私がBBT大学院の説明会に参加したのは、入社6年目の時、会社業務にも慣れ、自分なりの成長も感じつつあるタイミングでした。ただ一方で、システムエンジニアという範囲の中の知見だけでなく、より広い範囲で自分のための勉強がしたいと感じていた時でもありました。かねてより経営やより広い視野を持つことに興味を持っており、20代で新たなチャレンジをしたいと感じたこともあって、MBA取得を考えました。
2つのきっかけがありました。ひとつはBBT大学院に入学する約1年前にCSR部門に異動したことです。CSR(企業の社会的責任)をより良く果たすためには、企業がどのような機能やメカニズムで動いているのかなど、企業に対する全般的な理解を深める必要があると感じるようになりました。 もうひとつはBBT大学院入学の約半年前に、人材ビジネスに携わる知人と話をする機会があり、危機感を抱いたことです。当時の私は社会人になって約15年が経った頃で、普段の業務にはそれなりに対応することができていました。しかし、知人から他社で活躍する能力も意識も高い人たちの話を聞いて、「業務経験を中心とする現在の延長線上では、知人から聞いたような人たちのレベルに到達することは難しいだろう。」と痛感しました。
グループ企業に出向していた時分、自分の理想実現に必要とする幹とも云えるノウハウがこれまでの学習では身につかず、自分の将来に自信が持てないような心理状態にありました。 そして、社会の動向を見れば、会社も自分自身も大局的には不確実性に対処できなければ、生き残っていけないと考えていました。 そのため私は、当初リスクマネジメント分野を中心とするMBAを提供する欧州の大学院(通信)に進学する予定でしたが、行き着くところ自分自身が主役となり問題を解決することに繋がるスキルを磨けるMBAでなければ意味がないと考え、その分野で実績のあるMBAを学ぼうと方向転換しました。
BBT大学院への入学当初は、外資系のIT企業に在籍していました。当時、特に外資系では即戦力と結果が求められる環境でした。その中で、日々の業務をこなす一方、将来に対する漠然とした不安を感じていました。今から振り返ればおそらく、あまり外の世界を知らなかったことによる不安だったのだろうと思います。そのため、自分がいる環境の外に出、今後のキャリアを考えて体系的に経営を学ぼうと思いMBAの取得を検討するようになりました。