ビジネス・ブレークスルー大学大学院 自分の将来の道標となるロールモデルを見つけましょう
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グローバル・プロジェクト・マネージメントに携わりたいという想い。そのためのスキルセットとビジネス全体の成り立ちと運用に関する知識・実力を身につけたかった。
百瀬雅之
SABICイノベーティブプラスチックスジャパン
現在の仕事の内容を交え、簡単な自己紹介をお願いします。
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外資系化学メーカーでビジネス基盤開拓を目的とした市場開発を行っている。

現在私は、外資系化学メーカーの日本法人で5~10年先のビジネス基盤開拓を目的とした市場開発を行っています。8年前に日本の電機メーカーから現在の会社に転職した際には研究開発部門に所属していましたが、3年前(BBT大学院一年次の途中)にプロダクトマーケティングに転向しました。組織的には一貫して、海外にいる上司にレポートし、海外の同僚と協力しながら仕事を進める所謂グローバル組織の中に身をおいていますが、その中においても日本のお客様の高い技術力を世界の市場に発信していくお手伝いを材料の観点からすることを常に心がけています。

MBA取得をしようとしたきっかけを教えて下さい
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グローバルスキルセットと、ビジネス全体の成り立ちと運用に関する知識・実力を身につけたかった。

父が中小企業を経営した影響もあってか、小さい頃から経営というものに漠然とした興味を持っていました。研究開発者としてのキャリアの中でも、その枠にとらわれずに組織やプロジェクトをマネジメントする仕事をしたいと考えていました。また、時が経つにつれ、自分の中の軸のひとつとして「グローバル」が加わってきました。その結果として、将来的な自分のキャリアビジョンが“幅広いチーム構成から成るグローバル組織を取りまとめて成果を出す、グローバル・プロジェクト・マネージメントに携わること”として固まってきたのです。

ビジョンと現状とのギャップを分析した結果、開発すべき要素が少なくとも2つありました。ひとつはグローバルな視点での情報収集力と交渉力を含むグローバルスキルセット、ふたつめはビジネス全体の成り立ちと運用に関する知識・実力です。これらの要素を身につけるための手段として、MBA取得は合理的なステップと考えました。

BBT大学大学院に決められた理由は何でしょうか
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自分のキャリアゴールを目指す上では、仕事を続けながらMBA取得を目指すほうがよいと考えた。

今の時代、MBAコースを提供している大学や機関は国内外含めて沢山あります。自分の目的に最も合致する方法を自ら選択する必要があると考えました。私にとって大事な要素は、まず先に述べた二つの要素(グローバルスキルセットとビジネス知識・実力)を身につけることができることです。さらに、現在の仕事を辞めた上でのMBA取得の可能性も考えました。より勉強に集中できる、海外留学等の選択肢が広がるというメリットがある一方で、キャリアの一時的な中断や金銭面での不確実性などのデメリットも考えられます。

結果として、自分のキャリアゴールを目指すうえでは、仕事を続けながらMBA取得を目指すほうがよいと考えました。そうすると、地方で働きながらも継続・集中して勉強できることが選択条件としてあがってきます。

以上を勘案した結果、サイバー上で質の高い学びが可能なBBT大学院のグローバリゼーション専攻が最も自分の目的に適していると考え、決めました。

苦手な科目はありましたか?その科目は何ですか?また、それをどう克服しましたか?
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「~理論」というような科目には最初苦手意識があったが、それは杞憂だということがすぐにわかった。

基礎知識としての理論を学ぶことは重要ですが、理論のための理論に終始してしまうようでは本来の目的から外れてしまいます。その意味で科目名に「~理論」とついているようなものに対しては、初めは苦手意識のようなものを持っていたかもしれません。しかしながら、実際に講義を進めていくとそのような心配は杞憂であることが分かってきました。

その理由は大きく二つあるのではないかと思います。ひとつめは、教授陣が現役の実務者であることです。理論がどのように実践に活かせていくのかという、実際の経験に基づく講義は非常に重みがあります。ふたつめは、学生同士のディスカッションが活発なことです。様々なバックグラウンドを持つ級友がそれぞれの視点から意見をぶつけ合うことで、理論が実際の武器に変わっていくのです。

そんな中で、「苦手意識を持っていた科目」は必然的に「実際に役に立つ科目」として自分の身についていったと思います。

一番タメになった科目は何ですか?その理由も教えてください
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RTOCSなど、インプット→処理→アウトプットを繰り返し実践的に学び訓練できる科目はとてもタメになった。

