「問題解決思考」とそこで学ぶことができる「PSA(Problem Solving Approach)」という問題解決法、そして大前学長が担当する科目で取り組むオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」が役に立ちました。日々の営業の中で、計画達成するためには現状維持では達成することが難しく、常に新規で売上を上げなければ達成しない状況の中で、どのように得意先を攻略していくか判断するのに役立っています。
サラリーマンとしてビジネスに接してきた為、経営者になる、経営者の目線という点を多くの違った観点から学び、理解する事が出来た事です。現職にいても、自分の職務kだけでなく、自分が経営者ならどのような判断、計画を考えるかなど、多くの視点を学べました。
松本孝利先生の『起業論』です。この講義はBBT大学院に入学して最初に受講する講義の一つですが、実際に受講をしてとても感銘したことを思い出します。入学する前には仕事をする目的についてあまり深く考えていなかったものの、この講義を通じてその目的を再定義することができました。人生において仕事ををする時間はかなりの割合を占めることになります。その時間をどう使えば自分の人生が有益になるのかを考える良いきっかけになっていたと感じます。
そのほかにも『問題解決思考1』という講義では、文章を書くときの基礎的なことから学ぶことができました。仕事でもプライベートでもメールなどで文章のやりとりをすることは多いと思いますが、簡潔にわかりやすく伝えるという面において大変意義のある講義だと思います。
毎週、今、話題になっている会社・団体について自分なりに調査、分析をし、方向性を決める。毎週日曜日夜に大前学長の解説を聞き、自分の分析結果と方向性を大前学長の解説と比較し振り返るというものです。初めて聞く会社や海外の会社、世界の国家元首から地方の首長まで、幅広い課題についてクラスメートと議論や情報を共有しながら進め、最終的には自分の考えをまとめるのは大変なことですが、その大変な分、自分の身になっていると思います。経営分析のベーシックな部分+αが求められる大変貴重な講義です。
たくさんありますが、あえて一つ挙げれば「イノベーション」でしょうね。イノベーションの思考プロセスを体系的に学ぶことによって、より多くのアイデアが出せるようになったと思います。日本人は、物事を分析する前から、できない理由を言いがちですが、これでは問題解決はできません。事実に忠実に分析を行い、問題解決に向けて、思いっきり思考を発散させる。戦略的自由度と発散思考・収束思考を習得するのは簡単ではないですが、考える習慣をつければ、ある程度はできると思います。また今の時代最も大切だと感じたのは、「構想(KOUSOU)」です。前例の通用しない解の無い時代、将来像をどう描くか、構想力なくして何も成し遂げられないことを学びました。
2年間継続したRTOCS(Real Time Online Case Study)が最もタメになりました。答えのない問題へ自分の考え方を2年間示し続けることにより、どんな問題が立ちふさがっても自分で解決しようとする気持ちが作り上げられました。この気持ちは経営者としての必須の要件であると思います。また、毎週のRTOCSでは、学長の『イノベーション』の講座を主として、学びの実践の場でした。毎週の学びをRTOCSで実践し、学長案と比較することで足りない部分を見つけ、その後の学びへ活かすという良い学びのサイクルを2年間回し続けることで加速的に成長することができたと思います。
大前研一学長が担当する科目で取り組むオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。最新の企業戦略や企業の問題点が紹介され、それに対して自分の考えをまとめてAirCampusに投稿します。教員の方々や同輩はもちろん、学長からもコメントが来ることがあります。戦略をどう組み立てるかということと、問題に対してどのようにアプローチするかということの基本を身につけることができたように思います。
厳密にいうと科目ではないのですが、一番はやはり大前研一学長の「RTOCS」です。現在進行形で起きている様々な経営課題について学生同士でディスカッションし、最後は「自分が●●だったらどうするか?」という解を一人一人サイバースペースで発表するというものです。まさに学んだことをどう使うかとう実践的な講義になります。他の大学院に通っている知人に聞いたところ、こういった教育方法はMBAのカリキュラムにないとのことです。知識を得てもどこでどう使えばよいか?この術を習得しなければ、実践では役に立たないと感じるくらいに重要な科目でした。
ちなみに、卒業後もRTOCSの参加も可能です。卒業後も参加できるのもよいところと思います。
一番を決めるのは非常に難しいですが、自分に特に足りなかった能力の補完ができた「問題発見(解決)思考」です。
マッキンゼー出身の一流コンサルティングを経験された教授陣から直接講義を受けることは、通常では経験のできないものでした。
具体的には、マッキンゼーにて使用されていたツールも使用しながら、課題に取り組み、自分のスキルにしていく内容でした。
もちろん学長の科目や斉藤先生の問題発見思考など、コアとなる科目はどれもタメになりました。敢えて一つ上げるとすると、グローバリゼーション専攻の会田先生から学んだ『Global Leadership and Corporate Transformation』だと思います。グローバル企業を変革していくためのダイナミクスを体系的かつ実践的に学ぶことができ、これは卒業後も何度も講義を見直し、考え方を体に刷り込みたい科目の一つです。