日々の業務が多忙を極め、終電で帰宅して直ぐに布団に潜り込む生活を続けている内に、漠然と「50歳になるのに、自分はこのままでいいのか?」との思いが強くなりました。そこで自身の半生を冷静に、真剣に振り返ってみました。結果は、自分は「こんなもんでいいや」と妥協するような人間ではないにも拘わらず、牙を抜かれて根拠のない安寧の上に胡坐をかいている自分自身に気付きました。以来、「このままではいけない」と言う思いは強くなり、具体的な目標が浮かばなくとも「明日は頑張る」と言う根拠のない決意だけを新たにして、手当たり次第にビジネス本を読んではみましたが一向に頭には入ってきません。やはり、正しい知識を正しいアプローチで身につける、体系的な学びが必要だとの結論に至りました。然しながら、目の前の仕事は山積している中で通学は不可能、実際、資格取得学校での勉学を途中で放棄した過去も有る中で辿り着いたのがBBTでした。
MRとして現場で患者さんや医療者に向き合う経験と、本社マーケティングで戦略を立案する経験の両方を積む中で、意思決定の基準や優先度、時間軸が噛み合わないもどかしさを強く感じていました。また、部門横断のプロジェクトを推進する際に、個人の熱量だけでは人を動かし切れず、論理と信頼の両輪で合意形成を設計する力が不足していると痛感しました。さらにコロナ禍の面会制限や規制変更など不確実な環境変化に対して、意思決定が遅れてしまう自分にも課題を感じていました。これらを体系的に克服するために、MBAという選択肢にたどり着きました。
MBA取得を考えたきっかけの一つは、海外では経営層に求められる要件としてMBAが事実上のスタンダードとなっている点にあります。海外駐在中、上司の多くがMBAを保有しており、自身のキャリアアップを考えた際に、技術的な専門性だけでは将来的に限界があると感じました。そのため、5年後・10年後の成長を見据え、体系的に経営学を学ぶ必要性を強く認識しました。また、海外では意見や提案を行う際に、論理性とストーリー性が重視され、その中で創出されたアイデアに対して信頼が集まる傾向があります。こうした環境の中で、自身の思考力や発想力をさらに高める必要性を感じました。これらの経験から、将来のキャリア形成に向けてMBAの取得が不可欠であると考えるに至りました。
私が勤める企業は国内市場ではトップシェアを誇ります。しかし世界の市場での存在感は徐々に低下しています。国内でのシェアも海外の競合企業に浸食されている状況です。海外競合が超大規模な設備投資やM&Aで巨大化する中、私が定年の歳を迎えるまでに当社は存続できているのか考えるようになり、漠然とキャリアに不安を持つようになりました。たとえば転職したり起業したりして新たなキャリアを切り拓く選択肢もあるかと思いますが、幅広いビジネススキルや意思決定スキルに自信がないままそのような道を歩んだとしても、後ろめたさや後悔が付きまとってしまうのではないかとも感じていました。
知識は、書籍、ニュース、各種メディアなどを通じて独学することは出来ます。しかし、それらの知識を統合して結論と方向性を見出す実践的なトレーニングは独学では難しいと考え、そのトレーニングの場としてMBA取得を目指しました。
コロナ渦で、おそらくどの医療機関も前例のない事態に遭遇し、様々な事業上の決断を強いられたものと思います。私自身もそうでした。答えのない困難な状況下を突破するために事業/経営観点での問題解決スキルを高めたいと思うようになり、MBA取得の検討を始めました。
転職を機に役職が上がり、意気揚々としていましたが、求められる仕事の難易度も高くなる中で、自己流の限界を知り、危機感を感じるようになりました。そして、今までの経験の延長線上ではなく、一からマネジメントを体系的に学び、限界突破をするための知識とスキルを手に入れたいと思うようになりました。
人生100年時代となり、ビジネスマンとして生涯働くことの基礎スキルとして、経営全般に対する知識の習得が必要不可欠と感じていたため、MBA取得を志しました。また、大前学長からの直接の学びを通じてコンサルタントスキルを体得したいという思いを以前から持っており、勤務先の支援をきっかけに思いきって決断したことがきっかけです。
当社は新薬開発型の製薬メーカーであり、昨今急伸しているジェネリック医薬品は扱っていません。しかし、ジェネリック医薬品の浸透は我々の取り扱う新薬の医薬品のシェアに対して明らかに影響が出てきており、さらに特許が切れたらすぐにジェネリック品に切り替わり、売上が激減してしまうの状況です。さらに、医薬品プロモーションガイドラインの厳格化など、これまでの経験則の営業モデルでは到底生き残る事は出来ず、多くの社員が会社を去っていくような状況となっています。しかし、このような環境下で自分はどのように行動するのが正しいのか、全く答えがありません。私にとってMBA取得の決意を固めた理由は、そのような環境下でも生き残っていけるスキルを身に着けたいと考えたからです。
個人事業主の経験はありましたが、私には正社員経験がありません。そのこと自体は、たいして気にしていなかったのですが、40歳を迎える頃に、正社員の方々が20代のうちに身に着けるようなビジネスの基礎がまるでなく苦労し始めました。また、職場の同じ職位の方々は10歳近く年下であったこともあり、自分が健康で働ける時間が周囲より少ないことにも気づきはじめ、収入を上げるスピードを他の人より速くしなければ、経済的にも精神的にも余裕を持った生活が送れなくなるという危機感が生じたのです。「何か自分に付加価値をつけなくては」と焦って資格取得などの情報収集を始めたところ、日本でもMBAを取得できることを知り、時代の変化にとても驚きました。そこで、「足りない経験は知識で補おう。ビジネスというものを徹底的に学んでみよう」と決意し入学しました。
親会社である自動車メーカーへの出向が転機でした。それまでもMBAには漠然とした学習の必要性を感じていたのですが、資料請求したり他校の体験クラスに参加はしたものの、決断出来ずに気が付くと40歳を過ぎていました。当時の上司から親会社への出向を打診され、熟慮の末に、受諾しました。異動先の役割と責任(roles & responsibilities)は、幅広い知見、深い洞察力、確かな分析力と即効性のある提案力が求められる、非常にタフでチャレンジングなポジションと直ぐにわかりました。以前シンガポール駐在時代に、PSA(問題解決コース)をやっていたこともあり、直ちにBBT大学院を含めたMBA各校の資料請求とプロコン(pros and cons)表の作成、比較分析を開始しました。