何事もコミュニケーションは大事だと思います。自分が今何を考えているのか、これからどうしたいのか、家族とどんな生活をしていきたいのかをしっかりと相談、会話しました。そのため家族の理解もあり、2年間は家族に我慢して頂いたこともあり学びに集中できたと考えます。
仕事については、学んだことをすぐに実践できる格好の場所であるので、うまくシンクロさせることがベストだと思います。そうすることで、自分でも納得できるし、うまくいけば周りの理解や説得にも効果があります。家族には、時間の使い方で大きく負担をかけることになるので、学習の目的や効果を極力理解してもらえるように何でも話をしました。同じ状況にいる学生との意見交換や大前学長の家族論や健康法等も聞け、家族に役立つ事も多かったので、家族の理解は得られやすかったです。
平日は仕事、土日は家族との時間や趣味のテニスにあてていました。そうなると、勉強の時間は夜遅い時間になり、大体10:00から夜中の3:00までのどこかで勉強していました。当時は、睡眠時間も平均で4時間くらいでしたが、それでもこのように自分で時間のやりくりがしやすいのが、メリットだと思います。仕事や家族との時間にも影響を及ぼさないように、できるだけ無理せずにやっていました。
仕事、家族・プライベート、学びをどうバランスさせるかで私が行っていたのは、優先順位をきちんと設けることでした。BBT大学院に在学した3年間は、月曜日から金曜日の19:00から02:00の間はBBT大学院のクラス受講を第一優先として時間を使いました。その為、仕事はスピーディに18:30までに終わらすようにしていました。土・日曜日の週末は家族との時間を優先して時間を割いていました。社会人となっての大学院生活は学生時代とは大きく相違して時間の使い方をはっきりとさせないと賄えなくなる為、自分なりの管理方法を決めた上で時間調整をする事が重要だと思います。
最初は通勤中などの隙間時間を利用して、課題図書を読んだりディスカッションについて考えたりしていました。ただそれだけでは授業についていくことができなかったので、飲み会の誘いはできるだけ断ったり、外出しても用事が済んだらすぐに帰宅したりするようにして勉強時間を確保しました。結果的にはプライベートを若干犠牲にした形になります。
家族の全面的なサポートがあったので非常に感謝しています。移動時間やスキマ時間の有効活用、夜間や早朝にディスカッションの未読を読み込んだりしました。私の場合は本科入学前に単科生として多くの必須科目を取得済みだった分、選択科目の学習にも集中することができました。
私たち夫婦には子供がいませんので、妻には申し訳なかったですが、完全に私中心の生活(仕事、学び)でした。プライベートでは、自宅前が大きな池と緑のある公園でしたので、気分転換のために散歩を致しました。「一体、あなたは、何周この公園を散策したでしょう?」と妻によく言われました。(笑)それ以外は、妻と食事に出かけるくらいで、とにかく、MBA取得(貴学での生活の完走)を目指して3年間を過ごしました。
平日の学習時間1.5時間程度を目標として、休日はそれを補う形で勉強していました。 毎日学習時間の記録を付けて、把握するようにしていました。これは今も続けています。1週間、1ケ月でどれくらい学習しているかを確認して、時間を確保するためにどうしたらいいか考えていましたので、仕事を効率よくするという意識は高まりました。それでも休日が勉強中心となることもあり、家族の協力があってこそバランスさせることができたと思います。
経営を学ぶのに仕事を辞めたら本末転倒だと思い、仕事がどんなに忙しくても与えられたことはきちとんとやってきました。限られた時間と体力の中で、学びの時間を捻出するためには、家族との時間、寝る時間、遊ぶ時間、休む時間を削らざるを得ませんでした。主人は、「せっかく入学したんだから、家に帰ってきたら、勉強に専念していいよ」と言ってくれ、家事を引き受けてくれました。主人が掃除している間に課題を提出したり、食事の準備をしてくれている間に投稿したりしました。週末はたまっている講義の拝聴でしたので、支え、励ましてくれた主人には感謝です。
「学び」の時間が増えたことで、仕事・家族の時間を削ることになりました。仕事は余計なことをしなくなり、むしろ効率的になったと思います。家族との時間は、ごろごろと寝転がっている時間が減ったくらいで、とくに会話が減ったということはなく、むしろ「学び」の内容を話題にして盛り上がるようになりました。