実験をしているうちは学生時代に培った化学の知識・経験で対処できましたが、研究戦略を考えるようになると、研究だけでなく、それを取り巻く自社の状況や世の中の動向、他社の動き等を的確に捉えていくことが必要なのだろうなと感じるようになっていました。また、常日頃から“希少性のある人材”になる為にはスキルや能力の掛け算でオンリーワンを目指したいと考えており、「化学×英語×○○」の空白部分に入るものを探している時期でもありました。そんな折、海外でMBAを取得された大学時代の先輩に話を伺う機会があり、「自分の現状を踏まえると○○にぴったりなのはMBAだ」という気づきを得ました。
マネジャー経験が長くなってきて業務のマンネリ化を感じ始めておりました。そういった中で実戦での知見を学術的な視点から整理し直し、志の高い異業種の仲間と切磋琢磨し、能力にさらに磨きを掛けたい気持ちが大きくなってきていました。
そんな中、会社からのチャレンジのチャンスというきっかけもあり、さらなる高みを求めて、高度な経営学を学ぶことにより、将来の経営人材、グローバル人材となるべく一念発起して志願させていただきました。
「自身の経営に関する能力を伸ばしたい」と前向きな危機感をもったことがきっかけです。
仕事の上では、日々状況変化し他社との競争が激化していました。そのような中で、他社と差別化し競争に勝ち抜くために、経営管理的な考え方や知識を書籍等から学んできましたが、実践で応用していく部分が不足しており、独学での限界を感じていました。
また、台湾で生活する中で、能力が高く独立志向の強い台湾人の生き方を間近で見る機会が増え、ビジネスの最前線に立っている30代前半の今、論理思考力、問題解決力、構想力などをしっかり身につけ新たな価値創造をし現状を打破していかなければ、世界の同世代のビジネスマンに差をつけられてしまうなと感じていました。
私の勤務先は新たな提案や挑戦を歓迎してくれる会社なので、入社以来、常に「こんなプロジェクトを立ち上げたい」「このレベルに挑戦したい」と、チャレンジし続けることができました。その時々で、自分のミッションや課題に精一杯取り組むことで、毎日仕事を楽しんでいましたし、またやりがいも感じていました。しかし、「がむしゃらに仕事をやっているだけでは学べるものが限られてきていて、自分の成長が鈍化しているのではないか。」と感じるようになりました。
新たなチャレンジングな何かを見つけ、自分自身が成長し、ジャンプアップするための刺激を得たい。それには転職や起業という選択肢もあったかもしれません。しかし、当時の私は、社外の同年代・同ポストの人たちとの間で、ビジネスに関するディスカッションを行うことを通じて、自分のスキルを棚卸ししながら、自分自身の課題を発見し、そこを埋めていきたいと考え、大学院進学を決めました。
結論としては、体系的に、かつ短期間に経営学を学び直したいと考えたからです。父から、「読め!」と、大前学長の著書「世界が見える、日本が見える」を渡されたのが、小学校5年生の時でした。それ以来、私は大前学長の著書のほとんどを読み、自分なりに経営学の勉強も行ってきました。しかし、自己流の学習に限界を感じ、より体系的に、かつ短期間に、あらためて経営学を学びたいと感じ、MBA取得を決意しました。
MBA取得を考えたきっかけは、今後の社会人生活において飛躍できるよう自分自身をバージョンアップしたいと考えていたためです。
私は、新卒でNTTに入社し法人営業部門で技術営業をプリセールSEを経験しました。30歳を超えた頃から日本国内にとどまらず、海外でも活躍できるビジネスパーソンを目指したいと考え、2008年にマイクロソフトに転職いたしました。しかしながら、グローバルに展開する企業の一員として業務を遂行する中で、経営的な思考と英語力が自分の弱みとして強く感じるようになりました。
各種ビジネス書や英会話スクールに通学するなど自学自習に取り組んではおりましたが、ビジネススキルを体系的に学ぶ手段としてMBA取得を検討していました。
福祉業界では素晴らしい理念を持って運営をされている法人が多いのですが、その理念を実現するために理念を行動に落とし込んで具現化するということが弱いと感じていました。具体的には組織のミッションを達成していくため物事を進めていく力や組織内の問題を解決していく力といったものです。そういった中で組織のミッションを達成していくためには、援助する技術や介護する技術などの個人的なスキルをいくら上げても解決できないと結論に至り、組織の理念を実現するためには経営を学ぶ必要があると思い某ビジネス雑誌を読みあさっていたところMBAというものがあるということを知り、自分の条件に合うBBT大学院への入学を決意しました。
業務環境が変わり、これまでのスキル・能力で対応し切れない状況に対峙することとなりました。そのような中で、自分のビジネス遂行能力を高め、何とかこの世界での生き残りをかけていきたいという切迫した気持ちもありました。以前から大前学長の著書は拝読していたため、問題解決力の習得には特に強い関心を持っていました。そのような「身近に迫っていた危機」の一方で、将来より一層自分自身の人生を豊かで楽しいものにしていきたい、切り拓いていきたいという気持ちもあり、それら併せて新しいスキルを獲得したいなという想いにつながっていきました。
入学時は入社5年目で、当時は賃貸マンションの営業・広告戦略の立案および実行を担当業務としていました。入社から日を重ねるごとに、知識・経験の積み上げにより仕事の質・スピードは上がっていたし、取引先との付き合いが長くなることでスムーズに事が運ぶようにはなっていましたが、同時に成長の鈍化や限界を感じるようになっていました。日常業務の延長線上には目指すものはないであろうという思いから、このままでは自分が触れることのない幅広い知見を得るためにMBA取得を考えました。
以下の3つが挙げられます。
1)不安:IT業界で10年働き、視野や交流関係が狭くなっていることへの気づきと焦り
2)不満:このままでいいか、という惰性や堕落、昔描いた夢やあこがれの仕事からの遠ざかり
3)不足:ただの専門技術者ではなく、世界で通用するグローバル人材となるためのスキル不足