経済学部を卒業後は、特にやりたいことも決まっておらず、フラフラしていました。興味のあった商材を扱っている今の会社に縁があり入社しました。セールス中心の業務ですが、業務改善立案・提案等を行っています。
キャリア設計を考えた時に、今のままでは海外はおろか、国内でも通用しない危機感を覚えました。何をすれば良いのか分からず悩んでいた時に知り合った方がMBAホルダーで、その方を通じてMBAを取得についていろいろ知る事が出来ました。
MBAを取得する事によって得る事が出来るビジネス知識や学びを通して成果を出してこられた方の体験談を聞くと、「取得価値あり」と判断。それ以外にも人的ネットワーク構築の魅力も教えて頂きMBA取得を目指すことにしました。
「土日祝日休み」という条件で仕事をしていなかったことと、仕事が終わる時間が不規則であり、通学は物理的に困難でした。
以前、オープンカレッジで、斎藤顕一先生の問題解決プログラムを受講していたこともあり、BBTであれば自分の勤務条件でも学習する事が出来ると判断。
マッキンゼーで結果を出してこられた大前学長の思考を学ぶことが出来るのも魅力的でした。
財務系は今まで触れる機会がなかった為、受講当初は全く理解できずにいました。
しかし、分からないからといって諦めるわけにもいかず、与えられた課題図書のを繰り返し読み返したのと、同期との議論の中で理解を深めていくことで克服する事が出来ました。
オンラインだからこそ、だとは思いますが、講義を何度も視聴し直すことが出来るのもBBT大学院ならではですし、AirCampusで議論を行う際も、議論がテキストとして残っている為、読み返して復習することが出来るのも助かりました。
問題発見思考では、今起きている現象の「本質的な問題」を発見する手法を学びます。
この手法は繰り返し学ばないと身に付きませんし、今でもまだまだ修行が必要ではありますが、実践でも非常に役立ちました。
また、その延長線上にある、とも言えるRTOCS(Real Time Online Case Study)では、実際の企業が直面している課題について自ら解決策を1週間で考え抜くことを行うのですが、問題発見思考と同様に、ファクトに基づいたロジックの組み立てが要求されます。
このトレーニングが一番辛かったですが、実際の仕事をファクトベースで進める為非常に役立っています。
受講する講義一つひとつこなしていくごとに、全ての要素が繋がっていきました。
その成果を試す為の訓練が、毎週行われている「RTOCS(Real Time Online Case Study」だと思います。
入学当初と比較すると、自分は勿論のこと、クラスメイト全員の議論や提案レベルが上がっていきます。
卒業する頃には内容の濃い議論になり、現実味のある解決策を考えだすことが出来るようになっていました。
講義一つひとつが、実践で役立てる事をベースに組み立てられている為、RTOCSでも現実味のある提案ができるようになりますし、また実際の仕事でも同じ様な視点で仕事ができるようになっています。
入学当初は、帰宅後23時より勉強を始め、遅い時には午前3時、4時迄勉強し就寝するスタイルを取っていましたが、仕事にもプライベートにも影響が出始め、家族にも心配されるようになってきました。
どちらにも影響を与えない様にする為に、学習する時間帯を深夜から早朝5時半スタートに思い切って変更し、0時就寝を守りました。通勤時間の電車内や仕事の休憩時間を有効活用する事で、仕事もプライベートも、勿論学習の効率も良くなり上手く回り始めました。
幸いにもあまり体調不良を起こすことはありませんでしたが、受講スケジュールをあまり考えずに履修してしまったため、受講科目が重なり、キャッチアップ出来なくなってしまいました。
履修した科目を落とすことはありませんでしたが、理解度が浅くなってしまった科目もあったので、もっと計画的に履修登録すべきでした。
社内での業務改善や、企画立案等の際は、今まで以上にファクトベース(数字等の事実)で提案するようになりました。
また、問題解決で学んだロジカルシンキングも活かされ、論理的に提案することで自分の提案が通る様になりました。
セールス面でも、お客様との商談ではロジカルに説明する事でより納得してもらえるようになり、営業成績にも直結しました。
どんな課題が自分に降りかかってきても、決して諦めることなく「絶対に解決策はある」と信じ、問題発見やRTOCSで鍛えられた思考で解決策を模索しやり抜く姿勢が身に付きました。
最初はダメでも、ダメだった理由を考え、次に活かすことで必ず良くなっていくので、そのプロセスを楽しむことも出来る様になりました。
BBT卒業後に、転職することに成功。新しい職場では新規事業創出機会に溢れています。まずは、そこで実績を積み新規事業を立ち上げる事を目標に取り組みます。
将来的には起業する事を目指したいですが、起業する事が目的ではなく手段であると思っているので、手段として起業が選択肢として出てきた時に起業したいと思います。
BBT大学院では日本だけでなく、海外で活躍されている方も入学されます。海外で働かれているからこその視点は非常に勉強になります。
また、離れていても家族以上に長い時間AirCampus上で議論を交わしている為、初めて会っても以前から知っているかのように違和感なく接する事が出来ます。
ただ、AirCampusでは文章でやりとりをする為、たまに悪気がなくとも不快な思いをさせてしまうこともあります。嫌な思いをしても、させてもお互いを尊重し合いながら、2年間密度の濃い中で議論すし切磋琢磨していく事で構築される信頼関係は卒業後もずっと続いていくものだと思います。