新規事業の検討から新製品の想定や市場規模の推定など、事業化する上での採算性を客観的に論理的に評価する手法は大変勉強になりました。また、財務諸表分析や資本コストの推定も採算性を数値で評価し、課題を通じて学ぶことができました。現場で活用していきたいと思います。
輪読会での、伝統的なマッキンゼー流経営手法、それに加えてまさに現代のテクノロジーをどの様に取り入れていくかという部分を学べました。スモールビジネス、なおかつ医療サービスを提供だけしている私のような事業者では、おそらくBBT大学院で学ばなければこの概念を自分にインストールすることは出来なかったのではないかと感じます。現代のテクノロジーは、現代が直面している労働力不足という問題に対して、労働の効率化により労働力が不足していても、労働効率を上げ、生産性を高めることが出来るという事を学ぶ事が出来ました。また私は高知県出身であり、地方創生についても興味があったのですがこの部分についても現代のテーマとして深く学ぶことが出来たことが良いポイントだと思います。
イノベーションを起こす方法を教えて頂ける非常に参考になる科目だったと振り返ります。今では“「0から1」の発想術”が発刊されていますが、受講当時は大前学長の講義を楽しみに拝聴し、各項目ごとに出される課題を脳に汗をかきながら考えていました。その訓練の賜物で、日々の業務では人よりもひねりが効いて実現可能性の高いアイデアを出しやすくなったと感じています。
『問題発見思考』『問題解決思考』とその実践が求められる「RTOCS」です。事象・現象ではなく物事の本質的問題を発見するという思考、そしてそれを導き出すプロセス・スキルは、「RTOCS」での十分なケーススタディの訓練のもとでしっかりと身につけられたと実感でき、いまの私にとって最も大切なスキルです。
一番とありますが、あえて2つ挙げさせていただきます。一つ目の『問題発見思考』は、懇切丁寧に自身の思考の癖を理解させ、それをどうやって誰でも理解できるような論理的かつ戦略的思考へ変化させるという講義を繰り返し繰り返し学習することができました。また、『イノベーション』は、10以上ある発想法を学長自らが講義し、いかにシンプルに発想し、自身の日々の業務へ活かせるかがポイントだと気づかされました。どちらも、ビジネスを行っていくうえで基礎的なスキルのため、今でも非常に役に立っています。
苦手科目に続き、「RTOCS」です。結論に辿り着くためのプロセスは、日常抱える問題解決に応用可能で、非常に実践的でした。他に受講されている方の発言の意味を読み解くことで、考え方を知ることもでき、納得性の高い結論へと導くにはどのように進めていくか、それを自分の進め方に応用することが可能か、等を考える上で大いに参考になりました。
RTOCS(Real Time Online Case Study)は、自分なりの結論を限られた時間で出すこと、クラスメイトに価値ある意見・情報を提供して集団知に貢献することがまさに業務・経営そのもので、その精神であり実践方法を毎週体感できました。『企業変革』は東電等最前線の事例をもとに、如何に人間の業に対し問題解決で立ち向かうか、座学上のスキルだけでない、生々しさや人間臭さのようなものまで学びつつ、立ち向かう勇気が湧いてきました。
実践力が身につき、あらゆる仕事の分野に応用できる力がついた授業を挙げます。まず、大前研一学長が担当する科目で取り組むオリジナルのケースメソッドである「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。1週間を有効に使い、学長から毎週投げかけられる「お題」に自分の考えをぶつけます。毎週異なる内容で、自分の知識にはない事も情報として調べなくてはなりません。
結論を立証するFACTを打ち立てる中、説得力ある結論を導き出す「考える力」がつきました。学長の「自分が~だったらどうするか?」という擬似的投げかけは学習意欲をそそりました。
二年次では、「The Globalization of a Corporation」です。さらには、英語でF to Fロールプレイを行う「Global Leadership and Communication Role Plays」です。これらは、国境を越えたビジネスの実践に直結しており、英語力も度胸も向上しました。
RTOCSを2年間で約100題取り組んできたことが自分の中で一番の大きな自信になっています。RTOCSはPSA(Problem Solving Approach)の実践トレーニングですので、本質的課題の発見から、解決策の立案に至るまで反復練習で体に叩き込むことが出来ました。また自分の意見をしっかりと持っておくことで、同期とのディスカッションや大前学長の考え方から学ぶことも多かったように思います。
「問題発見思考」「問題解決思考」、そして大前学長が担当する科目で行う「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。 「問題発見思考」と「問題解決思考」は、論理的に課題や問題を発見して最適な解決策を立案するための知識やスキルを学ぶ科目です。私はここ数年、未経験業務を経験し続けていますが、「問題発見思考」と「問題解決思考」で汎用的な知識・スキルを学んだことは、未経験業務への対応にも確実に効果を発揮していると実感しています。 また「RTOCS」は、いま現実に起きていることをケース題材として経営戦略について学ぶBBT大学院オリジナルのケース・メソッドです。毎週限られた時間で自分なりの結論を導き出すことは大きなプレッシャーでしたが、苦労しながらも続けたことで、どのようなテーマに対しても一定の結論を導き出せる自信が身に付きました。また大前学長のケース回答例には目から鱗が落ちることの連続で、「戦略とはこのように考えるのか」と非常に勉強になりました。