日系自動車部品会社の駐在員としてインドネシアで工場管理をしていましたが、現地で家庭を持ったことを機会に、継続して駐在できる環境を模索し、世界的な自動車部品会社に転職。そこからの出向という形で現地合弁先の駐在員として、主に日系の2輪、4輪メーカー向けに現地でサポート活動をしています。
もともと経営に興味があり、ビジネス書は好んで読んでいました。以前、大前学長の本を読んで戦略的思考や、問題解決能力をもっと身につけたいと思ったこともありました。私の場合、海外勤務という状況に置かれ、このままでいいのか?と自問自答する中で、今いる会社で更なる昇進・昇給をするためには経営学をきちんと学び、形としてMBAが修得できれば、自分のためにもなり、また、今いる会社にももっと貢献できるのではないかと考えました。
海外駐在ですと、通学は当然無理ですし、通信制ではスクーリングに参加しなければならず、こちらも可能性は低い。そのような中で、日本に一時帰国した際にBBT大学院の説明会に参加し、独自の方法により、インターネット環境があれば世界中、どこにいても24時間365日学習が継続できるということで選びました。
工場勤務ですとマーケティングとは程遠く、初めて学ぶもの。しかも横文字の専門用語が多くて覚えるのに苦労しました。克服というか、とにかく教科書を読むことと、クラスメートの発言をフォローして、わからないこと、理解が不十分な点は質問することでした。逆に自分が知っていることはお互い教えあうことでさらに理解が深まりました。
毎週、今、話題になっている会社・団体について自分なりに調査、分析をし、方向性を決める。毎週日曜日夜に大前学長の解説を聞き、自分の分析結果と方向性を大前学長の解説と比較し振り返るというものです。初めて聞く会社や海外の会社、世界の国家元首から地方の首長まで、幅広い課題についてクラスメートと議論や情報を共有しながら進め、最終的には自分の考えをまとめるのは大変なことですが、その大変な分、自分の身になっていると思います。経営分析のベーシックな部分+αが求められる大変貴重な講義です。
当初、直接顔を合わせないで議論が進むのか?理解できるのか不安でしたが、実際はそんなことはありませんでした。それよりもAirCampus(サイバー上の学校)で発言をしないと、クラスに貢献していないということで、存在感がありません。その為、自分の意見、考えを発言し、クラスメートとの間で切磋琢磨する環境が整っていると思います。巷では今になって遠隔教育が叫ばれていますが、これを10年以上前に実現させた最先端の教育方式だと思います。
子供が小さかったこともあり、平日は子供が寝てからの勉強になりますので、夜10時から深夜1時までが学習時間でした。残った分は土日で挽回したために、会社のお付き合いや家族サービスはある程度犠牲になりました。無理に2年での卒業にこだわらずとも良かったのではと今は思います。
私は寝起きがあまり良くないほうなので、早起きはあきらめ、夜中+土日で学習することにしました。ですので、平日は会社の行き帰りと土日で睡眠時間を確保し、平日は睡眠不足でした。日本との時差の関係で私が就寝する頃に日本のクラスメートが起きだしてAirCampusに投稿を始めるということも結構ありました。
以前の私でしたら、新聞やテレビの受け売りで話をしていたと思いますが、BBT大学院で学んでからは、今起こっている世界の時事問題やニュースを自分なりに解釈し、そのことが自分自身や自社、または日本に対してどのようなインパクトがあるのかを思考するクセがつきました。
海外駐在で学校にも通わずMBAなんていきなり無理ではないか?とも思いましたが、入学説明会に参加し、背中を押してもらったおかげで入学、そして無事修了できました。在学中も妻の妊娠、出産や転職、引っ越しなどいろいろなことがありましたが、クラスメートとの交流が励みになり何事も前向きに考えられた結果だと思います。そういった意味で気持ちの持ち方の変化が一番あったのかもしれません。
BBT大学院で学んだことをベースに、プロ経営者として実績を残し、少なくとも現地企業数社の経営に携わりたいと考えています。その中で、私が学んだことを現地の従業員に伝えていくことが責務と感じています。最終的には日本とインドネシアの橋渡しが少しでもできたらと思っています。
皆さんが学ぼうとしているBBT大学院は超一流の教授陣から直接講義を受講することができます。教授陣のすべての方が、民・官・行の世界で大きな実績を残した方々です。またそれをサポートするTA(Teaching Assistant)も現役の問題解決者として各方面で活躍されている方たちばかりです。そして、皆さんと同級となるクラスメートも年齢層、業界が多岐にわたり、こちらの交流も大きな魅力の一つであると思います。さらに、修了後もアルムナイ制度を活用し、先輩方との交流も盛んに行われています。BBT大学院に入学することで、世界中の仲間とのつながりができます。ぜひあなたも一緒にこの仲間に入りませんか。