まず入学前には妻へ入学の相談とともに学習時間について相談しました。BBTの説明会に参加した際に、学習時間の目安が週に20~30時間と伺っていたので、平日就業後2時間、土日時で10時間を最低ラインの学習時間に設定しました。初めはこのプランで学習を進めていましたが、学習時期によって必要な学習量が異なり時間が足りない事に気付きました。そこで、起床時間を2時間程度早めるよう生活習慣を改善し、仕事においても訪問計画を見直することで時間を捻出しました。そうすることで、科目が複数重なる期間は30時間以上、試験期間は有給休暇を取るなどして40時間程度の学習時間を確保していました。
通勤を入れると10時間程度は仕事時間に充てられます。加えて食事で2時間とすると残り12時間をどう過ごすのかがポイントになります。私は受講中の科目で学長科目に最も時間を割き、平日は3時間の勉強時間を確保していました。その通りに行かない週は土日で挽回するという方法をとって何しろ自分時間の確保とスケジュール管理を徹底しました。
毎週RTOCSを行わなくてはならないので、隙間時間をうまく活用しても時間が足りません。ゴールデンウィークなども勉強の時間にある程度は使う必要もあり、家族の協力は必要不可欠です。では、それを利用すればいいと考えましました。私には、中学生と小学生の子どもが二人います。「お父さんが勉強をしているのに、あなたたちはなぜしないの」と、良く話しかけていました。お父さんもやっているから、仕方ないというような形で、子どもも勉強をしていました。妻には、私も子どもも勉強しているのだから、あなたも資格を取ってみては。と言って通信教育をやるようになりました。みんなで勉強をして、勉強を家族の行事にしました。
学長のお話の中に自分を変えるには「付き合う人を変える」「時間配分を変える」「場所を変える」というのがありますが、私がいわゆる3立(仕事・家族・学びのバランス)を実現するには、自分を変えることからでした。いくらオンラインで自分のタイミングで学習できるからといって24時間が変わるわけではなく、効率的な学習の実現が必須でした。このためには自分を変えるしか無いと思い、先に記述した人・時間・場所を変えていくことを実践しました。これにより、自ずと仕事・家族・学びのバランスが生まれてきました。私の場合、少しでも経営のことを考えるために自身の行動や発言も変えていき、結果的に周囲から最近言うことが変わってきたなどと言われるようになってしまいました。ただ、いずれも自身の限界突破を目的にしたMBAでしたので、この際思い切って自分を変えるつもりで取り組んだことが結果的なバランスを生んだように振り返ります。
自分の生活スタイルや趣味の時間は絶対に変えたくなかったため、「時間管理を徹底すること」に注力しました。具体的には、やるべきことを紙に書き出し、期限を定め、それをこなすための必要な時間を予測します。そして、いつやるかまでを決め、それぞれを一週間のカレンダーの中に書いてしまいます。こうすることで「今忙しいし、後でやろう」ということがなくなります。どうしても時間が取れない場合でも、カレンダーに書かれた予定を移動させればよいだけです。(私はGoogleカレンダーを使っていました。)時間とタスクを全て可視化することで、自分の限界時間や無駄が分かり、時間の使い方が上手になりました。「やりたいことを、全部やる」ためには、徹底した自己管理が不可欠です。
仕事もプライベートも勉強もついついやり続けて時間オーバーになってしまう傾向がありました。時間管理ができていないとどの時間も大変になってしまい継続が難しいと痛感し、プライベートと仕事、勉強のスケジュールを全体、月、週、日と設定する様にし、短時間で仕事と勉強に成果を出すクセをつけ、プライベートの時間もとる計画を心がけました。
また5年での卒業に切り替えることで何かを犠牲にすることなく学びの時間を継続できました。
BBT大学院入学前と今では1日24時間のタイムスケジュールが大きく変化し、修了後の今でも当たり前のように勉強する習慣が身に付いております。独身ということもあり、家族に気を遣わずとことんやれるだけ勉強に取り組むことができました。仕事とプライベートのバランスの取り方は人それぞれ違って良いと思うので、是非とも御自身が考えるバランスを大切にして過ごしていただけると良いかと思っております。
一般的な通学型MBAの場合、2年間は週末が授業で埋まります。授業後は毎回、人脈づくりをかねた懇親会があるのが通例です。キャリアパス形成に向けてMBA取得を考える時期と、子供が小さくて週末家をあけることが許容されにくい家庭環境である時期は重なる場合が多いと思います。そのためMBAへのチャレンジをためらわれる方も多いのではないでしょうか?
BBT大学院は通学不要ですので、休日の昼間はプライベートにあて、夜間は学習にあてることができました。懇親会も月に1回程度です。子供が小さかったので妻からも「家にいて子供の相手もしているので安心感がある」と大きな不満がでることはありませんでした。私は出張族でしたので、平日の移動時間や宿泊先で集中できる学習時間を取ることができました。より週末の学習負担を軽減し、プライベートとバランスできる環境であったとは思います。
日々の通勤、営業活動における出張等の移動時間において講義を受講するなど、とにかく空いた時間を利用して勉強しました。もちろん帰宅後は一定時間確保のうえ勉強し、また土日も特に旅行等の予定が無ければ勉強していました。一貫していたのは、「空き時間を充てる」ことでした。
大学院に入学時は、自社では長時間労働で、月150時間の残業は当たり前だった。そのためBBTの学びについていけるか心配だった。しかし3年以上かけて卒業している卒業生も多いと聞き、その心配は払しょくしたが、3年では卒業したいとは考えていた。入学してからは、最低2時までは勉強しようと決め、4時間睡眠は確保しようと考えていた。時にはBBTの勉強ができない日もあったが、土日に15時間以上掛けたりと、週単位で帳尻を合わせることはできた。ちょうどBBTに入学し1年半経った時に自社でも残業時間削減の取り組みが始まり、2年後半からは時間的に余裕ができ、学びの幅を得るために関連書の読書もできるようになった。
一方、小学生時期から始めたサッカーは、大学院時はあきらめることとした。いまは卒業して再開しているが、さらにサッカーが愛おしくなったことと、BBTの学びから組織力アップにつながっている。