ひとつの科目に絞ることは難しいですね。自分に新たな気付きと実践的なスキルを与えてくれた科目として幾つか挙げるとすると、一年次の「問題発見思考」と、毎週頭に汗をかき続けた大前学長の担当科目で取り組むオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」、さらに二年次に履修した一連の「Business Communication」の科目です。

実際のビジネスの現場を考えてみると全て、インプット(情報収集、問題発見)→処理(分析、考察、方針決定)→アウトプット(コミュニケーション)の繰り返しで成り立っています。このプロセスを繰り返し実践的に学び訓練することができる上記の科目はどのような状況にあっても成果が出せる力をつけるという意味で非常にタメになったと思います。

BBT大学院の教育はいかがでしたか?
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ハード面とソフト面ともに非常によく考えられたシステム。高い自由度で実践的な学びを得ることができた。

ハード面(学習環境)とソフト面(カリキュラム・コンテンツ)ともに非常によく考えられたシステムに基づくものだと思います。

ハード面に関しては、AirCampusをプラットフォームとしたサイバー上にて提供されますが、PCやスマホ、タブレットなどに対応しており、学習のスタイルに高い自由度があります。実際に私も、自宅にいるときはPCで、出張時などはスマホでと状況により使い分けていました。

ソフト面に関しては、一流の実務者からなる教授陣と、精査された内容のカリキュラムと回毎のコンテンツは期待以上に深いものでした。
総合的に考えて、十分に満足のいく教育システムを提供いただいたと思っています。

仕事・家族(プライベート)・学びをどうバランスさせましたか?
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睡眠時間を多少削り、週末の一日は集中して勉強。日曜日は完全にオフにしてメリハリを。家族の協力もありがたかった。

何か新しいことを限られた時間制約のある生活の中に組み込むには、基本的に方法は二つしかありません。今やっていることの一部を止めるか、もしくは個々のイベントを効率化するかです。実際にはこの二つを組み合わせてバランスをとることになります。

具体的には、睡眠時間は多少削る必要がありました。朝型・夜型両方試しましたが、結局朝は起きられずに夜寝る時間を遅くにしました。また、週末の一日は集中して勉強する時間に充てました。一方で、日曜日は完全にオフにし家族と時間を過ごすなどして、メリハリをつけることにも気をつけました。

あと、忘れてはならないのは家族の協力です。幸い妻も子供も、私のやっていることに理解を示してくれ、例えば勉強に集中しているときには邪魔にならないようにするなど気を遣ってくれました.家族の支えがなければ修了は難しかったといえるほど、これは大切な点であり、本当に感謝しています。

BBT大学院で学ぶにあたって一番苦労した点を教えてください
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時間管理。部門の転向もあったので、リバランスをとるのに苦労した。負荷の事前把握と見える化で調整をしやすくした。

やはり時間管理です。先述した仕事・家族・学びのバランスは試行錯誤しながら自分なりの方法を見つけていったものですが、慣れるまでは大変でした。特に私の場合は、一年次の途中で研究開発部門からプロダクトマーケティングに転向したため、仕事の内容や時間配分が変わり、リバランスをとるのに苦労しました。

対策として考えたのが負荷の事前把握と見える化です。年間スケジュールと自分の履修予定科目のシラバスから、講義開始日や試験日などは年次の始めに把握可能ですので、各月の上中下旬ごとで重なっている履修科目数や試験科目数を一覧表にまとめたものを作りました。いうなれば、自分流年間カリキュラム一覧表です。これにより中期的な学習の計画が事前に立てやすくなり、時間の調整もやりやすくなったのではないかと思います。

学んだことが実践でどう活きていますか?
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世界各地域からの様々な人とともに仕事をする際に、相手を理解する上でも、相手に納得して自分の進めたい方向に動いてもらう上でも、身につけた論理的なプロセスが活きている。

海外の同僚たちと仕事をしていると彼らの高い能力に舌を捲くことも多々ありますが、それらは言っている内容そのものによるだけではなく、むしろ論理的な考え方や伝え方などのプロセスによるものであることが多いと思います。妙に説得力があるのです。これらの能力は一般的に日本人には苦手とされるものであり、私自身困難を感じる部分でもありました。

