長いこと同一業務でほぼ変化の無い世界で業務に従事してまいりましたが、十数年前からこれまでとは大きく異なるパラダイム変化が起きていると感じるようになりました。重厚長大、大企業、大組織、年功序列といったことが機能しなくなる時が近いのでは、という危機感も感じていました。こうした中で大前学長がBBT大学院のMBAコースを設立されました。ここで思考力、構想力、経営スキルを向上させると共にグローバルマインドを学びたいと思いMBAを取得しようと決意しました。
経営者と共にビジネスを創出できる人材になりたいと思ったことがきっかけです。
新卒入社した会社で、分からない事を徹底的に努力して理解する楽しさを経験してから、自分の興味のある事を独学で自主的に学んできました。しかし、役職が上がり自社・グループ会社の経営者と仕事をする機会が増え、いくら自主的に学んでも仕事で望む成果を上げることができない、という経験を度々するようになりました。
「なぜだろう?」と考えていた時に、MBAの存在を知りました。MBAを通して体系的にビジネスを学び、自分でビジネスを創出できるぐらいの人材にならないと経営者と一緒に仕事をする事は難しいのではないかと考え、MBA取得を本格的に検討するようになりました。
入社以来、将来は会社全体の経営に深く携われる人材になりたいと漠然とした希望持っていました。4年前より上海で生産拠点の責任者として活躍するチャンスを貰い、その業務を経験するにつれて、工場運営のための会計、人事などの知識だけでなく将来を踏まえ経営戦略を体系的に学ぶ重要性に気がつきました。MBA取得にチャレンジする事で、実務で具体的な行動に移したいと思うようになりMBA取得にトライする事を決めました。
5年前に管理職になってから、自分自身が管理職に必要な知識・技術が少なすぎることに気づきました。チーム全体のパフォーマンスを最大限に引き出すために、まず自分自身をレベルアップしないと、チームメンバーが可哀そうだと思いましたので、MBAにチャレンジすることにしました。
当時は社内最大のセクションの課長職で、毎週末出勤するような状況でした。管理職といってもプレイングマネージャーであり、自分の力では余るほどの仕事と管理量だったと思います。それでも必死にやっていました。しかし、人事異動をきっかけに、規模は3分の1の若手ばかりのセクションに異動になり、商圏も売り上げも無くなりましたが時間ができました。そこで、これまで考えることの重要性は感じていたものの、できていなかった論理的、体系的なビジネスの総括をしようと思い立ちMBAを取得することに決めました。
自身の部門は本社から離れた事業所の形態であり、物理的にも業務的にも独立性の高い部署です。責任者を任されたものの、自由度が高いあまりに、自身のスキル不足を実感しました。そこで総合的にかつ実務に活かせる学びができるものとして探した結果、経営を学ぶのに最もMBAが適していると思ったからです。
正直言いますと、病院の事務長就任当初は「MBAなど不要」と思っていました。しかし、難問に直面していく中で、根本的な自身の知識の基礎力不足を痛感させられました。そこで、MBAについて改めて調査し、取得を考えるに至りました。
プレイヤーだった私が、組織の長としてチームのマネージメントを任された時に自分自身の限界を感じたことがきっかけでした。私の担当していた製品も、良いものを作れば売れた時代が終わり、顧客にとって本当に価値あるものしか選ばれない厳しい競争環境に突入しており、もはや今までの延長線上には未来がないことを痛切に感じていました。しかし、実務においては経験、勘、度胸を中心とした目標達成のためのPDCAを繰り返しているのが実態。私は自分自身の能力の限界を感じながらも、リーダーとして進むべき目標や方向性を明確に示しチームの成果を最大化できる人間になりたいという強い思いを抱いていました。それがMBA取得の動機です。
2009年に中国現地法人を立ち上げました。立ち上げ準備から立ち上げ後1年程度は右も左も分からず、がむしゃらに日々の業務に取り組んでいました。事業開始後2年目に単月黒字、3年目には黒字体質になり、軌道に乗っていきました。しかし飛躍した発展はなく、低空飛行を続けていました。さらにスキルを高めたい、世の中に価値を提供したいと思っていたところ、あるMBAホルダーの経営者に出会いました。新規事業を立ち上げて3年で上場させた方で当時の私からはすごく眩しく見えました。色々とMBAの話を聞いてるうちにぜひとも勉強したいと思いました。
民間教育機関の場合、教務スキルだけを磨いても、事業を成功させられるとは限りません。20代では教務スキル向上に重点を置きましたが、30代になったとき、社会全体を俯瞰する目、業界全体のトレンドを把握する力が必要だと感じるようになりました。複数の校舎を統括するようになると、人材育成にも責任が大きくなり、自分の力不足を痛感することが多くなりました。また、社長が大前学長の著書を数多く読んでおり、入学を相談したときに強く勧めてくれたこともきっかけになりました。