どのような課題についても、ファクトを並べて本質的な問題を明らかにし、対応策を筋道立てて考える。仕事だけでなく、日々の生活の中で、BBTで学んだことが生きていると思います。2年間全力を尽くしたことで、学んだことが血肉になっているような気がします。
2年間通して学んだ、PSA(Problem Solving Approach)、事実ベースで物事を客観的にとらえる思考パターンや論理的な考え方は、意識することなく習慣となりました。大学院時代は、思い込みで発言したり、飛躍した考え方をすると容赦なく指摘されます。そのような2年間を通して、実務でも生活の中でも、疑問に思ったことや、人の意見、新聞やTVで述べられていることに対して、常に「本当?」と問うようになり、自ら調べるようになりました。その結果、問題解決の精度が大きく上がっています。
また、限られた時間で成果を出せるようになりました。
以前は、顧客の意向にほぼ同意で仕事を進めてきました。その理由は、顧客がやりたいのだから、という1点でした。しかし、BBT大学院で学んでいる中で、とにかく質問することが身につきました。顧客の真意を確かめ、RTOCS方式で導出されるような提案をすることで、会社の経営判断の一助となっているという自負があります。その一方で、あまりに質問するため、従前の私の対応方法に慣れていた顧客が離れていったのも事実です。それが、Q18の回答における年収が減った理由でもあります(笑)
問題を見つけ出し、解決策を導き出すというスキルを養えたことは、私にとって自信につながりましたし、実務にも役立っています。経営に携わる中で様々な問題、課題と向き合っていますが、BBT大学院で学んだ一連の考え方は、実務でも活かせていると感じています。
トップマネジメント目線に近いところで戦略案を考えられるようになり、自信をもって提言できるようになったと実感しています。また、知識が付いた為、アカウントやファイナンス部門とも対等レベルで議論することができるようになりました。また、人が話した情報をそのまま鵜呑みにせず、ファクト(事実)を集める癖がついたり、少ない情報の中でも情報を加工することによって新たな仮説を生み出す事もできるようになりました。人が説明していることを、要は何なのか纏められるようになったことは大きな進歩だと思います。
たまたま、仕事の立場上、学んだことを即実践できる環境でしたので、学んで実践、学んで実践を繰り返すことができました。特に構想力、提案力が身につけられたので、すべてではないですが壁を突破できる確率が上がりました。仕事だけでなく、万年最下位の少年野球チームにコーチとして組織論、人材マネジメント論と一人一人が考える力を養うことを導入し、戦えるチームになっただけでなく、チームを巣立った子供たちが上のカテゴリーでも活躍してくれています。”もしドラ”ならぬ、”もし前(大前研一)”だと思っています。仕事だけでなく、私生活でも実践で活きるという証拠となっています。
学びを無駄にしないために、在学中から自分の仕事で実践するように努めてきました。例えば『現代の経営戦略』では企業を選択し毎月課題に取り組みますが、できるだけ自社を題材にするようにしていました。その結果、業績は向上し入学前に比べて高い利益を出すことに成功しました。卒業後も日常の業務において様々な学びを単独または組み合わせて実践するよう心がけています。
経営企画部に異動したこともあり、BBT大学院で勉強した内容が全般的に役に立っていると感じています。
市場分析や問題発見、子会社の運営など全ての仕事に対して基礎知識を持っているということだけでなく、
それが自信となって新しい仕事にも積極的にチャレンジすることができるようになったと感じています。
まずは視野を広く持つことができました。そして、ビジネスプランのみならず、人材に関する色々な事例を学ぶことで、日々起こる現場での小さな問題があまり気にならなくなったことは大きな収穫だと感じています。また、学習にあたり、実務で行っていることの意味合いも考えながら取り組めたことで、今後も継続すべきこと、無駄であったことなども整理してチームで考えていけるようになりました。
そもそも入学前ではやることのできなかった企業価値算定や会計・決算説明などをやれるようになり、仕事の幅が広がりました。また、組織論やリーダーシップ論を通じて、自分自身を見つめなおす時間が取れ、コミュニケーションが円滑になったとも感じています。このようなスキルによる成長実感に加えて、仕事と学習の両立というハードスケジュールを経験したことで、時間の使い方が効率的になりました。1日の予定を立て、隙間時間があれば有効に利用するなど、漫然と過ごす時間が無くなり質の高い仕事をより多くできるようになりました。