新卒として現在の会社に入社し、初任配属は比較的多忙な現場でした。入社2年目頃までは、実務を日々こなすことで精一杯でしたが、徐々に仕事に慣れ、自身の総合職としての役割の在り方や、物流現場の改善に強い思いを抱きました。その反面、自身のスキルやマインドセットでは、実現は難しいと考え、大学院への入学を決意しました。
今考えれば、ロジスティクスやSCMを専攻するという道もあったと思いますが、その当時からの考えとして、日々の改善では抜本的な解決に至らないのではないかと考えていたため、より企業経営活動を包括的に学ぶことができるMBAを取得することを考えました。
第一子を妊娠した頃はまだスタッフ職でした。社内を見渡しても管理職の女性は独身の方ばかりで、子供を産んで育児休業を取得することがキャリア・ブレイクのように感じました。子供が生まれても、男性は休業しなくても済むのに、女性は物理的に休業を取得することになる。男女の能力に差がないのに、休業したことで昇格などが遅れるのではないかと、ネガティブな気持ちになりました。そこで、第一子、第二子の育児休業中に、社労士やキャリアカウンセラーの勉強をし資格を取りました。
そして、第三子を妊娠した頃、上司や役員に様々な企画を出すも採用してもらえないことが続きました。アイディアや着眼点はいいはずなのに、説得することができない自分にもどかしさを感じ、論理的思考やマーケティング・分析などを含め体系的に経営学を学び、自分のやりたいことを実現する力を身につけたいと思ったのが、MBAを目指そうと思ったきっかけです。
社会人を5年経験し、社会人としての礼儀や自分の仕事に関わる知識は身に着ける事が出来たのですが、ふと会社全体や社会全体を考えた時にそれを理解する力が足りないと感じました。「このままではいけない、経営に関わる知識を手に入れる事で経営者の視点を、会社や社会を俯瞰する力を手に入れる出来るようになるのではないか?」と感じ、入学を決意いたしました。
目標に掲げた将来像に近づく自身がなかったのと、自ら描くストーリに理論性もなく根性だけで進んでいる自分に気付きました。 もっと効率良く考え、自ら描くストーリーに自信を持って突き進んで行ける自分になりたいと考えたのが、MBA取得を目指そうと決めたきっかけでした。
顧問先を定期的に訪問するなかで、人事労務に関する相談を会社担当者(社長や人事担当など)から受けますが、自分が専門とする人事分野からだけしか会社を見ていなかったため、経営者視点でのアドバイスが出来ず、顧問先にインパクトのあるアドバイスが出来ないことに力不足を感じていました。
また、士業も「資格を持っていれば安心」という時代はすでに終わり、顧客に対して何が出来るのか、どうやって自分を選んでもらうべきか、いかに生き残っていくかを常に考えていました。
士業の将来性に対して漠然とした不安しかなく、専門分野以外に何か強みとなるような付加価値を得たいと考えていていました。
社会人5年目のある仕事で、自分の無力さを感じたことが、大きなきっかけです。
1人では企画を立てられない、人脈も無い、そもそもビジネスの基本を知らない、という状態。
自分の無能さ・無力さに大きな危機感を抱いていました。
力は無いけど時間はあるので、ビジネス書を貪り読んでいましたが、イマイチ結果が出ない。
これはもう、頭の使い方から変えなきゃダメだと感じ、BBTの「問題解決必須スキルコース」を受講。
その結果、頭の使い方がガラリと変わり、企画や戦略立案ができるようになった上、資料作成やプレゼンのレベルも向上。BBTの学びの効果を実感しました。
その学びをきっかけに、より経営に近い仕事ができる能力を身に付けたいと思うように。となるとMBAですが、結構な費用もかかる。
かなり躊躇しましたが、妻の「死ぬときに後悔するくらいなら、やったら?」という一言で背中を押され、入学を決意しました。
目標とする議員も見つからない中で模索しながら市議としての仕事と勉強をしていました。億単位の予算が付いた事業の賛否など、多くの議案を突き詰めて検討するとき自分の能力の限界を感じていました。市議会議員の任期4年のうち2年が経過したとき、「ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門」という本を読み、MBAは議員にとって必要な知識だと感じ、学ぶことにしました。
入学当時はスペイン企業の日本支社に勤めており、頻繁にコンファレンスコール、スペイン本社でのミーティングに参加しました。日本のマーケット状況、業績の分析報告、組織面でのイッシューなど報告する中で、英語で議論する力が弱いと感じていました。ただの報告ではなく”So what?”と聞かれた時に要点をまとめて話すこと、ロジックが一貫せずに説得力が欠ける、相手の話すことに同意するばかりで批判的な視点に欠ける。インフォーマルな場でのコミュニケーションも下手でソフトスキルも未熟でした。そんな中でグローバル企業で働くマネージャーにもとめられるスキルをつけたいと切実に思い、スペインの関係者がほぼ皆MBAホルダーであったことから学ぶ必要性を感じていました。
シンガポール人の同僚が、会社を休職してまでMBAを取得し、スキルを修得していました。自己研鑽とともに貪欲に昇進を狙っている姿を見て、社会人になってから学びを止めている自分はグローバルな市場では勝てない、と言う危機感を感じました。私の場合はMBAを取得するためというよりも、実務に即使えるスキルを学びたいと思っていました。
プレイヤーだった私が、組織の長としてチームのマネージメントを任された時に自分自身の限界を感じたことがきっかけでした。私の担当していた製品も、良いものを作れば売れた時代が終わり、顧客にとって本当に価値あるものしか選ばれない厳しい競争環境に突入しており、もはや今までの延長線上には未来がないことを痛切に感じていました。しかし、実務においては経験、勘、度胸を中心とした目標達成のためのPDCAを繰り返しているのが実態。私は自分自身の能力の限界を感じながらも、リーダーとして進むべき目標や方向性を明確に示しチームの成果を最大化できる人間になりたいという強い思いを抱いていました。それがMBA取得の動機です。