講義の視聴、クラスメートとのディスカッション、課題レポートの作成など、BBT大学院での学びはハードで時間がかかります。今までと変わらない生活リズムで生み出せる時間では圧倒的に足りません。何かを得るためには何かを捨てなければならない。覚悟していましたが、卒業するまでずっとタイムマネジメントに苦労しました。それでも無事卒業できたのは、妻や子ども、親の支えがあったからです。感謝しています。
一番苦労したのは、やはり勉強時間の確保です。前述のように、睡眠時間を犠牲にすることが多く、月に2回程度は徹夜していました。また、週末はほとんど勉強にあて、家族との時間を犠牲にすることに心苦しさを感じていました。 しかし、なんとかやり遂げた今となっては、「頑張ればなんとかなる」という自信を得たこと、「無理そうだからやめよう」といった心の壁がなくなったことから、精神面でも成長できたと感じています。
大量の課題をやりきるための勉強時間の確保とタスク管理が一番苦労しました。
最短2年間/最大48単位取得での卒業を目標としていたため、通勤時間はいつもグリーン車を使って学習時間を捻出していました。
またちょっとした待ち時間などではスマホでACの講義を見てレポートのネタを下書きしておいたり、発言に返信する等、とにかくスキマ時間の活用の最大化を工夫しました。
他にも、各レポートの〆切や発言数等の進捗管理も漏れがないようにツールでの管理を徹底しました。
例えば出張中のフライトで電波がない環境にいるときには、「事前にAC上に講義をダウンロード→機内で視聴&レポートの下書き→到着後に空港のWiFiにつないで投稿→ホテルに移動」のように効率的な動線を意識していました。
またKPIの進捗を少し上積みして何か不測の事態が起きても常に”貯金分”があるように前倒しで進めていくことは最も気をつけていました。
やはり、仕事、家事、子育て、勉強のバランスをとることに苦労しました。男性と違って、女性に家事や育児の負担は多くかかりがちですし、仕事においてもチームリーダーという責任ある立場だったので、体力的にも精神的にもギリギリでした。
ただ、できることとできないことを見極め、できないことは素直に周囲にサポートをお願いしました。私が倒れたらすべてが回らなくなってしまう、では困るので優先順位づけをするようになりました。例えば子供のことを一番に優先する代わりに、私じゃなくてもできる役割の”部屋の掃除”は第三者にお願いするなど、自分にしかできないことに集中するようにしました。
結果として、子育ても仕事も学びにも真剣に取り組んでいる私の姿をみて、主人が育児、家事に協力的になってくれたと思います。
いつでも学べるというのは、裏返すとメリハリがつかなくなるということでもあります。週次の計画をキチンと立てないと一週間終わって何をやっていたんだろうということになります。また、できなかったことを翌週延ばしにすると後で厳しいことになります。選択と集中ではありませんが、「今週これだけはやりきる」ということを明確にして、それを必ず時間内にやりきる(答えを出す)ということがポイントではないかと思います。
期限までに課題を消化していく事に苦労しました。科目が時期的に重複しますと、課題の消化がタイトになってきます。科目によってはAC(Air Campus)への投稿回数が課せられており、投稿内容も成績評価の対象になりますので、感想レベルにならない様、Factと自身の考えを盛り込み質の維持に留意しました。特にRTOCSでは、経営者目線になる事が要求され、解決の方向性を言い切る事を指導されます。言い切るとはコミットする事になりますので最初は抵抗感がありましたが、当事者意識へのマインドセットはこの断言が出来るかどうかに掛かってくる事が分かってきた時にはブレイクスルーを実感出来ました。投稿の質を維持する為に時間に追われない状況を作れる様、課題が出題された時点で、クラスで一番最初に投稿する事と、毎日、少しの時間でもACを開く事を習慣化し、2年間心掛けてきました。
授業を複数とっている時は、ほぼ毎週発信される講義視聴を行った上でディスカッションに参加するのが難しかったです。タイムリーにやらないとディスカッションが先にどんどん進んで、置いてきぼりになってしまい焦りました。
働きながら学ぶためには、隙間時間の徹底活用が必要でした。朝30分早く起き、通勤時間(私の場合は40分程度)を活用すれば、そこで110分、2時間弱の時間を作ることが出来ます。そのほかにも移動中のちょっとした隙間時間なども考えると、意外に時間は作ることが出来ました。しかし、課題が重なってくると、どうしても睡眠時間を削らざるを得ない時も出てきてしまい、短い睡眠時間で1週間ほどしのがなければならない時が一番苦しかったように思います。
そのボリュームある講義内容を消化するのが一番大変でした。私は2年で卒業しようとカリキュラムを詰め込んだので、特に大変な思いをしたかもしれません。非常に有用な知識やスキルを身につけることができた反面、かなり多くの事を自分の中に落としこむことができず、「流して」しまっていると思います。
今振り返って見ると大した苦労ではなかったように思いますが、エアキャンパスに向かう時間を確保するという点においては工夫を重ねていきました。試行錯誤の結果、最終的に平日は4時起きで講義を受講し通勤時間や出張の移動時間中にクラスメートの投稿をチェック、仕事を終えてからディスカッションに参加したり、レポート作成を行うというパターンが自分のスタイルになりましたが、可能な限り隙間を見つけてはエアキャンパスをチェックするようにしていました。早目に自分のリズムを掴むことがポイントだと思います。