在学中は、日本人ビジネスマンがまず出張しないような新興国に頻繁に出張していました。一日に何度も停電が起きるような地域でしたので、通信環境は劣悪でした。講義の視聴やダウンロードは出来ず、Web検索での調べ物もできない状態でした。
そのような環境下でも出来ることはありました。例えば、視聴可能な全ての講義映像をスマホに、また、クラスメイトの発言をAirCampusインストール版に事前にダウンロードしておき、オフラインでも視聴/閲覧できるようにしていました。さらに、通信環境が悪いことをポジティブに捉えて、課題について自分の頭だけでじっくり考える時間を持つようにしていました。
どんなにやり繰りしても、クラスの議論に取り残されてしまう部分はあったので焦りましたが、それは仕方ないと割り切りました。その分、別の週にできるだけ追いつくよう努力しました。
平日も土日も含めたタイムマネジメントにとても苦労しました。課題を考える時間、FACTを調べる時間、講義を聞く時間、仕事する時間、など時間に限りある中で「何をいつまでにやる」と決めて、ドンドン手を動かし続け前進させないと、苦しい状況に追い込まれます。甘えや妥協をすることなく、しっかりとしたタイムマネジメントをすることが本当に大変でした。しかし、このタイムマネジメント能力はとても重要で、今では時間を大切に使う癖がしっかりと身に付きました。
仕事が忙しい時に瞬間的に訪れる「くじけそうになる気持ち」を打破することが一番苦労しました。
また、毎日時間を作ること、平日できなかった分を土日でリカバーする時間を作るなど、気持ちを奮い立たせることにも苦労しました。
自戒の念も含め、「やっつけ仕事」的なペースだけは避けたいものです。カリキュラムは総じて「答えのない課題」を考えるケースが多いです。一連のロードマップを経由して結論を導かなくてはなりません。事実を正しく捉え、本質的な問題はどこにあるのか、それを解決するためのインパクトのある「打ち手」は何か、なぜそれが有効なアイデアなのか。ここまで揃わないと、「独りよがりの思いつき」と見なされて、説得性に欠けるものになります。時には、緊急度の高い仕事が入るかもしれません。家族が病気になる場合もあるでしょう。ご自身が怪我をすることもないとは言えません。長期戦ですから、これらの歯車が噛み合わないこともあります。苦労したところは、ここでいかに優先度を判断し、最適解を選択するか。これはこれからの人生の縮図だとも言えるでしょう。従って、これを乗り切れば何だって乗り切れる自信が生まれるのは修了生の共通した感想だと考えます。
卒業研究の時など、近くにクラスメートがいないので相談する相手が少なかったことに苦労しました。しかしながら、近隣にいるBBTアルムナイの方にご協力頂き、合格することができました。BBTはアルムナイネットワークも大きなメリットの一つです。
勉強時間を捻出するための日々の時間のやりくりに苦闘し続け、これについてはゴールがなかったと思います。ひたすら空いた時間がないか、今週はどこでまとまった時間を捻出し手持ちの課題や論文を片付けるかを、通勤電車の中やちょっとした時間にスマホのToDoリストに登録して忘れないようにしていました。でも一つこなしてToDoリストから消し込むことにちょっとした達成感もあり、メンタルも充実させたことが継続のコツかもしれません。
あとは発言の回数が各科目で最低ラインの指定をされているため、追いついていない科目の発言を通勤電車の中でよくスマホからしていました。例えば帰りの電車で発言途中で下りるべき駅に着いてしまい、慌てて電車を出てから駅のベンチに座って発言の続きをすることがありました。当時は必死で取り組んでいたのだとは思いますが、今考えると少し異様な光景でもあり、いい思い出です。
業務の繁忙期と提出期日が重なった時は大変でした。
出勤前、お昼休み、帰宅後…隙間時間を一切無駄にせずに活用しました。
また、私の場合は「集中できる場所」が車の中だった為、ポケットWi-Fiを活用し、駐車場の車の中で効率的に学習しました。