学生時代よりキャリアアップ志向が強かったものの、経営についてはほとんど学んだことがなく、社会人になってからも常にチャンスを探していました。特に職務上も企業経営者と交わる機会が多く、経営者に少しでも近づきたいという想いも強かったのです。一度海外勤務時に海外のMBAに入学しものの、転勤で継続不能になった経験もあり、転勤でも問題が生じないBBT大学院を選びました。
前職のシンクタンクではPHD無しでいけるところまで登りつめたという感が丁度していたとき、PHDを取ってこのままアカデミックなキャリアを続けるべきかそれとも別の道を進むべきか悩んでいました。外交政策を考える上でも各国の経済力を左右する企業の存在がいかに大きいかを感じるようになると同時に、小さなシンクタンクが研究を続けるための終わりない資金探しの努力の中、企業のニーズが理解できていないことから、ファンディングやスポンサーシップの説得に苦労をしているのを実体験し、一度企業でも働く必要性を感じはじめていました。営利の世界の理解を深めるため、転職を決めると共にMBA取得を考えました。
これまで研究開発一本で過ごしてきましたが、学生時代から時事問題や経営にも興味を持っていました。就職してからは、将来的には会社の経営戦略に携わりたいとの考えを持つようになりました。そのためには、経営を基礎から学習して準備しておくことが必要だと感じ、MBAという選択肢を選ぶことにしました。
コンサルタントとして仕事の幅を広げ、成長を加速していくためには何が必要かを考えていました。MBA取得前はシステムコンサルティング領域の仕事だったため、MBA取得を通じて活躍できる舞台を広げたいと考えたことがきっかけです。