妻と息子との3人家族ですが、入学前に事情説明し理解を求めるところから始めました。一部講義を一緒に聞いてもらっ(聞こえ)たり、会社幹部との話でどのように仕事に役立っているかを事例を挙げてさりげなくPRすることで、概ね肯定的に受け止められていたと思います。ただ、2年で卒業して欲しい、とは始めから言われていて、休日はほとんどBBTの勉強に費やしたものの、何とか2年で切り抜けることで、家族内に大きなストレスは無かったと思います。
私は独身でしたので仕事以外の時間はBBTへの学びへ全力投球しました。趣味のゴルフも年に2回へ数を減らし、講義や発言に臨みました。BBT入学を考えている方へのメッセージとしての修了生の声なので、BBT事務局としては「なんとかやりくりしました」的なコメントが欲しいかもしれませんが(笑) やはり生活リズムを一変させる程のボリュームがありますし、甘いものでは無かったと思っています。それだけに修了式にて大前学長より名前を呼ばれ、証書をいただいた時は、本当に誇らしい気持ちになりました。
当時勤務していた会社は裁量労働制だったので自由がききました。そのためこの時間を勉強に使う、この日は家庭に使うといったことが比較的容易でした。また、決めたらそのことに集中しました。一般的に週末のうちの半日は勉強に使いました。
仕事は従来以上に業務を効率的にテンポ良く進めるように心掛け、起床時間を1~2時間早めることでBBT大学院の学びの時間を作りました。RTOCSや各教科のレポートや投稿、試験や卒研など、週末に近所の図書館で勉強する時間も増やしました。その一方で家族に支えてもらっていたこともあり、学長の影響も受けて、急遽、在学中にパラオへの家族旅行を計画し、十分に満喫し卒研へのリフレッシュができました。
私はスポーツが好きで、週末はロードバイクやランニングにいそしんでいました。しかし、BBTに取り組むからには、ある程度何かを犠牲にする事で自分の決意を固めようと、2年間は一切ロードバイクもランニングもやらないと決めました。土日の時間さえある程度確保することで、平日の夜に2~3時間使ったり、移動中に講義を視聴するなど工夫する事で、何とか2年で必要単位を取得する事が出来ました。
入学時は子供が8歳と4歳で、子供達が起きている時間は子供達と時間を過ごせるよう早朝と通勤時間をフル活用して勉強しました。
講義内容を聞いたり、課題を考えたりするのは主に電車の中で、ディスカッションに参加したり、課題を書き込むのは早朝自宅で実施しました。
BBT大学院2年目、私の息子は小学6年生でした。中学受験をすると言い出したので、家庭には中学受験生と、MBA修了に向けて必死に勉強する私という、ある意味2人の受験生がいる状態でした。妻は非常に大変だったと思います。しかし、妻は2人をとても良く理解してくれて、一生懸命応援してくれました。息子は勉強を頑張る父親の背中を見て、自分も頑張ろうと思ってくれたことと思います。妻のサポートのおかげで、私は修了条件をクリアすることができ、息子も中学受験に成功することができました。家族全員で乗り切った2年間でした。
仕事との両立は、とにかく緻密に計画を立てることで解決しました。もし計画を立てていなかったら、完全にスケジュール破綻していたと思います。両立の秘訣は、計画に沿ってきっちり実行する。それに尽きると思います。
1年目の前期が終わった時点で2年卒業のペースでは持たないと思い卒業を3年計画としました(結果4年になってしまいましたが)。家族に負担をかけないようにしたかったのですが、なかなか難しかったです。
入学当時から、仕事・プライベート・学びの“三立”をすることに決めていました。自分にとっては仕事もプライベートも大切です。学びがあるからそれら2つを疎かにすることはあり得ません。そのために、睡眠時間を削ること、通勤など隙間時間を全部活用することで乗り切りました。隙間という隙間を全て学びで埋めたため、ボーっとする時間、ゆっくりする時間はなかったと記憶しています。
仕事を終えて帰宅してからの学習により、睡眠不足気味になったことは否めせん。休みも学習進捗のキャッチアップに使いましたから正月も元旦以外は勉強しなかった日はなかったのが実態です。でも、楽しんでいました。無理せず3~4年かけて学習することもできるので、この点はあまり心配していませんでした。