表面的な事象や情報に踊らされるのではなく、その根っこにある「本質的問題は何か?」ということを常に意識するようになりました。課題にぶつかった時、キーマンと交渉する時、新しいチャレンジをする時、本質的問題を導き出す力は「武器」になります。これからの練馬区の未来をつくるにあたっても必ず活きてくる力だと思っています。
まず、単純に政治・経済のニュース1つを聞いても、そこから連想される思考の幅や深さが増したことを感じています。 会社の業務では、1つの課題に取り組むにしても、その課題設定の妥当性検証から論理的問題解決に必要な情報の理解・収集、そして導いた結論を実践するにあたっての具体化とスケジュール化の一連の流れがスピーディーかつ正確に行えるようになったと感じています。そして、自分の日頃の思考・行動によって自社の企業経営にいかに影響するのかを考えられるようになったことも大きな進歩だと感じています。
いろいろなシーンで活かされていると感じますが、具体的には下記のようなことが各場面で効いてきています。
・何事もFACTベースで物事を考えられるようになった。
・物事をグローバルな視点から考えられるようになった。
・世界経済のニュースを自分ごととして捉えられるようになった。
・マルチタスク処理能力、及びタイムマネジメント力の飛躍的に向上した。
・継続学習を難なく習慣化できるようになった。
これらは全て習慣に関する変化ですが、習慣を抜本的に変えられたということの意味はとても大きいと考えています。今後の24時間/365日を古いOSで闘うのか、最新のOSで闘うのか。それ次第で同じインプットをしていても、アウトプットの差は複利的に広がっていくと確信しています。
さまざまな知識を得た事で、自信を持って業務に取り組むことができています。以前は方法論を知らず、ただ闇雲に戦っていたように思います。今は、ベースを押さえたうえで戦術を変えるなど、引出が飛躍的に多くなったように感じています。
人々の話はFactベースになっていない為か混沌としている状況が多い事に気付く自分が居ました。多くの経営者は、売上が伸びない、従業員に覇気が無いといった類似の問題で悩んでおり、対処療法を繰り返しながらループに陥っています。本質的な問題を見抜けるスキルが身に付いてからは、付け焼刃的な思い付きで進む事はなくなり、授業で学んだイノベーション思考を使う事で、何倍にも飛躍した案が出せる様になり、無駄な時間を要さなくなりました。毎週出されるRTOCS(Real Time Online Case Study) の「もしあなたが〇〇会社のCEOだったらxxxxをどうするか?」というお題を卒業までに100題こなしていく思考のプロセスをアウトプットする訓練により、当事者意識を持つマインドやロジカルな表現力が身に付きます。上司や顧客、取引先とのやり取りにおいて、交渉がスマートにスピーディーに出来る様になりました。
学長講義・問題発見・問題解決での学びは実務においてもしばしば活用できることがありました。会社において、経営トップならどう考える?とか目先の問題を解決するだけでなく、本質的な問題は何か?どう解決するか?といったように考えられるようになりました。必ずしも正解にたどり着けるわけではありませんが、近視眼的に問題解決に取り組むのではなく、高い視座にたって問題を俯瞰するクセが身についたと(自分では)思っています。
問題解決力;ロジックツリー、イッシューツリーなどフレームワークを使って職場の問題をとらえる基本姿勢がつきました。GMBA (グローバリゼーション専攻)ではマネージャーが遭遇する様々なシチュエーションに応じたロールプレイを行ったことでコミュニケーション力に自信がついたことから、センシティブな人事系のイッシューやコンフリクト、外部パートナーとの交渉、プロジェクトマネージメントをやりやすく、動じなくなりました。
新規事業を進めるには、オペレーション、会計、組織、という目に見える部分と、マインド、ビジョン、文化という目には見えない部分両方の設計が必要です。これは起業にも通じる話かもしれません。と、書いたように、ゼロをイチにするにあたり、やらなければならないこと、優先順位、などをあらかじめ考えることが出来るようになりました。さらに、あらかじめ考えたことを形に変えていくためには、相手を説得して仲間を増やしていくことも必要ですが、企画を実現するためのコミュニケーションの技法を身につけることが出来たと思います。また、これはおまけでついてくるスキルだと思いますが、文字ベースで大量のコミュニケーションを行うために、メールの書き方が大幅に改善されました。相手に誤解を与えないよう、的確な文章作成の技術がつきました。加えてさまざまな資料を大量に作るためにエクセルやパワーポイントの能力も大幅に上昇したように感じています。
大きく3つのことがあります。ひとつは、やはり実践的な知識やスキルを学ぶことができたことで、活動の幅が拡がりました。公務員を辞めて税理士事務所を開業するのも、問題解決スキルの実践そのものです。知識やスキルだけでなく、世界や今というものについての理解の幅が大きく拡がったこと。それまでは漠然とした理解しかしておらず、その中で将来に不安を抱えていましたが、今は何がどうなっており、その中で自分がどうしたらよいか、ということが見えてきました。
BBT大学院では、問題解決のアプローチを徹底的に学びます。そのため今までは表面的な現象に対して対策を施すことが手一杯の状態でしたが、BBTでの学びの結果、問題の本質をファクトベースで考える癖が身に付きました。職場には大なり小なり解決すべき問題がありますが、今まで複雑に見えた問題が非常にシンプルに見えるようになり、職場での無駄な議論や作業がなくなりました。目的に対してやるべきことが明確に示せるようになったことを成果として実感しています。