これまでずっと技術者として専門技術を磨くことに専念していましたが、そろそろ管理者的な立場になり、会社の経営ということについて考えると、自分には何のスキルもありませんでした。また、会社を見回してみても、現在の経営陣を含めて技術者の集まりであり、会社の行く末に一抹の不安を感じました。そこで何とかしなければならないと思い、MBAを学ぼうと思い立ちました。また、大前学長の「ロウアーミドルの衝撃」を読んで、文字通り衝撃を受けたことも大きかったです。
「先が見えない」というのは当時、将来が不安というメンタル的なものではなく、どちらかというと、このままやっていっても飯は食えるだろうけど、発展性はないなという程度の感覚でした。最初に取得を考えたのは、2010年頃だったと思います。その後、2012年に発展性のない仕事から抜け出すためには何が必要かを再考し、MBAを取得しようと思った次第です。仕様もないことなのですが、税理士でMBAホルダーがあまり居ないなということも取得しようと思った理由ではあります。
長年研究に没頭し、論文の投稿や総説の執筆、学会での発表に充実感を得ていました。30代中ごろから管理職となり他社との共同研究や事業開発に携わるようになりました。社内でも経営陣との会議に出席する機会も増え、自分の物事の見方や考え方に偏りがあること、またビジネスや経営の知識が欠如していることを実感するようになっていました。そんな時に当時共同開発を進めていた外国企業の研究開発部門の責任者の方と出会い、その方が持つ研究者としての知識や洞察力とビジネス感覚やスキル、研究開発から事業化に結び付ける考え方に刺激を受け、自らも経営に必要なスキルや知識を体系的に学びたいと強く思うようになりました。
社会人の大半を営業部門で過ごした私が、いざ経営者という立場になった時に経営者としての知識や能力がない中で、今後の会社運営をどのようにしたら良いのか考えました。そこでやはり私自身が体系的な経営スキルを学び、経営者としての知識や能力を身につける必要があると感じ、MBA取得を目指しました。
転職を機に役職が上がり、意気揚々としていましたが、求められる仕事の難易度も高くなる中で、自己流の限界を知り、危機感を感じるようになりました。そして、今までの経験の延長線上ではなく、一からマネジメントを体系的に学び、限界突破をするための知識とスキルを手に入れたいと思うようになりました。
MBAの取得はエンジニアからビジネスマンに転身した時からの希望でした。最初は単なる憧れだったかもしれませんが、仕事で経験を積んで実際に企業経営に関わるようになってから、体系的にビジネスを勉強する必要性を感じたのがきっかけです。しかし、私が高専卒という学歴から、大学院で経営を勉強することは無理という、BBT的に言えばメンタルブロック状態でしたので、自らチャンスを掴みにいったというより、偶然インターネット広告で目にしたBBTの紹介がなければ一生チャンスに恵まれなかったかもしれません。
かつて動物病院の開業は、獣医師免許と一定レベルの技術があればさほど難しくはありませんでした。しかし、少子高齢化に伴い、動物の数は近年減少傾向にあります。一方で、動物病院の数は増え続け、私達の世界でも競争は激化しつつあります。また、開業年数とともに組織も大きくなり、スタッフをまとめ事業を維持・成長させて行くには、体系的な経営スキルを身につける必要があると考えMBAの取得を決意しました。
もともと自分の課題として論理的思考や創造力が足りないと感じており、また入社以来同じ業務を担当していたことからも、このままではいけないとの思いを持っていました。しかしながら、自分に自信が無く、自分の得意なことも分からない状態であり、具体的に何をすれば良いか分からない状態でした。
そんな中、幸いにも私は営業として社外の方々と仕事をする機会が多かったので、そこで凄いと感じた人達は何故凄いのだろうかということを考え始めました。私が尊敬する方々は国籍や大学での専攻、職歴も違いますが、一つだけMBAホルダーであるということが共通していました。
徐々にMBAに対する憧れが強くなっていきました。また、特に海外の方は非常に論理的で、自らの専門業務に加えて経営者目線の考えや知識も持ち合わせていることもあり、MBAを取得すれば自分もそうなれる、自分に足りないものを少しでも補ってくれるのではないかと考えました。
実務でマネジメントと会話する機会も多い中で、指摘されればごく当たり前で納得できる内容を、自ら気づくことができない点も多いことにコンプレックスを感じていました。その違いは経営者的視点だということも聞く中で、当時も単発でMBAの要素となる研修を受講したりはしていましたが、全体を体系的に身に着けたいと考えました。その時に、全体を通して学べるうえに、MBA取得ができるBBT大学大学院を知り、自分の求めているものがここにつまっているのでは、と思いチャレンジしました。
新卒後早い段階での転職を経て、今の会社に来て13年が経過していました。幸いにも2年目から営業所管理職を任され、やりがいを持って働いていましたが、管理職として12年が過ぎマンネリを感じていました。そんな中、社内の管理者研修(年間プログラム)を受講したのですが、その中で自身の経験を体系化することで思考が整理される感覚を味わったと共に、研修だけでは物足りないという「学びへの欲求」が生まれました。それまでの人生では、学習に関して楽しいと感じたこともなく、いわゆる劣等生として過ごしましたが、経営学全般は実践との関連性が強く「楽しい!」ということがわかってしまい、その欲求を満たす候補としてMBAにたどり着きました。