実際は、国内キャリア系SIerとのアライアンス営業に従事しております。ハードウェア、ソフトウェア販売に留まらず、両社協業によるソリューションの構築・販売などの企画なども行っております。
日々の業務での経験や自己学習による知識修得だけでは、自分はこの先価値ある社会人として存在し続けることが出来るのかという漠然とした不安に駆られる毎日でした。そんな中で、MBAの中のいくつかの要素に興味が湧きました。私は、体系的なカリキュラムをスケジューリングされ、その学びの結果を単位取得という結果がでる形が、継続的に学ぶ上で合っていると感じました。
BBT大学院はMBAを目指す上で、初めから検討候補のひとつでした。説明会に行ったときに、修了生のお話を聞いて、おもしろそうだ、ここならやっていけそうだと感じたため、BBT大学院に決めました。説明会のときに聞いた、「集団知」という言葉が心に響きました(修了した今、その直感が正しく、集団知のありがたさ、楽しさを実感しております)。
アントレプレナーシップという考え方や心得は、起業せずとも非常に大切なものであると受講中に感じ、なんとかついていきましたが、起業脳にはなりきれませんでした。アントレプレナーシップがリーダーシップともかなり重なる考え方であると感じられるようになった時、自分には今はない知識であると考え、必死に学びました。
右脳を使うってどういうこと?意味あるの?という思いからスタートしましたが、受講してみると、なんておもしろい視点なんだと感心し、良かったと思っています。みんなの得手不得手、いろんな考え方に触れられたこともタメになりました。右脳の考え方は必要です。これはやってみないとわからないと思いますが、ぜひこの体験をしてみてください。
私は大学も通信制に通いました(BBT大学ではない)が、BBT大学院に孤独な戦いはほぼありません。だからこそ、独学では学べない多くのものを学べた、得られたと実感しております。多様な人間が、真剣に議論し合える環境は、少なくとも会社には存在しないと思います。
時間は一日24時間です。それはBBT大学院に入る前から変わりません。なので、まず学びの時間を決め、その分これまでの生活から何を引き算すれば、学びの時間を得られるかを考えました。私は、仕事でも家族との時間でもない、個人で過した時間(趣味全般)、ながら時間(飲み会の2次会、3次会やダラダラ仕事)を全て、BBT大学院に使いました。何かを捨てないと学べないと思いました。
同期生には優秀なクラスメートがたくさんいました。仲間としてうれしいことであり、ありがたいことでもありましたが、一緒に学ぶ者として、彼らについていくのに大変苦労しました。多分ついていけていなかったと思いますが、非常に良いモチベーションになりました。この苦労は、修了した今、全て役に立ったと言えます。
日本人の多くは、結論を後に話す傾向があります。しかし論理的思考力を身につけると話の途中で相手の結論がみえてきます。相手の言葉を論理的に理解できるようになると、言葉に出さない悩みや不安なども、少し読み取れるようになりました。仕事では、上司や部下、顧客やビジネスパートナーなど、多くの方と接する機会があるので、非常に役に立っていると実感しています。また副次的な効果ですが、自分の本当にやりことが何かもわかってきたので、新たなキャリアプランを立てることができました。
自分が話すロジックに自信が持てるようになりました。まだまだ足りない視点やインプットもあると思っておりますが、自分が集めたFACTから作り出す結論へのロジックの組み立てに自信が持てると、どんなエキスパートにも自信を持って話ができるようになります。新たな視点をもらった時に、すぐに違う結論をロジカルに導き出せます。そうすると、新しい事を始めることに対しての不安がなくりました。
現在、ドメスティックな営業職に従事しておりますが、日本以外でも通用する企画・経営にチャレンジしたいと考えております。その中、自分が得られたこの知識を使って、人を育てたい、アジアと日本の壁を低くしていくことにトライしていきます。
正直、まったくもって楽ではありません。辛いですし、途中で止めたくもなります。その時に、俺って何故MBAを取りたいと思っているのだろう?新しい事を学べるってやっぱ楽しいよな?と考えて、そこに自分なりの答えを出せないと続けられないと思います。しかし、その答えをもっていた私は、学びの間も、充実して過せていましたし、修了した今は、自分に自信をもって、前に進んでいます。集団知の和と刺激は、永遠です。