どんな課題が自分に降りかかってきても、決して諦めることなく「絶対に解決策はある」と信じ、問題発見やRTOCSで鍛えられた思考で解決策を模索しやり抜く姿勢が身に付きました。
最初はダメでも、ダメだった理由を考え、次に活かすことで必ず良くなっていくので、そのプロセスを楽しむことも出来る様になりました。
自分の事務所経営や運営団体内ではリーダーとしてふるまうことも必要ですが、「CEOは責任を取る役割」という余語先生の言葉に背を押されて、それ以外のことは得意な方に任せるということができるようになりました。今まではすべて自分が、という意識が強すぎて仕事の幅を狭めていたのではないかと思います。おかれた場所で咲くのではなく、咲く場所を適切に与えることが自分のリーダーシップのあり方と思い、周囲にもそれを理解してもらえることが増えました。
在学中の2年間は、学習・家庭・仕事に全ての時間を割きました。ここまで勉強をし続けたのは大学生以来ですし、仕事と家庭の役割も担うという状況は、人生で最もチャレンジングな環境でした。自身にとって大きな壁を乗り越える事ができたのは、大きな自信に繋がっています。自身で意外に感じていますが、「2年続けたのだから、今後も勉強し続けたい。勉強しない方が置いていかれる。」というマインドセットになった事が最大の変化です。今も仕事に影響のない範囲で外部イベントに参加するなど、ビジネススキルを磨く機会を得ています。また学習に使っていた朝の時間で、リーダーシップや起業に関する書籍を読み漁っています。
現在の仕事においても説明資料の作り方が大きく変わり、業務の中の「分析」のあり方が随所に変化しました。これまでも「伝える」ことはいろいろな場面で大切にしてきたつもりでしたが、論理的に、分析的に、説得力を持って伝えることをより強く意識し直すようになったことは実感しているところです。
そして「もう一度、自分で会社を作ろう」「これまでの自分を総動員した事業に挑戦したい」という決意を固め、行動に移すことが出来たことは、入学時には想定していなかった変化でした。
一言で表すならば、大学院での学びを通じて「自分の頭で考える」という事が習慣・癖になりました。例えば、仕事をする上で「前例に倣う」とか、新聞記事を読んで「文章のまま理解する」といった事が、今思うと入学前は当たり前のようになってしまっていました。しかし、今では本質的にどういう事なのか自分の頭で考え、分からない部分は自ら調べるという行動を無意識にとれるようになりました。この習慣は仕事上で役立つのはもちろん、今後の人生においてずっと自らの武器になるものだと思います。
RTOCSや問題解決思考などの必須講義は、事実や数字を自分で確かめて、自分のもつ能力や知識を最大限に使い切って、結論まで結び付けていくことの重要性を強く認識させてくれました。大袈裟ですが、自分の生き方、考え方を変えたように思います。
入学当時に起業は考えていませんでしたが、様々な学びにより自分のステージが大きく変化しました。関わる人達の影響を大きく受けてチャレンジしてみたい気持ちになり、起業を決意しました。今では大変な事も多いですが、やり甲斐も大きく会社を起業して本当に良かったと感じています。
BBT大学院で学ぶ前は問題に対して本質的な部分を見抜く能力がありませんでした。現象として現れている事に対して対処で終わってしまったり、カイゼンのレベルで解決策を考える事しかできませんでした。BBT大学院で問題解決思考を2年かけてじっくり学んだおかげで発生している問題の本質的な部分へ辿り付くためにはどうしたら良いかを学ぶ事ができ、様々な場面で活かされています。
RTOCSで社長になりきって課題に対する結論を出す訓練を積んだことにより、自社の課題に対する視点が大きく変わりました。
「最高責任者だったらこの課題をどう解決するか」という高い視座を持ち続けて、置かれた状況の中で適切な結論を見出していきたいと思います。
また、BBT大学院では自ら学びを深めるだけではなく、共に学んだクラスメイトや先生方をはじめ、アルムナイや在学生の皆様のネットワークを得ることができました。
この繋がりは、生涯に渡る財産になると確信しています。
ある事柄についての議論をする際、自分なりに論理的に考え、その考えを相手が誰であっても堂々と意見するクセができました。2016年末に行なわれた、経営層も参加する自社の全体会議においても他部門の部門長への質問や、自身の発表に対する社長を含む経営層からの質問にも堂々と答える事ができるようになりました。 BBT大学院で学んだ問題解決のステップを意識しながら考えを整理している事が支えになっていると感じます。