受講後にプレゼンテーション資料の作り方が抜本的に変わりました。これだけでもBBT大学院に入学してよかったと感じています。
プレゼン資料作りを体系的に学ぶ機会は意識しないとまず訪れないと思いますし、体系立てたプレゼン資料作成法を社員に教育できる会社は実は少ないんじゃないでしょうか?
私自身も受講前までは会社の先輩が作ったものやビジネス書から聞きかじった知識を表層的になぞって自己流でプレゼン資料を作成していたのですが、切れ味がいまいちだったと思います。受講後はそれが随分と様変わりしました。世界的なコンサルタントとして活躍されていた大前学長のプレゼン資料作成法を自分の基礎にできたという安心感もあります。
基礎さえしっかりしていれば、他者の印象的なプレゼン手法を取り込んで、自己流にアレンジしても切れ味は落ちないと感じています。今後も自分の強みとして発展させていきたいですね。
どんな戦略検討・決断の場面においても、必要になってくるのが事実に基づいた客観的なデータです。会計・アカウンティングは自社・他社の分析において、そのようなデータを得ていくための重要なプロセス・ツールになります。これを丁寧に学ぶことができたため、タメになりました。
問題解決だけではなく、いまの日本の経済と行政の課題が見えてくる。また、さまざまな業界に所属している同期メンバーがいるため、RTOCSの問題として出題された業界にいる同期メンバーも少なくなく、その業界ならではの慣習など、より詳しい情報が得られるし、さまざまな企業の文化も見えてくる。そんなRTOCSは、自分の問題解決力を磨くための100本ノックの場であり、より詳しい業界情報が得られる貴重な場だから。
色々あって一番を選ぶのは難しいですが、実際の起業家の話を聞く講義が一番タメになりました。中でも毎月25人×4ヶ月で合計100人の起業家の経験談や価値観を聞くことが出来る『起業家精神研究』という科目が、課題レポートの量も多くて大変でしたが、どうやって起業家は起業家になっていったのか?たくさんの起業家の生身の話を聞きながら、自分がビジネスを起こす際のミッションステイトメントが言語化できていった点において、特に印象に残る講義でした。
『経営戦略論』、『新資本論』、『現代の経営戦略論』などの大前学長の講義から、『アカウンティング』、『戦略的人材マネジメント』など、タメになった科目は多々あるが、特に『イノベーション』の学びはとても新鮮で、気付きが多かったです。今までイノベーティブな発想とはセンスによるものだと思っていましたが、発想の方法を体系的に学ぶことができました。このトレーニングによって発想の幅が広がったと実感しています。脳みそに大汗をかいた講義でしたが、その分得られたものが大きかったと感じています。どんな困難な課題にも、この科目の訓練で身につけた発想法を活用し、独自の解決のアイデアをひねり出し果敢に挑戦していきたいと思います。
新規事業の検討から新製品の想定や市場規模の推定など、事業化する上での採算性を客観的に論理的に評価する手法は大変勉強になりました。また、財務諸表分析や資本コストの推定も採算性を数値で評価し、課題を通じて学ぶことができました。現場で活用していきたいと思います。
毎週出されるRTOCSは最初から最後まで苦手でした。日頃、自身の興味があることや自身の業界に関する情報収集をしたことがなかったにも関わらず、業界や興味のある分野とは異なるものについてあれだけ情報収集したことはこれまでありませんでした。適切な情報収集の手法を選び、論理的思考を用いて、クラスメートと議論を重ねれば、一週間という短い時間であっても、一定の品質の解決策を導き出せるということを学べたことが非常に有用でした。
科目ではありませんが、毎週日曜日の夜に公開される、「大前研一ライブ・アワー」です。自分で見るニュースは偏ったもので、考えも偏ったものになってしまいますが、リアルタイムの世界情勢を分かり易く解説して下さったところがとてもタメになりました。また、情報をどういった視点で見ればいいかも解説して下さっていた点も理由になっています。
数日単位で新商品を提案していく『イノベーション』が非常にきつかったですが、発想のアプローチ方法を学ぶことで「画期的な商品アイディアを生むのは非凡な人」という自身の先入観が覆され、誰もがアイディアを生み出すことができるようになることを実感しました。これからも継続してトレーニングしていくことが必要ですが、大きなアドバンテージに繋がっていると感じています。
どの授業もタメになったので1つに絞るのが難しいのですが、敢えて絞るとしたら『卒業実習』です。「まだ輸出されていない日本の食品をオーストラリアに輸入する」というテーマを出され、ビジネスプランを作成したのですが、そのプランの妥当性を検証するためにフィールドワークに参加することが必須となっています。このフィールドワークというのが非常に学びの多いもので、これまで授業で理論を学んでいたSTPや4Pの概念が頭ではなく身体で分かるようになった瞬間を体感出来ました。この経験のおかげで、海外展開時のローカリゼーションやマーケティングの重要性を痛感し、帰国後の業務でも自社の海外事業展開に関してより具体的な提案ができるようになりました。