前職は日系の産業用ロボットメーカーでセールスエンジニアとして約7年勤務。
日本の多くの企業がグローバル化を目指す中で、本物のグローバル化を最も効率良く経験するには大手外資系メーカーに勤めることが最善と考え、大学院1年時に転職を決断。現在は前職で培った技術的知見及びMBAで学んだ問題解決力を生かし、外資系大手自動車部品メーカーにて、セールスとして従事しています。
30代半ばを迎え、自分の専門領域の知識は高まるものの、経営的な視点、特に財務力に関してはなかなか学習する機会が無かったため、体系的に学ぶことが必要だと感じていました。また独学で学習するよりも、共に学ぶ仲間と出会えることと、将来の選択肢(特に転職)が増えることに期待し、MBA取得を考えました。
20代の後半に読んだ大前学長の著書『即戦力の磨き方』を読み、いつかBBT大学院で、著書の中で”3種の神器”と謳われている「語学力」「財務力」「問題解決力」を体系的に学び、身につけたいと考えていました。また仕事が多忙だったため、通学ではなく、朝、晩、スキマ時間を有効活用できるオンラインでMBAを取得できるシステムであったことも、入学の決断をする大きなきっかけになりました。
最低限の簿記の知識はありましたが、そこから情報を読み取ることや感じ取る事が出来ずに苦労しました。クラスメートに薦められた本を読んだことで、”現在価値”や””将来価値”の理解が深まり、また授業でわからない部分は何度も見返し、課題を繰り返し解くことで、克服出来ました。財務情報を自分の知りたい切り口で、様々な角度から見ることができる様になったと感じています。
組織の中で、”協働”するためには何をすべきかを徹底して考えた事は、非常に有意義でした。チームや組織が成果を上げる事は自分一人では達成できず、周りの人と”協働”により、初めて達成できると感じています。近年、組織と個人の関係は大きく変化していますが、その中で自分自身がどのように振る舞い、チームや組織を活性化させ、また成果が出せるか、日々意識しながら行動するようになりました。
電車内で講義を見たり、海外旅行中でもクラスメートとディスカッションが出来たり、場所も時間も影響を受けずに学習できる環境は素晴らしいです。またスクーリングにも積極的に参加したため、F to Fの魅力も感じることが出来ました。普段からディスカッションをしているため、”はじめまして”と声をかけることにとても違和感を感じました(笑)
2年の進級時に家族と相談し、”2年で卒業”する事を決意した後は、家族の同意のもと、学業を優先しました。その代わり、長期休暇(正月、GW、夏期休暇)は、家族(妻と二人の息子)で海外旅行に行ったり、とびっきり美味しいものを食べたり、少し贅沢に家族サービスをして補いました。家族とは十分に話し合い、方針をすり合わせることが大事だと思います。
入学後、半年で転職したため、新しい職場に慣れるまでは、学業と仕事の両立に苦労しました。また、運動不足と睡眠不足の影響で、体調を崩したこともありました。最短でも2年という長丁場なので、ペース配分を考えて、自分にあったスケジュールを立てられるようになるには時間を要しました。
競合分析や市場分析を深くできる様になったため、今後どのように進めていけば良いか、早いタイミングで方向性が定められる様になりました。決断が早くできる事で、自分のやるべきアクションが見え、どんどん実行に移せるため確実に成果が上がる様になったと感じています。
限られた時間の中で、論理的に判断し、多くのタスクを処理することが出来る様になりました。また、RTOCSを2年間行った事で、”自分だったらこうする!”と強い当事者意識を持って業務に臨む様になれたことは、実務において効果を発揮出来ていると感じます。
現在は外資系企業の日本法人内がベースなので、アメリカ本社から必要とされる様な活躍を目指します。
入学当初は起業を優先しようと考えていましたが、転職した今の会社は規模も大きく、また優秀な人材が多く存在するので、この環境の中で自信を磨くことで、将来起業する場合においても活きると感じています。
体系的にビジネススキルを学び磨くことも大きな魅力ですが、私の期待値をはるかに超えたことは共に学んだクラスメートの存在です。仕事で忙しいにも関わらず、バイタリティに溢れ、論理力、行動力を持ち合わせたクラスメートの努力を目の当たりにしたことで、いままで自分の中にあった常識(ビジネスマンの平均的スキル)が崩れました。彼らの意見を聞き、時にベンチマークすることで、自己の成長に繋げることができたと感じています。