もともと自分の課題として論理的思考や創造力が足りないと感じており、また入社以来同じ業務を担当していたことからも、このままではいけないとの思いを持っていました。しかしながら、自分に自信が無く、自分の得意なことも分からない状態であり、具体的に何をすれば良いか分からない状態でした。
そんな中、幸いにも私は営業として社外の方々と仕事をする機会が多かったので、そこで凄いと感じた人達は何故凄いのだろうかということを考え始めました。私が尊敬する方々は国籍や大学での専攻、職歴も違いますが、一つだけMBAホルダーであるということが共通していました。
徐々にMBAに対する憧れが強くなっていきました。また、特に海外の方は非常に論理的で、自らの専門業務に加えて経営者目線の考えや知識も持ち合わせていることもあり、MBAを取得すれば自分もそうなれる、自分に足りないものを少しでも補ってくれるのではないかと考えました。
30代半ばを迎え、自分の専門領域の知識は高まるものの、経営的な視点、特に財務力に関してはなかなか学習する機会が無かったため、体系的に学ぶことが必要だと感じていました。また独学で学習するよりも、共に学ぶ仲間と出会えることと、将来の選択肢(特に転職)が増えることに期待し、MBA取得を考えました。
縮小傾向にある日本市場は限界が来ていて、世界市場を考えて仕事を進める機会が増えてきていました。
そのような中で、社内研修を通じて、語学としての英語だけではなく、欧米の経済だけではない、いうなれば全球化という意味でのグローバルの要諦を英語で学ぶ事に興味が沸いていました。
そんなときにBBT大学院を知り、遠隔学習で通学の必要もなく仕事を続けながら、学べることに魅力を感じ、入学しました。
グローバルで活躍できる日本人を目標に社会人になりましたが、これまでの自分が積み重ねてきた知識や経験に加えて、もっと幅広いスキルと経験を付ける必要があると実感してきました。これからもグローバルで勝負していくために、MBAを通してより高みを目指したいと考えて、MBA取得を決意しました。
同時にMBAはいつか勉強したいという願望もあり、挑戦せずにいたら必ず将来後悔すると思ったのも理由の一つです。
毎日、通常の業務をこなす日々に漠然とした不安があり、新しい知識や技術を取得して、業務の幅を広げたいと考えました。新たな友人を得て、刺激を受けたいとの思いもありました。最近、周囲に修士の学位を得た友人が増え、雑誌やTVで散見する企業人、芸能人でも散見します。自分も修士の学位を得たいと刺激されたのも理由の一つです。
入学当時はスペイン企業の日本支社に勤めており、頻繁にコンファレンスコール、スペイン本社でのミーティングに参加しました。日本のマーケット状況、業績の分析報告、組織面でのイッシューなど報告する中で、英語で議論する力が弱いと感じていました。ただの報告ではなく”So what?”と聞かれた時に要点をまとめて話すこと、ロジックが一貫せずに説得力が欠ける、相手の話すことに同意するばかりで批判的な視点に欠ける。インフォーマルな場でのコミュニケーションも下手でソフトスキルも未熟でした。そんな中でグローバル企業で働くマネージャーにもとめられるスキルをつけたいと切実に思い、スペインの関係者がほぼ皆MBAホルダーであったことから学ぶ必要性を感じていました。
当時、自分ひとりでは解決できなかった仕事上の大きな課題を、職場の先輩や周囲の方々と一緒になって解決策を考え抜いていくことで、新しい観点からの提案を生み出し、成功を収める事ができた体験がMBAの学びを考える大きなきっかけとなりました。この提案により、お客様からは大変喜ばれ課題解決と同時にミッションを達成する事ができましたが、同時に自分自身の「考える力」が従来からのやり方の中で固まっている事を痛感し、この状態をブレークスルーしてあらゆる問題解決ができる人材へと変貌したいと強く思うようになりました。
実験をしているうちは学生時代に培った化学の知識・経験で対処できましたが、研究戦略を考えるようになると、研究だけでなく、それを取り巻く自社の状況や世の中の動向、他社の動き等を的確に捉えていくことが必要なのだろうなと感じるようになっていました。また、常日頃から“希少性のある人材”になる為にはスキルや能力の掛け算でオンリーワンを目指したいと考えており、「化学×英語×○○」の空白部分に入るものを探している時期でもありました。そんな折、海外でMBAを取得された大学時代の先輩に話を伺う機会があり、「自分の現状を踏まえると○○にぴったりなのはMBAだ」という気づきを得ました。
結論としては、体系的に、かつ短期間に経営学を学び直したいと考えたからです。父から、「読め!」と、大前学長の著書「世界が見える、日本が見える」を渡されたのが、小学校5年生の時でした。それ以来、私は大前学長の著書のほとんどを読み、自分なりに経営学の勉強も行ってきました。しかし、自己流の学習に限界を感じ、より体系的に、かつ短期間に、あらためて経営学を学びたいと感じ、MBA取得を決意しました。
大学時代はビジネスにおよそ関係のない、政治哲学という領域を専攻していたものの、就職を機にビジネスへの興味を強く感じ、経営コンサルティング業界なども視野に入れてキャリアを検討していました。検討する中で、実践する側の方がより学びが多いと考え、メーカーで経理として経営支援を行う道を選びました。
入社以来、財務/会計系の知識の習得のために、自己啓発をしていたのですが、会社での実務において経営管理的な視座に立った業務が増えてくるにつれて、経営に対する興味が強まり体系的に学びたいという思いからMBA取得を目指すことにしました。
『企業参謀』を活用して自社内で有志の勉強会を開催してみたものの、なかなか臨んだような良い議論や学びの場にする事ができず、またOJTでの学びにも限界を感じていたこともあり、自社だけでなく外部の人と接する機会もほしいとも感じていました。