現在、自身で設立したアルテパートナーズ株式会社(M&Aを中心としたコンサルティング会社)代表取締役、アルテ監査法人代表社員、日本M&Aアドバイザー協会理事などをしている、公認会計士です。
いわゆるサムライビジネスの将来が暗いことには、薄々気付いていたものの、では具体的にどのようなアクションを起こしてよいか分からずに迷っていた最中、BBT大学院開校の知らせを聞き、世界で何が起こっているのか、自分でビジネスを立ち上げていくにはどうすればよいのか、という今後、何よりも重要なスキルを世界的コンサルタントである大前研一学長から直接指導が受けられる、またとないチャンスだと考え、即座に志願を決めました。MBAには何のこだわりもありませんでした。
平日夜間や土日に通学することは私の当時の業務の環境では不可能でした。よって、比較対象とした学校はありませんでしたが、入学前に問題解決コースを受講し、大前研一LIVEを視聴する機会もありましたので、もう一歩突っ込んでやろう、という気持ちでした。
私たちは1期生ですので、はじめての学校説明会に参加しましたが、そこでは担当の方を質問攻めにした結果、納得して入学しました。
あまりなかったです。親から勉強しろと言われても興味がなければ1分も勉強をしなかった私ですが、BBT大学院では必死に頑張れました。
大前学長からの学びは「RTOCS(Real Time Online Case Study)」含め、非常に大きかったです。ただし印象に残っているのは入学直後の「マーケティング概論」でした。入学直後に教授から直接弾丸攻撃のようにコメントをいただいて、こんな生活2年も続くか?と真っ青になったことを思い出します。
入学してこの仲間の一員になれたことを感謝しています。
家族は子供も小さかったのですが、正直、かなり我慢をしてもらいました。本当にありがたかった。大人が真剣に学ぼうと思えば、多少の犠牲や我慢はどうしても必要だと思います。
仕事に影響させないため、早朝の時間を利用しました。通常は4時起き、厳しいときには3時起きで出勤までの時間を有効活用し、移動時間のわずかなスキを見てAirCampusへの投稿をしていました。
とにかくきつかったです。ギリギリのタイムマネジメントが常に必要なところが一番苦労したところかと思います。
先を見通す力がつきました。将来を見据えて何をしかけるべきか、そしてすべてがうまくいくわけではないので、それをどう死なせずに成功するまで続けていくのか。自己紹介で記載した、アルテパートナーズ株式会社(M&Aを中心としたコンサルティング会社)、アルテ監査法人、日本M&Aアドバイザー協会はすべて、BBT大学院での学びの成果としてのアウトプットです。
先を見通す力が身についたことに加えて、ビビらなくなりました。相手が外人でも、どんな偉い方でも。彼ら以上に怖い先生方に揉まれ、半端ではない自信と度胸がついたのだと思います。
今は、現在経営している会社の目標として、スモールM&Aのマーケットを作り、事業承継の問題を解決すること。百貨店化している監査法人業界のなかで、ユニクロやしまむらのような専門店監査法人を作り上げることが目標です。
以前のように欧米に「こうすればうまくいく」というお手本(=答え)があって、それを模倣し、品質を高めていけばよいという時代ではなくなっています。また、インドや中国、タイ、フィリピンでは良質の労働力が信じられないくらいの低コストで利用できます。BBT大学院では、こんな状況をリアルタイムで感じ、これに対して自分たちはどうすべきなのか、それを自分で考えることができる能力を、徹底的に鍛えることができます。
本大学院終了時には、世界で何が起こっているのかを知り、いわゆる答えのない時代にどうやって未来を切り開いていけばよいのか、そのために自分で調べ、考え、議論できるようになれるはずです。しかし、ハンパな気持ちでは目的を達成することは難しいでしょう。とてつもなくハードな学生生活となりますが、それだけの価値があることは間違いありません。皆さんのチャレンジをお待ちしております。