営業日数の約半分を出張に使っていましたが、その中には通信環境が良くない国・地域への出張もありました。その場合には事前に講義をダウンロードしたり、投稿ドラフトをまとめて書くなどの対応が必要で、この点に苦労しました。提出課題がある場合は事前に先の出張の予定を確認しながら、通信環境が良い地点にいる間に提出するなど、スケジュールの調整にも苦労しました。
BBT大学院の課題は創造性を要するものが多いです。「アイデアが全然浮かばない」ということが数日続くことが多くありました。そういった時は、1日中アイデアを考え続けるのですが、大抵締め切り間際に閃きが生じます。考え続けることで、浅い思考とは違った発想が生まれるのだと学びました。
もともと数字が苦手で、億単位だと0がいくつあるのかもよくわからない状態でのスタートだったので、1年次の前半は、毎週のRTOCSでの財務分析は非常に時間が取られて苦労しました。1年次後半の『アカウンティング』、『コーポレイトファイナンス』は、みっちり時間をかけて取り組みました。これらの知識をしっかり定着させたいと思い、2年次前半には『M&Aと経営』にも挑戦しました。M&Aの最終課題を見たときに、これは初めて単位を落とすかもしれないと思いながらバリュエーション作業に没頭しました。真摯に取り組んだおかげで、これらの科目はすべてA評価でしたが、他の科目への時間が取られて並行受講がとても辛かったです。
AirCampusでのディスカッションは私のみならずクラスメートがどんどん投稿していくので、全てを読み切ることは不可能でした。今こそメリハリをつけてしっかり読む内容、読み飛ばす内容など精査できてきましたが、入学直後は全て読む努力をしており、大きな労力を費やしていました。
クラスメートに取り残されないよう、勉強スタイルは「講義内容が配信された朝一で受講→発言投稿→仕事→夜発言についてディスカッション」という学習リズムで前倒しをしてスケジューリングする等、工夫し対応しました。
最も苦労した点は時間の管理です。1週間に30時間以上継続的に勉強する必要があり、これは仕事・家族との時間以外に捻出しなければなりません。講義を2倍速で聴いたり、ウォーキングしながら視聴するなど、時間を捻出するための工夫は必要となります。それでも十分な時間を捻出できるわけではなく、会社の出勤日、休日に関わらず常に4時半には起床し勉強時間を確保していたため、実質的には慢性的な寝不足の状態となっていました。しかしながら、こうした苦労を経験したことで、今後立ち向かうタスクに対しても自信を持って取り組むことができるマインドが形成され、決して無駄になる苦労ではないと確信しています。
AirCampusは学生同士の生活リズムや居住地域によって時差がある学びの場で、勉強している時間もバラバラであることは事実です。学生間で実際に会うことが少ないこともありますが、そのような中、講義の進み具合で、各自がバラバラな時間に意見を投稿してくるため、その調整について苦労したことを覚えています。
隙間時間を有効に使えるだけに、自分との戦いになります。好きな事を削り、家族との時間を削るためには、BBT大学院以外の時間の使い方も密度の濃いものにしなければなりません。隙間時間の有効利用、オンとオフのメリハリのある生活が身についたと思います。
在学中の出産となったので、課題提出間際に陣痛がきたり、出産後は中期・短期の学習計画を立てていても、子供の急な発熱、嘔吐などで深夜に救急外来に行ったり、寝るはずの時間に寝てくれなかったり、特に子供がハイハイを始めるようになると予想外の動きするため目が離せず、計画通りに学習を遂行することが難しかったです。それは計画自体が甘いのだと言われそうですが、家庭環境や子供の月齢や性格の違いは大きく、お手本がないため、日々試行錯誤で時間を作り出していました。どんな理由があろうとも、課題の提出期日を過ぎることは許されないため、子供関連の言い訳が通用しないのは苦労しました。
同期生には優秀なクラスメートがたくさんいました。仲間としてうれしいことであり、ありがたいことでもありましたが、一緒に学ぶ者として、彼らについていくのに大変苦労しました。多分ついていけていなかったと思いますが、非常に良いモチベーションになりました。この苦労は、修了した今、全て役に立ったと言えます。
グローバリゼーションの2年次は必修、選択科目を含めほとんどが英語になります。そもそもが外資系でもなく、英語を頻繁に使用する業務でもないので、英語科目は最後まで試練が続きました。講義での発言やレポートの作成は日本語の科目に比べてどうしても時間がかかりますので、予習も復習もこまめにして講義にキャッチアップするようにしていました。しかし、それでも試験期間は徹夜になることがしばしばありました。