを比べることで、思考のクセを客観的に振り返ることも出来るため、毎週日曜の夜が楽しみでした。特に思い出深いのは、自身が所属する会社がテーマとして取り上げられた時です。社長になったつもりで会社の問題点を発見し、方向性を考える中で自社と取り巻く環境への理解を深めることができました。その上、大前学長やMBA候補のクラスメイトからも様々な結論・意見をもらえとてもありがたい機会でした。
大変満足しています。BBT大学院に決めた2つの理由(講義内容の充実、遠隔教育の利便性)は当然として、一生大切にしていきたい繋がり(クラスメイト、先輩、後輩、教授等)が出来たことが一番大きいです。また、ビジネスシーン以外も一生使っていけるモノの考え方(問題発見・解決の基礎となっている論理思考)が学べました。
仕事はきっちりやりましたが、家庭はかなり犠牲にしました。台湾に来て間もない妻にかまうことも出来ず、土日は家でずっと勉強していました。かなり苦労や寂しい思いをさせた2年間でした。家族の支えのおかげで勉強出来、感謝の気持ちでいっぱいです。
キツく濃密な2年間で、仕事柄、取引先との食事会もあったので、時間管理に非常に苦労しました。隙間時間を作っては講義を受講し、夜に発言投稿が多かったです。1年目の後期は複数の講義と会社の試験が重なり、ほとんど睡眠出来ないこともありましたが、家族の支えとクラスメイトや事務局の方のサポートに助けられたと思います。
RTOCSの考え方(「〇〇の立場だったらどうするか」という仮定で当事者意識を持つこと)は、営業職の私にはそのまま仕事に活かすことが出来ています。お客様との会議でも「お客様の経営陣だったらどのように経営課題を解決するか」という観点で財務分析など含め提案をするようにしています。以前に比べるとお客様と深みのある議論をし、信頼関係の構築が出来ているように感じています。
なぜなぜ問答ではないですが、一つの事象の背景にある本質的問題は何なのか、そのために当事者意識をもってどう解決して行くのかということを考えることが習慣になりました。常にそのように考えていくと、課題に対し楽観的且つ問題解決思考で取り組む態度が重要で、自分自身が良い意味で変わり続けていくことが大切なんだと気づき、実践しています。
大学院で学んだことを活かし、現在所属している事業での新たな展開や、ゼロからの事業を創出を通して、潜在的な不満を解決し社会貢献をしていきたいと考えています。また、新事業創出に加え、M&Aやターンアラウンドのような経験を積み、将来的には問題解決力を持った経営者になりたいと思っています。
私は大前学長の書籍からBBTの存在を知り、まずは社内の研修でBBTの短期講座(「マネジメントとリーダーシップ」、「戦略発想法」)を受講しました。この期間含め入学まで3年間かかりましたが、最後は「やらずに後悔するよりもやってみて判断しよう!」と入学を決めました。今は、もっと早く入学していても良かったなと思っています。充実度120%で絶対おススメです。