タイミングの悪いことに海外出張に行くときに限って科目の試験や課題が重なる傾向にあり、在学中の海外出張はいい思い出がありません(笑)。
インターネットさえ繋がれば世界中のどこでも学べる反面、どこまでも追いかけてくる課題と試験。
出張先では現地派遣者との会食も仕事のうちでもあり、自分の時間を作るのに日常よりも苦労しました。
普通に仕事のあるサラリーマンにとっては仕事の波と勉強の波を上手にコントロールする必要がありますね。
入学までは職場の仲間や友人と頻繁に飲みニケーションに行っておりましたが、入学後は必要最低限しか行かなく(行けなく)なり、お互いを理解し合うためのコミュニケーションの量が減ったように感じてしまいました。そのため、職場の仲間との人間関係に希薄さを感じる場面が増えてしまいましたが、就業時間内に意識的にコミュニケーションをすることや組織マネジメント・リーダーシップなど講義やAirSearchで学んだ知識を駆使して、動機づけや気づきを促すコミュニケーションを意識的にすることでカバーできたと考えます。また、体調を崩してしまうと数日~1週間を棒に振ることになるため、日々の通勤時や出張時などはマスクを着用し体調管理に努めました。
プライベートと仕事の両立だけではなく、大学院での学びを交えた三立のタイムマネジメントは思った以上に過酷でした。また、こういう時期に限って、大きな仕事を頂けたり、トラブルが発生したりなど、多くの試練が重なりました。ここまで計画を立てる事の重要性を理解できたのは、卒業した今でも大きな力となっています。
同級生のモチベーションに高さには圧倒されました。
半分強制の通学による授業であれば、ついていく事も少しは楽だったかもしれませんが、インターネットでの授業の場合は、自分との闘いです。
そして、仕事が忙しいという言い訳は効かない、皆一緒の境遇であり、もっと粗悪な環境の中で勉強している同級生もいます。
この流れについて行くことが苦労した点ではありますが、このモチベーションの高い同級生のお陰で卒業できた事も事実です。この仲間はこれからも大事にしていきたいと思います。
仕事が第一優先でしたので、まずは仕事に支障が出ないように気をつけました。睡眠と食事の時間以外はすべて学びと家族との時間でしたので、按分に四苦八苦でした。子供から「遊ぼう!」と言われ、「パパちょっとお勉強するからあとでね」といって結局遊べなかった時は正直しんどかったです。でも少しでも時間ができれば私の方から子供に「遊ぼう!」と言って、なんとかやりきった2年間でした。それにより時間の有効活用が人生にとって一番重要であることに気づくことができました。
一つの議論に対し、短時間で沢山の意見があり議論が繰り広げられていくため、一日でも履修している科目を確認しないと、議論についていけません。未読を通知してくれる数が読んでも読んでも減らない状況に慣れるまでに時間を要しました。大学院のレベルの高さに圧倒されました。
入学して半年ぐらいしてからの部署異動と転職前後の生活環境がうまくバランスを取れないときがあり、非常に苦労したことがありました。部署異動によってそれまでのように時間を上手くとることが出来ないことも多々あったり、また転職前後においてやはり大学院の学びがおろそかになってしまう場面がありました。ただ、クラスメートなどにも恵まれ、とても助けられたことも多々あり、うまくそういう時を乗り越えられたと思っています。
単身赴任といえど、仕事の都合で出張や週末の時間が確保できない場合もあります。そういった場合でも容赦なく課題は降り注ぎますので、学習時間の確保に一番苦労しました。
私が所属する会計事務所は5月が一番の繁忙期です。この時期、必修科目の『現代の経営戦略』と『イノベーション』がありました。毎週提出する課題と各科目で複数の課題の提出が求められ、それをこなす時間がありませんでした。一部の課題は未提出になりましたが、なんとか単位は取得できました。
当大学院では、Air Campusというオンライン掲示板に発言し、教授、ティーチングアシスタント、クラスメイトとディスカッションを行いますが、発言数と質の一定基準をクリアしていないと単位が取れません。またリアルタイムで議論するのとは別の難しさとして、発言内容が事実に基づいているか、矛盾した点はないか、論理は整合性が取れているかなど、目に見える形で発言が残っていくため、投稿を躊躇してしまうことも多々ありました。私はみんなが学びにきている、最初から出来る人などいないという考えのもと、発言を多くできるように努めましたが、クラスメイトの投稿を確認するだけでもかなり時間がとられるため、タイムマネージメントに非常に苦労しました。