時間を創出するために、確実に睡眠時間が短くなったこと。特に提出物の前は大変であった。それが故に隙間時間の有効活用、即断、即決、即実行で、ペンディングにせずその場で完結させることの大切さを感じた。歩きスマホには注意するも、電車の中、駅など隙間時間は常に活用した。経験の無い講義、アカウティングは講義以外のコンテンツ聴講、演習をして、触れ合う機会、時間を長くした。
BBTはインターネット上で完結する「サイバー大学院」ですから、当然、通信に問題が生じると、そこですべてがストップします。何度ネット喫茶に通ったかわかりません。オフラインでもテキストを読んだり発言の下書きなどはできますが、通信が復活すると、議論が大分先に進んでいるケースは多々ありました。特に、2018年9月の北海道地震の時は停電も伴いましたので、学校側の配慮を以てしても、遅れを取り戻すことは容易ではありませんでした。また、任意参加であるスクーリングは、私にとっては「一生会うこともすれ違うこともない方々とリアルに話せる貴重な機会」だったので、可能な限りスクーリングへは参加するようにしていました。やはり、サイバー空間では得られないプライスレスな体験ではありましたが、コストはかかりました。
英語です。
グローバリゼーション専攻では、一年次は日本語で経営管理を学び、二年次は講義を英語で学びます。二年次進級時に、TOEIC850点相当の英語力の確認が必要なのですが、私は初年度パスすることができず一年次留年しました。
そもそも、入学時TOEICで700点に満たないレベルであったため、一年次にBBTが提供する「実践ビジネス英語講座」を活用するなど英語に向き合うべきでしたが、経営管理の科目が楽しくて注力しすぎてしまったことを反省しています。
翌年、英語に再度取組み無事に進級条件をクリアし、2回の海外ワークショップを含むこのカリキュラムを終えた現在、入学時の目標であったグローバルで活躍するために必要となる実践的な経営に関する知識と英語力の基礎を習得させていただきました。
勉強時間を確保するために睡眠時間と運動時間を削ったので、慢性的な寝不足とメタボ化が進行しました。正直な話として、頭よりは身体が厳しかったです。2年間で卒業できたのは幸いでした。
3年計画とはいえ、決して余裕があるスケジュールではありませんでした。
平日は仕事と勉強をこなしつつ、帰宅すれば家事もあります。休日にまとめて勉強しようと思っても、週末は子供達のイベントに参加することもあれば、子供が「遊びに行きたい!」と言い出すこともあります。さらに長男は中学受験をしたいと言い出したこともあり、塾への送迎や、休日は塾の勉強のフォローなどもありました。
もっと勉強したい。でも、自分のワガママで始めた勉強なので、家族には迷惑をかけたくない。
そんなジレンマを最後まで感じ続けた3年間でした。
少しでも時間を確保するために、休日も5時に起きて、子供たちが起きるまではファミレスに行って勉強。旅行に行っても、家族が寝たあとや、起きる前に勉強。出張先の空港やホテル、移動の車の中でも勉強。日々工夫を重ねましたが、卒業する最後の最後まで、タイム・マネジメントが最大の悩みでした。
業務上、ACに入れないことも多々ありました。同じクラスの方々は、志が高く、1日入れない状態が出来てしまうと、ディスカッションが後追い状態となり、効果的な学習に繋がらない状態が生じ、クラスメイトとのディスカッションが後追い状態となりました。出来るだけ、取り残されないよう業務、学習を前倒しにてスケジューリングする等、工夫し対応しました。
時間の取捨選択をしました。あらためて振り返ってみると、仕事から自宅に戻ってきたあとの時間に無駄に過ごす時間が多かったと感じました。私自身が入学に際し決めたことは、自宅に戻ったら テレビをつけない、携帯はそばにおかないことだけは意識して、授業に集中できる環境を作りました。当初はなかなかこの時間の使い方になれませんでしたが、1か月もすると違和感もなくなり、勉強に集中できる環境が整いました。土日は朝はやめにおきて授業を聞いたりして、時間を有効に活用できるようにしました。
対面でのディスカッションは、その場の雰囲気で適当なことを言っても何ら問題はないのですが、AC上でのディスカッションは記録に残りますし、他愛のない雑談もできない(サロンを除く)ため、慎重な発言が求められます。慣れてくると、発言数の欲しさについ事実のみを述べたり、記事の紹介をして、自分の意見を述べなかったりすることがありました。そういったときには、TAやクラスメートからのツッコミがくるので、なるべく何かしらの意見を乗せて発言するようには心がけました。普段いかに無責任な発言をしていたのかがわかるようになります(笑)。
業務が忙しくなる時期と、受講期限や課題提出の時期がどういう訳か重なる場合が多くありました。日頃からの計画的な学習スケジュール立案と、効率を下げないよう体調管理は必須です。自己管理の訓練としてもこの二年間は有意義であったと思います。
時間が圧倒的に足りないなかで、どこを諦めてどこに力をかけていくのかという判断が必要だったと思いますが、これができずに苦労しました。この点は今でもあまり出来ていないのが課題です。
また、自分以外の同級生が皆とても優秀に思えるなかで、あきらめずに自分に折り合いをつけて続けていくというのが、かなり大変でした。