2つのきっかけがありました。ひとつはBBT大学院に入学する約1年前にCSR部門に異動したことです。CSR(企業の社会的責任)をより良く果たすためには、企業がどのような機能やメカニズムで動いているのかなど、企業に対する全般的な理解を深める必要があると感じるようになりました。 もうひとつはBBT大学院入学の約半年前に、人材ビジネスに携わる知人と話をする機会があり、危機感を抱いたことです。当時の私は社会人になって約15年が経った頃で、普段の業務にはそれなりに対応することができていました。しかし、知人から他社で活躍する能力も意識も高い人たちの話を聞いて、「業務経験を中心とする現在の延長線上では、知人から聞いたような人たちのレベルに到達することは難しいだろう。」と痛感しました。
海外駐在員時代に、現地スタッフが積極的に自己啓発をしており、MBAの取得を目指している中国人の新しい知識を 吸収する姿勢を見て、自分自身のキャリアについて考えるようになりました。 また、現地法人でマネジメントを経験することで力不足を実感し、自分のキャリアには海外現地法人でのマネジメントの経験と、それに加えて経営を体系的に理解する知識が必要と考えてMBAを取得しようと思いました。
入学した頃は中国の工場へ総責任者として立上げに行き、ちょうど2年経過した頃でした。経営全般を任されたのは初めてだったのですが、更に自己を成長させ、中国の工場及びグループ全体を発展させるために、より自分を成長させることに興味を持っていた時にBBT大学院のことを知り、MBA取得に関心をもちました。