脱サラ後、飲食業を始める為の修行の一環として訪れたカリフォルニアでワイン学やレストラン経営学を学ぶうちに、学びの楽しさを知るようになりました。そして、将来経営者になるのであれば、一流の経営学を身に付けたいと思うようになりMBA取得のため入学を決意しました。
中国の現地法人に6年間駐在し、現地会社のマネジメントに携わりました。その際に、経営に関する体系的な知識や能力が不足していることを痛感しました。日本に帰国した後、それら足りないものを習得し、将来の機会に備え、MBA取得を考えました。
創業以来、事業拡大を考えたことはありませんでしたが、17年目くらいに「自社のサービスは社会貢献ができている。更に幅広く社会貢献ができる会社にしたい」と考えるようになりました。しかし、これまでビジネスを一切学んだことがなく、事業拡大のためには、社長である自身の成長が必要不可欠であると気付きました。
そのタイミングでBBTの卒業生との出会いをきっかけに、すぐに入学を決意しました。
前職では一部上場企業のIT統括執行役員を務めていました。経営課題を自分なりに整理して、ITも駆使し、解決していく提案を経営者に出しましたが、その時は力及ばずの状況でした。そこから、このままの自分では、企業や世の中の真の課題を解決することはできないと心の中で確信しました。経営者としての度量を一から身に着けなおし、再出発をする覚悟をして、起業することを視野にBBT大学院の門を叩きました。
配属された新しい組織で新規分野へのアプローチを行うにあたり、限られた資源と時間・これまでの業務の中で蓄積してきた知識だけで先行する他社との競争に勝ち、自社の足場を築いていくことの難しさを感じました。
そこで与えられたチャンスを生かすために経済・経営・問題解決について体系的に学び、自社提案の武器にしたいと考え入学を決意しました。
途上国での活動に関わるようになり、支援を受けるだけでなく、自ら富を生み出して事業を継続していくことの難しさと重要性を感じたことが経営を学びたいと考えたきっかけです。また計画作成の際に基盤となるロジカルシンキングを学びたいというのもありました。
社内のみんなが一生懸命に頑張っているものの、それぞれが個々に頑張っているだけでは将来的に会社が良くなっていくとは思えませんでした。そんな状況を変える為には誰かが大局を俯瞰し、情勢を見極め、会社の進むべき方向性を示していく必要があると考えました。「自身がその役割を果たせるようになりたい」と思ったのがMBA取得を目指したきっかけです。
以前、会社派遣で某ビジネススクールに通ったことがあり、社外で異業種の方々と交わりながら学ぶことの意味、価値については実感をしていました。そのような背景の中、自身が携わっている新規事業であるネット販売の企画、運営について、現状認識及び今後の方向性を見出すために会計的な知識が必要である、と考えるようになりました。ネットで調べたところ、新規事業については会計のみならず総合的な経営知識を取得した方がより効果的と考えるように至りました。また40歳という年齢で新しい事にチャレンジしたい、という思いも同時にありました。
20代で自身の開発品が商品化するという幸運に恵まれながら、マネジメントの失敗でシェアを伸ばしきれなかった苦い経験をしたことから、持続的成功のためには成功するためのマネジメントを理解しておくことが必要だと考え、MBA取得に思い至りました。
また、経営層に対して提出する書類が専門的で分かり難いと上司から言われていたこともあり、経営層に対して説得力のある適切な資料を作れるようになりたいと感じていたのもMBA取得を考えたきっかけの一つです。
2009年に中国現地法人を立ち上げました。立ち上げ準備から立ち上げ後1年程度は右も左も分からず、がむしゃらに日々の業務に取り組んでいました。事業開始後2年目に単月黒字、3年目には黒字体質になり、軌道に乗っていきました。しかし飛躍した発展はなく、低空飛行を続けていました。さらにスキルを高めたい、世の中に価値を提供したいと思っていたところ、あるMBAホルダーの経営者に出会いました。新規事業を立ち上げて3年で上場させた方で当時の私からはすごく眩しく見えました。色々とMBAの話を聞いてるうちにぜひとも勉強したいと思いました。