MBAにチャレンジする前と比べて、自分の時間が自由に使えないことが増えました。たとえば履修上、日曜夜または月曜朝には大前研一学長の講義を視聴するルーティンにしていたので、特に日曜日は意識が学びに向くことが多かったです。本来は完全にOFFの日でもあるので、ややストレスを覚えることもありましたね。
ただこういった時間の制約は、MBAにチャレンジする以上は仕方ないと思います。余裕は待っていても来ないので、むしろ捻出しなくてはいけません。
春期と秋期それぞれの講義の終盤になると履修科目ごとに最終レポートが課されるようになります。ちょうど弊社のパフォーマンスレビュー期間と重なってしまうタイミングであり、時間捻出が大変だった思い出があります。弊社は四半期スパンで目標管理制度を走らせているのですが、振り返り面談後のフィードバックを約40名ほどの社員に送信する必要があり、毎回かなりタフでしたね。
その他でいうと、入学年の初めての最終レポート提出期間にコロナに罹患してしまい、健康面でたいへん苦労した記憶があります。
ただ、質問の腰を折るような回答になってしまいますが、苦労していると感じることは基本的にはなく、終始楽しみながら学ぶことができました。
オンラインでいつでもどこでも勉強できる環境ですので、良くも悪くも講義の課題やクラスメイトの投稿などが気になってしまいました。自分も早く課題をやらないといけない、発言に対して返信しないといけないという焦りをコントロールすることが苦労した点だと思います。
有価証券報告書や決算資料の読み解き方、各種専門用語の理解など、基礎知識が無い分苦労したことは数多くあるのですが、やはり一番は「この学びや経験を実際のビジネスの現場にどう活かしていくか?」を考え、実行していくことだと思います。大学院の学びの場で実践ができるのと、リアルの世界で実行できるのは難易度が異なりますので、このあたりはこれからの課題でもあります。
第三子が保育園に入るまでの半年はほぼ常に子を胸元に下げて過ごしており、また入園してからも朝夕は常に胸元に抱いていたので、慢性的な肩こりに悩まされました。また、仕事と育児の時間を減らしたくなかったので、学習時間は睡眠を減らしてねん出しましたが、子供がなかなか寝ない日など本当につらかったです。
試験期間やレポート、課題の提出などの期限、スケジュールが重なった時、仕事が忙しい時期など、時間の調整が難しい場面が何度かありました。年間、月間、週間などのスケジュールを早めに立てて取り組むようにしていても、仕事を後回しには出来ないためにディスカッションに参加する余裕がない、提出期限に間に合わせるのがやっとで内容は少々不本意、ということがあると気持ち的にも辛くなりそうなことがあり、少し心残りでもあります。
BBTでは積極的な議論を推奨しております。なぜなら、集合知(互いに意見を出し合う事で新たなアイデアが出てくる事)によって、これまで出てこなかった課題解決の視点やイノベーションに繋がるからです。私はまず可能な限り早く自分の意見を出しました。その後クラスメートの意見を読み、より良いアイデアに繋がりそうな情報を踏まえ、質問や意見を出すようにしていました。限られた時間の中、相手の意見を理解しこちらの意見を出すという過程が最も苦労したと感じています。しかし、議論を重ねることで得られる気付きがあり、卒業した今でも記憶に残っております。大変でも可能な限り議論をする姿勢を貫き良かったと感じています。
まずは仕事は時間内に必ず終わらせる事に集中しました。多少終わらなくても無理やり終わらせていました。そうして勉強時間を確保していました。時間が無いというのは「一番ダメな言い訳だ」と念じながらやっていました。
勉強時間の確保が大変でした。通勤時間が1.5時間程度かかるのですが、勿論座れることはありませんので、通勤中はスマホで授業を聞くようにしていました。しかし、最終レポートの提出が近くなると、パソコンでの作業が必要になります。運が良いことに、グリーン車がある電車を利用していましたので、パソコン作業が必要な時にはグリーン車を活用し、さらなる時間の有効活用をするという工夫もしていました。
私のようにシステムエンジニア出身者にとっては、例えば、会計やM&Aなどの分野はおそらく直接業務で経験したことがないので苦手な分野になるのではないかと思います。このような授業は、どうしても授業以外の内容を自分で学習していかないとついていけなくなると思います。このあたりが一番苦労しました。ただ、今から振り返るとこのような時こそクラスメイトと積極的にディスカッションすることで、むしろモチベーションの維持に繋がったことに気づきます。苦労している時こそ攻めていく姿勢が大事であることを振り返ります。