しかし、BBT大学院での2年間の中で最も大きな気付きは、上記のような論理的な思考や伝え方などのプロセスは(先天的なものではなく)訓練により身につけることができるということです。そして、それこそが最も実践で活かせているものだと思います。

具体的には、世界各地域からの様々な人とともに仕事をする際に、相手を理解する上でも、相手に納得して自分の進めたい方向に動いてもらう上でも、論理的なプロセスはすでにプラットフォームとして必須となっており、その中で成果を出すためにBBT大学院での学びが活かせていると思います。

BBT大学院はあなたにどのような変化をもたらしましたか?
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入学時の目的は概ね達成。自分自身のマインドセットに大きな変化もあった。

もともとのMBA取得の目的は、キャリアビジョンと現状とのギャップを埋めるための二つの要素(グローバルな視点での情報収集力と交渉力を含むグローバルスキルセット、ビジネス全体の成り立ちと運用に関する知識、実力)を身につけることでしたが、その目的はBBT大学院の2年間で概ね達成されたと考えています。ただ、継続的な学習の必要性も感じていますので、現在はアルムナイとしてRTOCSなどには参加させていただいています。

それに加え、BBT大学院での学びは私自身のマインドセットに大きな変化をもたらしたと思っています。大前学長の言葉に、①解決できない問題はない、②自分の頭で考える、③人生を楽しむというものがあります。これらの言葉は、自分が今後仕事をしていく上でも、また人生を生きていく上でも、自分に自信を与えてくれるものであると思っています。

今後の夢や目標をお聞かせください
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幅広いチーム構成から成るグローバル組織を取りまとめて成果を出す、グローバル・プロジェクト・マネージメントをリードすること。

先に、将来的な自分のキャリアビジョンとして“幅広いチーム構成から成るグローバル組織を取りまとめて成果を出す、グローバル・プロジェクト・マネージメントに携わること”であるとご紹介しました。BBT大学院のグローバリゼーション専攻を修了した今ではこれを一部修正し、“・・・グローバル・プロジェクト・マネージメントをリードすること”と考えています。今後は、具体的な期日とマイルストーンを自分の中で定めて、このビジョンに向かって進んでいきたいと考えています。

最後に、入学を検討している方に一言お願いします
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まずは自分の目的ややりたいことを明確にすること。そして、やってみること。それが大切ではないか。

このサイトをご覧になっている方は、ある志を持っている、もしくは漠然とした現状や将来への不安を持っており、その解決策を求めている方と思います。そんな皆さんにもしアドバイスさせていただくとしたら、以下の2点です。

1点目は、まずは自分の目的ややりたいことを明確にすることです。できれば文章にして書いてみたらよいと思います。そして自分がやりたいことを実現するためのベストな方法は何かを検討してみてください。それはBBT大学院への入学かもしれませんし、もしかしたら別の方法であるかもしれません。

2点目は、「やってみる」ことです。ベストな方法が絞れてきたとしても、現実的な問題でなかなか踏み出せないことも多いかと思います。そんなときは、まず踏み出してみる。結構“勢い”って大事ですよね。目的がしっかりしていれば、問題の多くは現実的に何とかなるものかと思います。

パーソナルデータ
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性別
男性
文系/理系
理系
年代(入学当時)
40代
業種(入学当時)
製造業
職種(入学当時)
研究・開発
学ぶ目的(入学当時)
グローバル人材
都道府県
栃木県
説明会参加
参加した
入学年次
2011年 春期
役職(入学当時)
専門職
在学中の学習時間(1日あたり)
3時間
業務終了時間(入学当時)
18:00~19:00
仕事の忙しさ(入学当時)
比較的多忙でした
卒業にかかった年数
2年
在学中・卒業後の変化
昇進した,年収が増えた
条件に似たロールモデル
大坪直哉
40代
株式会社ピードモント
業種
放送・広告・出版・マスコミ
職種
営業・販売
クリティカルシンキングを学んだことで具体的にMBA取得を意識した。
岐部健一
40代
準大手金融会社
業種
金融・証券・保険
職種
経営企画・広報・宣伝
職業人人生の集大成となる50代を前に、次のステップへの種まき
高藤公尚
30代
北関東のスーパー最大手
業種
飲食・宿泊・卸・小売(商社含)
職種
営業・販売
自信がない自分を変えたかった
古橋童子
30代
大手製薬メーカー
業種
食品・医療・化粧品
職種
研究・開発
育児休職期間を利用したキャリアアップ