私の場合は3年間BBT大学院で学びました。それにより「学ぶ」ことが間違いなく習慣化されたと実感しています。絶えず「学び続ける」意識を持つことで、自分をアップデートしていくマインド醸成がされました。
また表面的に物事を捉えるのではなく、物事の本質を考え続ける癖が身についたとも実感しています。
大学院で大量の科目を受講し、ビジネスやマネジメントにおける引き出しが増えました。実際にはそれを使って成果を上げることで初めて価値になるのだと思います。まだ使いきれているとは言えませんが、どのようなイレギュラーな状況が来たとしても太刀打ちできる自信があります。怖さより、わくわくすることが多いです。そのため、今まで躊躇してきたことへもチャレンジできるようになったと思います。
もともと入学のきっかけの一つが自分の将来への不安でした。BBTで学ぶことで知らなかったことをたくさん吸収できたこと、そしてその学びを活かすことで、自分のマネジメントスキルが上がったり会社の売上/利益の向上に直接貢献できたりし、すぐに結果を出すことができました。これにより自分に自信がつき、今まで取り組んで来なかったことにも積極的に取り組んでいきたいと思うようになりました。限られた世界の中でうまく立ち回る仕事のスタイルから、自分で世界を広げて大きな課題に積極的に取り組む姿勢に意識を変革させることができました。
入学時に不安に感じていた「将来どのようにすると良いか」について、自分なりの調査分析から方向性が出せるようになれたのは大きな変化と感じています。現状を把握するにしてもその観点は多様であり、その中でもどこに注目しないといけないのか、時代の変化や他社の動きと合わせてリサーチ出来るようになりました。調査した内容を分析する能力も高まったと感じています。適切な切り口で比較し、強み弱みを発掘し、事象を整理する力がついたと思います。
学習した中で得た知識に加え、日々の情報からどのような情報を得ていけばいいのか、それによる影響はどんなものか、自分の頭で考えられるようになっています。総じて、自分の解釈を論理的に整理し持てることで、あまり他人の意見に振り回されることなく、自分の考えに基づいて行動できるようになったと思っています。
BBTでのMBA体験を経て、経営というもののの醍醐味と魅力を感じました。学びが深まっていく過程で「自ら起業してもよいのではないか?」と思えるようになりました。そして卒業時には「起業できるに違いない!やってみよう!」と自らを信じられるようになりました。
従来の私は”完璧主義”な面が強く、それを美徳とさえ考えていたところがありました。その反面、考えて答えが出せないことにぶつかるとその場で足が止まって思考停止に陥っていました。答えがないことに対しても答えを求めてしまい、身動きが取れなくなりがちで、初めてでリスクがあるテーマには挑戦できない人間でした。
しかしBBTで学ぶことでフェルミ推定や仮説思考の癖がつき「今わかっている情報だけで熟考しひとまず一歩行動に移してみる」というマインドが根付いてきたと思います。頭でっかちの完璧主義を捨てた方がPDCAをより正確に早く回せます。結果的に成果に結び付きやすくなる習慣を得られました。
未知の難しい課題に直面しても臆することなく取り組むことができるようになったことは、今後の予測できない社会を生き抜く上で重要なスキルを身につけられたということだと実感しています。
BBT大学院では積極的なディスカッションにより集合知をより高めていくことが推奨されています。一人だけの意見や考えでは独善的になったりアイデアが発展しなかったりするものですが、多様なバックグラウンドを持つクラスメイトとのディスカッションであれば、新たな視点を生み出したり組み合わせたりすることが可能になります。まさに建設的な議論はイノベーションのきっかけなのです。このような体験を在学中に重ねることによって、ディスカッションを通じて互いに前進していくことは言語を扱う人類にとって普遍的な営みではないかとさえ考えるようになりました。それからというもの愚痴や不平不満だけを述べるような集まりには気乗りしなくなり、前向きかつ真剣なディスカッションを行える場の方が圧倒的に楽しいと思うようになりました。
これまで申し上げてきた通り、ビフォーアフターで大きな変化を実感できています。問題解決やマネジメント上のフレームワークやテクニックを活用できるようになったのはもちろんですが、それ以上に視座の高まり、視野の広がり、そして自信がついたことが大きいです。ほぼ毎週、経営レイヤーのケーススタディをやりますからね。私以外でも、大勢の修了生がポジティブな変化を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
BBTでの学びの集大成として「卒業研究」があります(卒業論文パターンもあり)。リユース業界における新しい価値創造について構想する中で、生涯をかけて取り組みたい事業に出会えたことが最大のリターンでした。戦略策定スキル、分析スキル、論理的思考、イノベーションにむけたアイディエーション… などのスキルセット(How)ももちろんですが、在り方(Being)がより強固になったことが最も大きい変化ではないかと感じています。
さらに言うと、日ごろの仕事とMBAの学びの両方に励むことによって自分自身のキャパシティの拡張も感じることができました。たとえば急な差し込みの事案などが入っても「BBTの学びとの並行期間に比べると軽い」と思えるようになりました。MBA取得自体はゴールではありませんが、一定期間自分に負荷をかけて学び抜いた、という経験は自信になっているのかもしれません。
BBTではRTOCSを始めとした多くの学びを通じて「自分の頭で考えること」を継続できました。これにより論理的思考力や問題解決力が強化されたことを実感しています。現状把握のための情報収集とロジックツリーによる思考の整理、問題提起や課題設定など、一連のアプローチを繰り返し訓練することで、しっかりと血肉化することができました。
そのため、業務においてはもちろんのこと生活全般にわたって不用意に思考が発散することが減りました。もともとアイデア出しは得意な方ですが、課題に紐づく解決案や実行プランなどを複数想定するなど、以前にも増して地に足の着いた思考プロセスを身に着けることができました。