実務では、クイックに対応することに価値があると見なされるケースが多いと実感しています。ここまでは学びの時間、この日は家族との時間、ここは仕事とメリハリをつけるように心がけました。スケジュールは前倒しで、特に家族とはよく話し合うことが重要です。「行き先の見えない船」に乗せられると家族は不安ですし、気持ちよく長期戦を乗り切れないと考えます。
土日はフルに使うことが想定されたので、、あらかじめ家族には期間を限定し、協力してもらうように話をしておきました。期間を約束したことによって、自分の目標にもなり学びへの励み、くじけそうになった時のよりどころになりました。
学習、家族、仕事をバランスさせるために何か特別努力した意識はありませんでしたが、気が付いたら自然に朝方の生活リズムになっていました。今まで、平日に家族と一緒に夕食をすることがほぼ無かったのですが、朝方の生活リズムになったことで帰宅時間が早くなり、家族と夕食をするのが当たり前になりました。よく考えてみると、仕事のメリハリをつけれるようになったのだと思います。そう思うと今までダラダラ仕事していたのだと思いますし、会社帰りの「一杯」の時間が本当に勿体ないと感じるようになりました。
自分の時間は有限である為、公私ともに優先順位が低いものはやらない判断をすることにしました。仕事においては、メールのフィルタ機能を活用し、優先度の低いメールは斜め読みで済ませる。出張は電話会議で済ませる。必須でない打ち合わせは参加しない。プライベートにおいては、学習に集中するために飲酒機会を減らす等を実践しました。
一日は24時間。当たり前のことにも関わらず、この事実の重さを痛感しました。最終的に仕事と家族との時間は一定程度必要ですし、そこから睡眠時間を引いて正味どのくらい勉強できるのかを毎日計算していました。「時間がないから今日この課題はやらない」という先送りを一度してしまうと、あとからキャッチアップするのがすごく大変だからです。よって私の場合は仕事や家族の時間を睨みつつ(ほどほどに抑えて(笑))、さらに勉強以外のプライベートは基本的に封印しました。理由は在学2年でやり抜くという強い決意があり、また課題一つをこなすのに多くの時間を要することがわかってきたため、身の丈を考えてあまり遊ばず2年間を駆け抜けました。しかし年間に成績対象外の期間が2~3ヶ月ほどあるため、その期間は封印していたものを解放していました。
隙間時間は意外と見つければあるもので、「こんなにあるものなのか」と驚きました。通勤時間、昼休み、ボーっとしている時間、友人との旅行中の隙間時間…。今まで無駄に使っていた時間を最大限有効活用する事で、バランスを取りました。