父が中小企業を経営した影響もあってか、小さい頃から経営というものに漠然とした興味を持っていました。研究開発者としてのキャリアの中でも、その枠にとらわれずに組織やプロジェクトをマネジメントする仕事をしたいと考えていました。また、時が経つにつれ、自分の中の軸のひとつとして「グローバル」が加わってきました。その結果として、将来的な自分のキャリアビジョンが“幅広いチーム構成から成るグローバル組織を取りまとめて成果を出す、グローバル・プロジェクト・マネージメントに携わること”として固まってきたのです。
ビジョンと現状とのギャップを分析した結果、開発すべき要素が少なくとも2つありました。ひとつはグローバルな視点での情報収集力と交渉力を含むグローバルスキルセット、ふたつめはビジネス全体の成り立ちと運用に関する知識・実力です。これらの要素を身につけるための手段として、MBA取得は合理的なステップと考えました。
将来的に、人の上にたってManagementをしたいという野心?がありました。もちろん、Playerでの経験年数を積んでから、の話しではあるのですが、いざ“どうぞ、Managementして下さい”とMissionをもらった際に、時間がかかると思ったのです。私にとってのMBA取得は、いざそうなった時にSpeedとPowerをもってパフォーマンスを発揮できる、そのための準備だったと考えておりました。
入社以来、営業職に携わり割と良い成績を収めてきましたが、このままでは退職まで同じことの繰り返しで終わると感じていました。いろいろと考えていく中で、将来経営に携われるような人材になりたいと思い、MBA取得を目指しました。時間が制約される通いの授業ではなく、いつでもどこでも学べるオンライン教育であることや実際の経営者の方が講師陣に揃い、より実践的な内容であることがBBT大学院を検討するきっかけになりました。
製薬企業のグローバル化が進む中、当社も海外でのプロジェクト案件が増えてきて、技術職の私も、そのプロジェクトの技術的側面だけではなく、経営に与えるインパクトも評価できるようになりたい、そして将来はそのプロジェクトリーダーを務めたり、意思決定に関与できるようになりたいと考えるようになりました。そこで、グローバルマネジメントを経験した講師陣から経営学全般に関する知識・経験を学びたいと思い、入学しました。
経営コンサルタントへの転職を志していたものの、私はもともとは研究者であり、経営や問題解決に関連する知識や経験は皆無でした。そのため、転職のインタビュー対策として、最初にBBTが提供している問題解決力トレーニングプログラムを受講しました。そこで、講座があまりに素晴らしかったため、経営について体系的に学ぶためにMBAを取得できる大学院にも入学することにしました。
キャリアパスの一貫性が大切になってきているためです。グローバル化した社会では企業ではなく、自分の専門領域に就職するようになります。学位はその分野の専門性を客観的に表すもので最低限のラインだと評価され、実力の評価はその先の話になります。
このため、グローバル化が進んでる米国ではエンジニアは理工学系の学位を持っており、管理職はMBAを持っているのはごく普通です。実際、他の分野でも多くの人がキャリアイメージを明確に持ち、大学卒業後も関連する学位を仕事と平行して取得していました。日本のグローバル化は今後も進むでしょう。キャリアパスに沿った学位はあればベターという時代から必須になりつつあると思います。
社会人になったときの目標である社長になるという夢を実現する上で、IT系の資格を取得しているだけでは経営に関する知識や能力が身に付かないと考えました。通勤電車の中でMBAに関する本を何冊か読んだものの、自分の中に知識として取り込まれたという実感が全くありませんでした。ここで立ち止まっては一生エンジニアとして終わるのではないかという危機感が芽生えたのが、真剣にMBAを取得しようと考えたきっかけでした。
学生時代よりキャリアアップ志向が強かったものの、経営についてはほとんど学んだことがなく、社会人になってからも常にチャンスを探していました。特に職務上も企業経営者と交わる機会が多く、経営者に少しでも近づきたいという想いも強かったのです。一度海外勤務時に海外のMBAに入学しものの、転勤で継続不能になった経験もあり、転勤でも問題が生じないBBT大学院を選びました。
前職のシンクタンクではPHD無しでいけるところまで登りつめたという感が丁度していたとき、PHDを取ってこのままアカデミックなキャリアを続けるべきかそれとも別の道を進むべきか悩んでいました。外交政策を考える上でも各国の経済力を左右する企業の存在がいかに大きいかを感じるようになると同時に、小さなシンクタンクが研究を続けるための終わりない資金探しの努力の中、企業のニーズが理解できていないことから、ファンディングやスポンサーシップの説得に苦労をしているのを実体験し、一度企業でも働く必要性を感じはじめていました。営利の世界の理解を深めるため、転職を決めると共にMBA取得を考えました。
これまで研究開発一本で過ごしてきましたが、学生時代から時事問題や経営にも興味を持っていました。就職してからは、将来的には会社の経営戦略に携わりたいとの考えを持つようになりました。そのためには、経営を基礎から学習して準備しておくことが必要だと感じ、MBAという選択肢を選ぶことにしました。