元々はIT系のベンチャー企業に務めていたのですが、「会社員以外の働き方をしてみたいという」願望が以前からあり、6年ほど前に個人事業主として独立しました。
現在は法人向けのITコンサルタント業務に従事しており、約70社程のクライアントを担当させていただいております。
なぜMBAを取得しようと考えたか?と聞かれると、シンプルに「興味関心があったから」という一言に尽きます。上述したとおり、現在は個人事業主として独立しており、今後の事業の拡大等も全て自分で考え実行しなければならない立場にあります。そのため、今後必要となるであろう経営者としての知識やスキル全般を体系的に学びたいと考え、思い切って2021年の春に入学しました。
BBTといえば100%オンラインでMBAを取得できるのが最大の特徴であり、これが入学の決め手となりました。私だけでなく、他のクラスメイトも同様のケースが多いように感じます。
時間や場所に縛られない学習環境というのは想像以上にメリットが大きく、特に1人でじっくり考えたうえで発言(AirCampusへの投稿)できるというBBTならではの授業環境は、自身の性格と非常に相性が良かったです。もちろん、オンラインがゆえのデメリットもありますが、トータルで考えてもBBTを選んだことに後悔はありません。
苦労した科目と言えば、やはりアカウンティングやファイナンス系の科目です。これまでの社会人経験の中でも、経理財務系の業務にはほどんど従事したことがなく、関わってきた財務諸表も、損益計算書を作成したり予実分析をする程度でしたので、経験者のクラスメートと比べると、明らかに専門知識やスキルが不足していました。スタートの段階で出遅れているわけですから、何度も何度も講義を視聴し、参考図書を読み、他の方の2倍・3倍の時間を掛け圧倒的な「量」をこなすことで、何とか食らいついていったという印象です。
苦手科目は人それぞれかと思いますが、その領域に明るい方はクラスメートに必ず一人はいます。またTA(Teaching Assistant)のサポートもあります。ですので、AirCampusのディスカッションボード上で、議論に沿って直接聞いてみるということも、キャッチアップの方法の一つかもしれません。
1つに絞り込むことは大変難しいのですが、やはり大前研一学長の戦略系の科目内で展開される「RTOCS (Real Time Online Case Study)」や「事例研究」は、多くの学びと気付きがありました。2年間一度も休むことなくRTOCSに取り組みましたが、その間に出題された様々なテーマ(例:あなたが〇〇社のCEOであれば売上が低迷する中でどのような打ち手を講じるか?)について同じものは1つも無く、分析や戦略検討をする過程で毎回新たな発見と学びがありました。先生やTAの方々からも「時間の経過とともに慣れが生じるため、常に守破離を忘れるな」と指導いただいていましたので、都度真剣勝負だと捉えケーススタディに取り組んで参りました。
コロナ禍により、Web会議や各種のオンラインシステムは一気に市民権を得て社会に浸透していきましたが、それ以前から100%オンラインの学習環境を提供してきたBBTのシステムは、大変完成度の高いものでした。正直、入学当初は「本当にオンラインだけでMBAを学ぶことができるのか?」という不安も少なからずありましたが、数ヶ月もすればそんなものはどこかに消え、大きなストレスを感じることなく学習に没頭することができました。
1週間単位で「仕事の時間・学習の時間・その他」の3つのカテゴリで分類し取り組んでいました。また、自身が入学した当初はコロナ禍真っ只中であり、仕事は在宅ワークが中心でした。打ち合わせはWeb会議、資料作成も自宅、といった具合でしたので、不要な移動や外出は実際減っていました。このような環境もあり、学習時間を効率的に確保することができました。
有価証券報告書や決算資料の読み解き方、各種専門用語の理解など、基礎知識が無い分苦労したことは数多くあるのですが、やはり一番は「この学びや経験を実際のビジネスの現場にどう活かしていくか?」を考え、実行していくことだと思います。大学院の学びの場で実践ができるのと、リアルの世界で実行できるのは難易度が異なりますので、このあたりはこれからの課題でもあります。
例えば、必要となる情報を効率的に収集したり、その情報をベースに各種のプレゼン資料やレポートをより分かりやすく表現したりといったテクニカルスキルは確実に上がったと感じています。また、打ち合わせの際などは、他者の発言を良い意味で鵜呑みにせず、その発言の根拠はどこからきているのか?それ以外の可能性は本当に無いのか?など「敢えて反対側から考えてみる」といったBBTで学んだ思考技術も役立っていると感じています。
個人的に、人間の能力やパフォーマンスは「①生まれ持ったもの(遺伝含む) ②子どもの頃の学習環境 ③大人になってからの学習姿勢」の3つで決まり、中でも最も大切なものは③だと考えています。①②は個人の自由意志でどうすることもできない世界ですが、③だけは後天的に選択し行動することができる領域であり、そこには自分の意思が存在しますので、やらされてる感や変な気持ち悪さがありません。BBTでの学びを通じてこの点を再認識できたことは非常に大きいです。
MBAは経営スキルを磨くうえで必要最低限のものだと思いますので、学位を取得したからといって急に大きな変化が起こるものではありません。どちらかと言うと、MBA取得をきっかけとして、その後も継続的に学習を続けたその先に、気がつくと大きな成果が付いてきているのではないかと自身は考えています。修了後の現在は心理系の勉強をしているのですが、ビジネス(特にマネジメント)の世界とも密接な関係があるこの領域を、先ずはしっかりと習得していきたいと考えています。
基本的なことですが「何のためにMBAを取得したいのか?」の問に対し、いつでも即答できることはMUST条件だと考えます。また、100%オンラインで学べる大学院というのは、メリット・デメリットがはっきりしており、個人によって合う・合わないが分かれます。学位を取得するためには、それなりの時間とお金を投資する必要がありますので、後々後悔しないためにも、ゆっくりと時間をかけ、納得いくまでリサーチをし、様々な大学院やビジネススクールと比較検討した方が良いと思います。可能であれば、実際にBBTを修了した方からリアルな声を聞くなど、一次情報を集めたうえで判断することをおすすめします。