2009年に中国現地法人を立ち上げました。立ち上げ準備から立ち上げ後1年程度は右も左も分からず、がむしゃらに日々の業務に取り組んでいました。事業開始後2年目に単月黒字、3年目には黒字体質になり、軌道に乗っていきました。しかし飛躍した発展はなく、低空飛行を続けていました。さらにスキルを高めたい、世の中に価値を提供したいと思っていたところ、あるMBAホルダーの経営者に出会いました。新規事業を立ち上げて3年で上場させた方で当時の私からはすごく眩しく見えました。色々とMBAの話を聞いてるうちにぜひとも勉強したいと思いました。
自分の将来は自分で切り開きたく、その道筋を見出す力を養いたいという思いからです。
大学卒業後、17年間中小企業にて化粧品の製剤開発の仕事を続けて来ましたが、現在よりも高い価値を生み出して成長する為には研究職であってもビジネスのスキルが不可欠であると考えるようになりました。会社の成長なくして研究部門の成長は無いのは当然かもしれませんが、今までは自身の研究テーマを行っていれば良いと思っていました。しかし、会社が目指す方向と職務内容に矛盾を感じるようになり、研究職でもマネジメントにおいてビジネスや経営の視点を持ち理解して一体となって取り組んだ方がより良い成果を生み出せるのではないかと考えMBAの取得を考えました。
社会人になって10年が経ち、よくも悪くも「慣れ」を感じてきていました。
さらに成長していくためには、社外の大きなキッカケが必要と感じました。
また、社会をとりまく仕組み、特に政治・経済をより深く理解し、さらに高い結果を出すことのできる力を身につけたいと考えてMBA習得を決意しました。
経営の勉強をしたいと思った原点は、情報システムを導入するときに、経営課題を理解してシステム化要件の優先順位をつけられるようになりたいということでした。情報システムを導入するときは、多額に投資をする分、実現したいことも様々出てきます。しかし予算やスケジュールには制約があり、やりたいことに優先順位をつけ取捨選択する必要があります。この優先順位づけに、経営課題の理解が役立つと考えました。