サイバー学習ならではの難しさが2つありました。タイミングを逃すと議論に充分参画しきれない点とモチベーション継続です。私自身の1年目は、社内異動も重なったことで新たなタイムマネジメントも発生し、物理的・精神的な余裕をほとんど持てませんでした。よりハードな2年次を乗り切るために、クラスの集まりやFacebookに参加するなどの新しい機会を意識して増やしてみました。そのおかげで、講義だけでは気づけない、クラスメイトのものすごい頑張りや人柄にも触れることができ、孤独な作業感が緩和されるとともに、自分も追いつきたいと気持ちを新たに持つことができたので有難かったです。
仕事で疲れていると変な発言をしてしまう傾向が最初の頃はありました。そのため、夜に下書きを書き、朝に見直しをして投稿する、という流れを作りました。ただ、それでも受講者数が多い必修科目は、発言数が多く、夜のうちに投稿しなければ議論の参加タイミングを逸してしまう事もあるため、夜中に疲れた頭をフル回転しながら投稿したのが、一番苦労しました。
大企業に入社しこれまで自分自身で経営課題を洗い出し戦略案を結論づけることなど全くしてこなかった自分にとって、「あなたが経営者だったらこの会社をどうするか」といきなり言われても、はじめは正直「どうすればいいかわからない」というのが本音でした。しかしBBTの学びを進めていくにつれ、クラスメイトのイノベーティブな結論にも触発され、「もっとイノベーティブな結論を出さねば」と思うようになりました。右脳で考え抜いても左脳が冷静にブレーキをかけ結論を導き出せず、明けていく空を見上げて「もう、嫌だ」と悲嘆に暮れた日々もありましたが、そのおかげで自分自身で戦略案を描けるようになりました。
中国のインターネット環境は、海外とのやり取りを行う際は、速度が非常に遅くなるようになっています。また、ダウンロードのスピードも遅いので、寝ている間に講義をダウンロードしておいたりするなど、色々な工夫が必要でした。
BBTはインターネット上で完結する「サイバー大学院」ですから、当然、通信に問題が生じると、そこですべてがストップします。何度ネット喫茶に通ったかわかりません。オフラインでもテキストを読んだり発言の下書きなどはできますが、通信が復活すると、議論が大分先に進んでいるケースは多々ありました。特に、2018年9月の北海道地震の時は停電も伴いましたので、学校側の配慮を以てしても、遅れを取り戻すことは容易ではありませんでした。また、任意参加であるスクーリングは、私にとっては「一生会うこともすれ違うこともない方々とリアルに話せる貴重な機会」だったので、可能な限りスクーリングへは参加するようにしていました。やはり、サイバー空間では得られないプライスレスな体験ではありましたが、コストはかかりました。
初めて学ぶ科目が多く理解するのに時間を要しましたが、繰り返し講義を視聴していくことで理解が深まりました。このあたりはAirCampusならではの特権だと思います。また早朝に講義映像を見るために、元々早起きではあったのですが、更に早起きの生活になり、より健全な生活ができました。
時間が限られているので、とにかく限られた時間で最大限の成果を出すことに苦労しました。RTOCSに取り組んでもいつも情報集めに時間を取られ思考が発散しすぎる。どこで収束させるか。収束させたものの、本当にこれで良かったのか?MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)に考えていても何か抜けてないか?なんて堂々巡りでいつもギリギリまで悩んでいました。でも今となっては毎回そうやって悩みながらもアウトプットを出したことが自分の力になっていると思います。
講義によっては、各授業の課題提出スケジュールが重なってしまう時がありました。そのため課題に取り組む時間を捻出することや、自分の考えを整理することにとても苦労しました。とはいえ、こうした状況に合わせてタイムマネジメントをすることの重要性や、期限を決めて結論を導き出すということの重要性も身をもって体験できたと思います。会社の経営においても時代が刻一刻と変化していく中で、限られた情報をもとに決断していかねばならないことが無数に存在するわけですので、期日内に決断を下すことを身をもって経験することができました。次は学校ではなく、現場での実践に邁進していきたいです。
試験期間は身を削る思いで日々を過ごしました。課題内容に対してどのように自己表現するのか、どのように論理を構成するのか、こういったことを考えているうちにすぐに提出期限が迫ってきます。追い込まれるとなかなか大変な状況にはなるのですが、一方で不思議と逆境に追い込まれるほどブレークスルーの考え方ができたりするものです。そしてそういった内容ほど良い評価がつきました。逆に提出期限まで余裕があり、ささっと提出した課題ほど良い評価ではない、というのもまた事実としてありました。やはり人間たまにはトコトン考えて知恵を絞り出すということが大事なのだと感じてなりません。
卒業研究や、作成までに長時間を要するレポートがいくつかあります。それを進めるための時間配分が大変でした。これまで感覚的にタスクを処理していましたが、きちんとタスク管理を意識せざるを得なくなったのは人生初です。しかし、この経験もまた、有意義だったと思います。