清涼飲料のメーカーで主に営業戦略などの立案実行を司る営業企画部で働いています。大学院の学びを通じて自分の管理範囲だけではなく、会社全体を俯瞰してみる事ができるようになってきたのでスキルアップはもちろんですが、視座も高くなりました。
いつかは自分で起業し、世の中に貢献したいと考えていました。海外駐在なども経験させてもらい、経営に近いポジションで仕事をしてきたものの、本当に経営スキルが身に付いているのかと自問自答。自分で起業するにはスキル不足であると考えBBTに飛び込みました。
数多ある大学院とは異なり、BBTではRTOCS(Real Time Online Case Study)で今起きている企業の課題(答えがないし、分からない)を題材にして毎週取り組む事に魅力を感じました。実際、取り組むとめちゃくちゃ面白いですが、めちゃくちゃ大変です。。
課題図書を何度も何度も読み返しました。教科書が結構本がぶ厚いので電車内で読むのも大変でしたが、何しろ必死に勉強しました。授業もうまく工夫されており、何度か理解度テストなどもありましたのでそこで学びを深めるという感じで辛かったですが、理解が深まるにつれて楽しくなってきたのを思い出します。
会社経営のこれからを担っていきたいという想いを持って入学したが、これまで学んできた経営学が何だったのかと思うほど衝撃的かつ新鮮味のある講義や教科書でまずは学習し、その理解度をクラスメートとディスカッションする。加えて毎週やってくるRTCOSで答えのないケースで自分なりの結論を導き、そしてここでもクラスメートとディスカッションを行う。この繰り返しは仕事をやりながらだと相当きついですが、乗り越えた時の達成感が味わえます。また学長と違うアプローチでも自信が持てるようになってきてスキルがついたなと実感しました。
コロナウイルスの影響でオンライン授業のニーズが高まってきていますが、BBTオンライン授業の仕組が世界標準になってくると思います。何より24時間やりとりができるので、いつでも学ぶ事ができる方法は学ぶ意欲のある人には最適な環境だと思います。
通勤を入れると10時間程度は仕事時間に充てられます。加えて食事で2時間とすると残り12時間をどう過ごすのかがポイントになります。私は受講中の科目で学長科目に最も時間を割き、平日は3時間の勉強時間を確保していました。その通りに行かない週は土日で挽回するという方法をとって何しろ自分時間の確保とスケジュール管理を徹底しました。
まずは仕事は時間内に必ず終わらせる事に集中しました。多少終わらなくても無理やり終わらせていました。そうして勉強時間を確保していました。時間が無いというのは「一番ダメな言い訳だ」と念じながらやっていました。
厳しい環境の中で2年間過ごしてきてRTOCSのノックを受けた事で経営スキルは当然ですが、実務の中でも自部門だけではなく全社を考えた上で最適解に辿り着くよう、心掛ける事ができており視座が高くなったと思います。
大学卒業し、20年くらいして大学院に行って、世の中にはまだまだ自分の知らない事が沢山あるなと実感しました。学ばずに飲み歩く、ゴルフ三昧するなど楽しいですが、それだけではダメだと気づいたのは大きな学びです。学長がよく言うように学びは今後も継続していきたいと考えています。
苦しい2年を過ごしてきたのもこのため。これに尽きます。
考えているだけで行動に移さないのであれば意味がありません。もしやりたいと思っているのであれば恐れずに飛び込んでみたらいかがでしょうか。