アメリカ大統領、スティーブジョブズ、そして大前研一学長の説得力がどのような伝え方の構造から来ているのかが分かる科目です。分かりやすいプレゼンテーションには一定の方法があり、その方法は日本の教育の中では教えられていませんが、言論を重視する欧米ではしっかり教えています。この科目を学んでからは、会社においても地域活動においても、うまく自分の考えを伝えることが出来るようになり、その結果、周囲に及ぼす影響力を増やすことが出来ました。さらには、一般の方向けにBBT大学院が開催している「問題解決思考セミナー」の講師として活躍する機会にも恵まれました。BBT大学院に入学していなければ、一生分からないまま過ごしていたのではないでしょうか。よろしければセミナーに参加し、成果を確認しに来てみませんか(笑)
毎週、課題に取組む「RTOCS」。リアルタイムな企業の経営課題を、経営者の視点に立って分析し、本質的な解決策を導き出すといったもの。現在進行系の課題に対するワークであるため、本当の正解は分かりません。ただ、先の見えないものに対して解決策を導き出すというプロセスを繰り返し行ってきたことで、先見性を身につけることができたと思います。また、他の科目でインプットした知識を総動員してアウトプットしなければならないため、知識の定着および理解の深化を図ることができました。
どの授業もタメになったので1つに絞るのが難しいのですが、敢えて絞るとしたら『卒業実習』です。「まだ輸出されていない日本の食品をオーストラリアに輸入する」というテーマを出され、ビジネスプランを作成したのですが、そのプランの妥当性を検証するためにフィールドワークに参加することが必須となっています。このフィールドワークというのが非常に学びの多いもので、これまで授業で理論を学んでいたSTPや4Pの概念が頭ではなく身体で分かるようになった瞬間を体感出来ました。この経験のおかげで、海外展開時のローカリゼーションやマーケティングの重要性を痛感し、帰国後の業務でも自社の海外事業展開に関してより具体的な提案ができるようになりました。
RTOCSです。「自分が経営者の立場になって考える」という癖がついたと感じます。以前仕事で、上司から「2つ上の立場でモノを考えてみろ」、と言われた事がありましたが、ピンと来ていませんでした。自分が社長ならどうするか、という事をいろんな側面からトコトン考えてみるようになり、今のポジションでの業務にとても役立っています。
毎週のRTOCS(Real Time Online Case Study)は本当に自分の力になりました。2年間で100回の課題に取り組みましたが、自分が経営トップになった気分で自分の会社をどうすべきかと考える機会は初めてのことであり、またそれを通じて経営者ならばどう考えるべきかということについて体に叩き込まれた感があります。会社での実務においても非常に役に立ちました。毎週取り組むのは体力的にも時間的にも非常に厳しいですが、2年間やって間違いなく自分に力がついたことを実感できる内容でした。
学長科目のRTOCS(Real Time Online Case Study)。現在、ある企業が直面しているケースを取り上げ、「もし私が社長だったら」を1週間かけて考え抜くケーススタディです。このケーススタディでは問題解決、アカウンティング、マーケティング、イノベーションなど各科目で学んだ知識をフル活用し、クラスメートと熱い議論を交わしながら自分なりの解を出していきます。毎週1テーマですから2年間で約100テーマに取り組みますが、当初は方向性を見出すのも四苦八苦の状態だったものが、回数を重ねる度に比較的早い段階で方向性が見えるようになってきました。過去のケースではなく現在進行形であるため正解はありませんが、いかにファクトベースの説得力ある提案を実施できるかが鍵です。このファクトベースで考え抜くトレーニングは、実際のビジネスにおいても相当役に立っています。
学長科目のリアルタイムオンラインケーススタディ(RTOCS)を2年間続けたことで、大きな収穫を得ることができました。入学して間もない時期は、経営に関する基本的な知識が無い中での取り組みとなり、出てくる用語・概念はほとんど「???」状態でした。改めて振り返って気づきましたが、クラスのディスカッションで得たヒントや、自分で深堀りして調査したことを元に、他の科目を受講すると、RTOCSで調べたことと、それぞれの科目での学びが少しずつ有機的につながっていく感覚があったように思います。当事者意識をもって考える事を2年間ほぼ毎週できた事は大きな経験だと思います。また「輪読会」では、毎月特定のテーマについて議論をしますが、思考を深めたり、様々な事を調べる訓練も同時にできたと思います。そして毎週大前学長が世界のニュースを解説をする「大前研一LIVE」は目線を広め、高めて頂きました。
業務改革を行うには、現状の問題点を見つけ出し、その根本原因を突き止めて、その解決策を探るというプロブレムソルビングのアプローチが必要です。このアプローチを着実に体系立てて学ぶことができた問題発見思考・問題解決思考は、実務に直結できる有意義なものでした。
グロバリゼーションのコースはプラクティカルで即スキルとして役にたちました。Negotiation skillでは自分だけでなく相手にとってもwin-winを可能にするBATNA(Best Alternative to a Negotiated Agreement)や相手の背景の理解など事前準備を徹底すること、Steps to Leading Globallyではグローバルリーダーとしてのビジョンとスタイルが明確になりました。経営の方では、毎週異なる企業のcase studyを通して戦略的思考を鍛えるRTOCS(Real Time Online Case Study)が役に立ちました。自分の知らない業界でも一から資料を集め問題分析し、自分なりの切り口で戦略を組み立てることがチャレンジングながら鍛えられました。問題解決思考も「ようは何か?」と本質的な問題にせまるアプローチを学び、ようは?を意識する問題意識をつけられました。
ビジネスで起こっている様々な事象は、表面的な症状である為、本質的な問題に辿り着き、その打ち手を施さなければ、根本解決には至りません。その手法を、問題発見思考と問題解決思考で学びます。これらを学ぶ前は、潜んでいる本質的な問題を発見する前に、とかく、目の前に見えている問題を手あたり次第、安易に対処してしまいがちで、根本的な解決には至らず、いつまでも本質的な問題を引きずっていました。これらの科目を修了しましてからは、根本的な解決を見出すマインドがセットされました。入学時から毎週出される「もしあなたが〇〇会社のCEOだったらxxxxをどうするか?」といったお題を当事者の身になって考え抜くRTOCS(Real Time Online Case Study)は、問題発見思考や解決思考をフルに使って自らの案をアウトプットする訓練が出来、回を重ねる毎に正に実学として血肉になっていく事が実感出来ました。